博報堂 ビッグデータで日立と提携 「きっちり仕事すれば文句言われない」社風 2013年2月28日 今日の口コミ&年収 ツイート 広告代理店大手の博報堂は日立製作所と提携し、ビッグデータを活用した販促請負サービスを4月から開始する。日立が解析したビッグデータに、博報堂が独自データを加味し、商品に合わせた販促策を顧客に提案する。 両社は新サービスを始める受け皿組織として「マーケット・インテリジェンス・ラボ」を設立。それぞれ10人程度の社員を派遣する。解析に使う専用ソフトウエアの開発などを進め、消費者行動の予測精度を高める。 ビッグデータとは、通常のデータベース管理ツールなどでは取り扱いが困難な巨大なデータの塊。そのデータ量は数百テラバイト(テラは1兆バイト)から数ペタバイト(ペタは1000兆バイト)に達する。調査会社によると、ビッグデータの関連事業は20年度に1兆円と、11年度の5倍以上に成長する見通し。 ビッグデータの活用は大手メーカーなどで広がりつつあるが、中小企業では解析ノウハウが乏しく、活用しにくい面がある。博報堂は中小企業のビッグデータ活用を支援することで、需要を取り込み、3年後をメドに300億円程度の売上高を目指す。博報堂は新事業を成功させられるだろうか。キャリコネの口コミを見てみよう。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 広告代理店は「アイデアが飯の種」と言われるが、その意味ではアイデアを生みやすい職場環境があるようだ。例えば、マーケティングの男性社員(30代前半)は、次のように述べている。 「大きな会社ではあるが、良いアイデアは年次に関係なく採用される。かつ仕事も若いうちから任せてもらえることが多い。特に企画職については、組織ではなく個人指名で仕事が来ることが多い」 また、アートディレクターの男性契約社員も、こう言う。 「仕事さえきっちりすれば、あまり文句は言われない。職種間もボーダレスで、何でも相談できるから新しい事が生まれやすい。飲みながらも常にブレスト。仕事も遊びも境目がない」 同社関係者は「自由な社風だが、結果を残さないとすぐに干される。早い話がワーカホリックでなければ勤まらない会社」と話している。自由の代償として、結果責任は、きっちりと負わされているようだ。 また、この関係者は「『博報堂は仕事が遅い』と良く叱られる。ブレストと言う名の雑談が多く、結論まで時間がかかるのが原因。このぬるま湯から脱却しないと、中途半端な博報堂は早晩難しい局面に立たされる」と心配している。 一方、広告業界関係者は「ビックデータ事業はIT企業と組まないと成功が覚束ない難しい商売。その組んだ相手が日立。企業文化が水と油ほど違う。この組み合わせに一抹の不安が残る」と語っている。
博報堂 ビッグデータで日立と提携 「きっちり仕事すれば文句言われない」社風
広告代理店大手の博報堂は日立製作所と提携し、ビッグデータを活用した販促請負サービスを4月から開始する。日立が解析したビッグデータに、博報堂が独自データを加味し、商品に合わせた販促策を顧客に提案する。
両社は新サービスを始める受け皿組織として「マーケット・インテリジェンス・ラボ」を設立。それぞれ10人程度の社員を派遣する。解析に使う専用ソフトウエアの開発などを進め、消費者行動の予測精度を高める。
ビッグデータとは、通常のデータベース管理ツールなどでは取り扱いが困難な巨大なデータの塊。そのデータ量は数百テラバイト(テラは1兆バイト)から数ペタバイト(ペタは1000兆バイト)に達する。調査会社によると、ビッグデータの関連事業は20年度に1兆円と、11年度の5倍以上に成長する見通し。
ビッグデータの活用は大手メーカーなどで広がりつつあるが、中小企業では解析ノウハウが乏しく、活用しにくい面がある。博報堂は中小企業のビッグデータ活用を支援することで、需要を取り込み、3年後をメドに300億円程度の売上高を目指す。博報堂は新事業を成功させられるだろうか。キャリコネの口コミを見てみよう。
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広告代理店は「アイデアが飯の種」と言われるが、その意味ではアイデアを生みやすい職場環境があるようだ。例えば、マーケティングの男性社員(30代前半)は、次のように述べている。
「大きな会社ではあるが、良いアイデアは年次に関係なく採用される。かつ仕事も若いうちから任せてもらえることが多い。特に企画職については、組織ではなく個人指名で仕事が来ることが多い」
また、アートディレクターの男性契約社員も、こう言う。
「仕事さえきっちりすれば、あまり文句は言われない。職種間もボーダレスで、何でも相談できるから新しい事が生まれやすい。飲みながらも常にブレスト。仕事も遊びも境目がない」
同社関係者は「自由な社風だが、結果を残さないとすぐに干される。早い話がワーカホリックでなければ勤まらない会社」と話している。自由の代償として、結果責任は、きっちりと負わされているようだ。
また、この関係者は「『博報堂は仕事が遅い』と良く叱られる。ブレストと言う名の雑談が多く、結論まで時間がかかるのが原因。このぬるま湯から脱却しないと、中途半端な博報堂は早晩難しい局面に立たされる」と心配している。
一方、広告業界関係者は「ビックデータ事業はIT企業と組まないと成功が覚束ない難しい商売。その組んだ相手が日立。企業文化が水と油ほど違う。この組み合わせに一抹の不安が残る」と語っている。