いすゞ自動車 ディーゼルエンジンに注力 意外と多い「海外との仕事」 2013年4月10日 今日の口コミ&年収 ツイート いすゞ自動車は、産業用と船舶用のディーゼルエンジンの販売専門会社「いすゞ自動車エンジン販売」(本社:千葉県市原市)を2013年4月1日付けで設立した。資本金は9000万円、いすゞの全額出資。 新興国を中心とした建機需要を背景に、産業用ディーゼルエンジンの需要が大きく伸びると判断。「いすゞ自動車首都圏」など国内4つの販社が手掛けていた産業用エンジンの販売を「いすゞマリン製造」に統合し、「いすゞ自動車エンジン販売」へと名称変更する。 今回の販社設立により顧客ニーズへの対応力を高め、産業・船舶用エンジン販売台数を3年後に現在より30%増の2万台にまで伸ばす計画だ。 いすゞ自動車は国内で小型トラックシェア1位、普通トラックシェア2位のメーカー。ディーゼルエンジンの販売でも独自の強みを発揮している。 一時は米ゼネラルモーターズの関連会社だったが、2006年4月に資本関係を解消、同年11月にはトヨタ自動車と資本・業務提携を開始している。トヨタグループの日野自動車とは、バス事業の統合や、乗用用ディーゼルエンジンの開発などで連携を行なっている。 いすゞは、自動車・船舶・産業用ディーゼルエンジン技術を得意としており、トラックとともに日本だけでなく、アジアや米国、ヨーロッパで生産を行なっている。中期経営計画でも、新興国や資源国で優位性のあるポジションを確保するため、海外展開を強化するとしている。 やる気があれば「海外の技術者との交流」も可能 キャリコネの口コミでも、海外がらみのものが目につく。ある20代の技術職の契約社員は「自分が加工・組立した自動車が世界中の街を走ることにやりがいを感じます」と答えている。高度成長期を迎える東南アジアでは、トラックやエンジンの需要は当面まだまだ伸びていくことだろう。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 代理店営業の20代男性は、自社が得意とするディーゼルエンジンが「今後自動車業界で生死を分ける環境技術、途上国、低コストというキーワードに合致している」として、自社の事業に誇りを抱いている。 研究開発職の40代男性によれば、グローバルに展開している会社なので「開発の担当者でも海外出張は多い」という。やる気があれば「海外の技術者と交流しながら仕事を進められる」と、仕事に大きなやりがいを見出している。 一般的な乗用車メーカーではないのであまり知名度は高くないが、海外で仕事をしてみたい人には意外といい機会があるのではないか。
いすゞ自動車 ディーゼルエンジンに注力 意外と多い「海外との仕事」
いすゞ自動車は、産業用と船舶用のディーゼルエンジンの販売専門会社「いすゞ自動車エンジン販売」(本社:千葉県市原市)を2013年4月1日付けで設立した。資本金は9000万円、いすゞの全額出資。
新興国を中心とした建機需要を背景に、産業用ディーゼルエンジンの需要が大きく伸びると判断。「いすゞ自動車首都圏」など国内4つの販社が手掛けていた産業用エンジンの販売を「いすゞマリン製造」に統合し、「いすゞ自動車エンジン販売」へと名称変更する。
今回の販社設立により顧客ニーズへの対応力を高め、産業・船舶用エンジン販売台数を3年後に現在より30%増の2万台にまで伸ばす計画だ。
いすゞ自動車は国内で小型トラックシェア1位、普通トラックシェア2位のメーカー。ディーゼルエンジンの販売でも独自の強みを発揮している。
一時は米ゼネラルモーターズの関連会社だったが、2006年4月に資本関係を解消、同年11月にはトヨタ自動車と資本・業務提携を開始している。トヨタグループの日野自動車とは、バス事業の統合や、乗用用ディーゼルエンジンの開発などで連携を行なっている。
いすゞは、自動車・船舶・産業用ディーゼルエンジン技術を得意としており、トラックとともに日本だけでなく、アジアや米国、ヨーロッパで生産を行なっている。中期経営計画でも、新興国や資源国で優位性のあるポジションを確保するため、海外展開を強化するとしている。
やる気があれば「海外の技術者との交流」も可能
キャリコネの口コミでも、海外がらみのものが目につく。ある20代の技術職の契約社員は「自分が加工・組立した自動車が世界中の街を走ることにやりがいを感じます」と答えている。高度成長期を迎える東南アジアでは、トラックやエンジンの需要は当面まだまだ伸びていくことだろう。
【その他の口コミ&年収記事はこちら】
代理店営業の20代男性は、自社が得意とするディーゼルエンジンが「今後自動車業界で生死を分ける環境技術、途上国、低コストというキーワードに合致している」として、自社の事業に誇りを抱いている。
研究開発職の40代男性によれば、グローバルに展開している会社なので「開発の担当者でも海外出張は多い」という。やる気があれば「海外の技術者と交流しながら仕事を進められる」と、仕事に大きなやりがいを見出している。
一般的な乗用車メーカーではないのであまり知名度は高くないが、海外で仕事をしてみたい人には意外といい機会があるのではないか。