• リクナビに聞いてみた! 「地獄のミサワ」とコラボした理由って?

    就活サイトのリクナビが漫画家「地獄のミサワ」とのコラボ広告を展開し、話題になっている。

    地獄のミサワはシュールな絵柄とウザいセリフを語る作風が特長。寝てない自慢をする男やネットの話題に知ったかぶりする男など「いるいる、こういうヤツ」と笑ってしまうネタ画像で人気を博している。

    しかし、なぜいま「リクナビ」に「地獄のミサワ」なのだろうか?

    「就活のスケジュール管理? ぜーんぶ、親」

    今回のリクナビのコラボ広告は、同社の就活生向け新サービス「OpenES」と「就活マネージャー」のリリースにともなって行われたもの。

    11月14日以来、ポスターや電車の中吊り広告、テレビCM(オンエアは一部地域)がスタートしており、地獄のミサワの描く就活OBが「就活で大変だったこと自慢」を得意満面の表情で語ってくれる。

    「俺がエントリーシート書き続けて実際1時間しか寝てなかったってどこ情報よ~?」
    「就活のスケジュール管理? ぜーんぶ、親」

    といった具合で、まさに“安定のウザさ”だ。

    ツイッターなどでも目撃情報が相次いでおり、

    「やばい、じわじわくるw」
    「種類がいろいろあって、電車乗るたびにちょっとした楽しみ」

    と比較的好意的に受け止められているようだ。

    なぜこのようなコラボレーションを企画したのか? キャリコネ編集部で、リクナビのプロモーション担当・小野田加奈子さんに聞いてみた。 

    「就活の大変さ」をうざったいくらいアピール

    「今回の『OpenES』と『就活マネージャー』は、就活の負担を軽減する新サービス。まだ就活をしたことがない学生にサービスの便利さを伝えたい、というのがそもそもの狙いです」

    「OpenES」とは、エントリーシートや履歴書の作成と提出を効果的に行えるサービス。共通化できる項目をあらかじめWeb化し、簡単に企業へ提出できる機能だ。「就活マネージャー」はスマホアプリで、就活時の予定を一括管理できる。

    エントリーシート作成やスケジュール管理にかかる時間や労力を削減できるのだが、それがどれだけ便利なのか、就活未経験の大学生には想像しにくい面もある。

    そこで、まずエントリーシート作成などの「就活の大変さ」を、親しみやすくイメージしてもらおうというのが地獄のミサワを起用した理由だ。

    「地獄のミサワさんが描く“就活OB役”に大変さを強調して語らせることで、学生たちが話題に取り上げやすくなるのでは、というのが狙いです。これをきっかけに新サービスの機能や便利さを知ってもらえれば」

    確かに、就活の大変さをうざったいくらい過剰にアピールするのなら、地獄のミサワのキャラクターが最適だろう。自然と情報が刷り込まれ、いざ就活に挑むときに「使ってみるか」と思い出すかもしれない。

    「このコラボは極秘で進めていたため、社内からも『これまでのリクナビのプロモーションとは異なるアプローチで意外』という声や『斬新で面白い』という声が聞こえましたね」

    実際、このコラボには「組み合わせのギャップに驚く」「面白い」と、外部からも好意的な意見が多いそうだ。今回のテレビCMはYouTubeからも全バージョン閲覧することができる。

    この戦略は奏功したようで、広告の公開以来、ツイッターやFacebookなどのSNS上での関連投稿は同社が把握しているだけでも数千~万単位で拡散中。現在も増え続けているという。

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