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勉強しないし、忍耐力もない? 「付属校出身者は就活で不利」は本当なのか
2015年卒の就職活動が佳境を迎えつつある中、とある「就活女子」が運営しているブログに興味深い記事が投稿された。なんでも、ある私立大学の付属校出身の友人が「就活では付属(出身)というだけで不利になる」という噂を心配しているというのだ。
これを聞いた「就活女子」は、一般入試の学生は勉強方法が洗練されており、大学に入ってからも頑張って勉強しようという心構えができていると考察。一方、「付属校あがり」は大学で最初から仲間がいるため講義中も態度が悪い。こうした印象を社会人も持っているのではないか、という。
食品メーカーは「絶対ダメ」とコメント
実際のところ、企業の採用担当者はどう思っているのか。日経新聞の学生向けコーナー「就活探偵団」が同様のテーマで2012年12月に特集している。
「採用選考で高校の名前まで見るってホント?」という質問に対し、ソニーやJTBといった大手企業は「関係ない」と回答。しかし、ある食品メーカーは「付属校上がりは絶対ダメ」とコメントしている。
その理由は、大学受験は学力や忍耐力を鍛える好機で、そこを切り抜けているかどうかは人材の差になる、というのだ。ネット上にも、メガバンク行員が「慶応内部進学組はかなり実力が見劣りしていて、結果的には辛酸を舐めているケースが多い」と投稿している。
しかし、付属校出身者は本当に実力がなく、就職に不利なのだろうか。都内企業に勤める29歳の有名私大OBは、噂されている内容にうなずける部分もあるが、実際には内部進学者が有名大企業に就職しているケースが多かったという。
「IT系とかクリエイティブ系は強かったかも」
このOBによると、付属校が就活に有利な理由は、なんといっても「要領のよさ」があるという。大学ではあまり勉強熱心ではないが、ポイントを押さえて単位を取得することに長けている。
付属校の入試はそれなりに難しく、早くからレベルの高い環境で揉まれていることが関係しているのかもしれない。家庭の経済状況が裕福で、小さいころから塾通いをしている人も多かったという。
また、文系より勤勉さが必要とされる理系学部では、一般入試の学生が優秀で、自分の周囲では就職もよい傾向があったという。
これ以外にも、有名私大の付属校であれば人脈を期待されてマスコミなどの業界に就職しやすいと言われている。高校から有名私立に行ける家庭の親は、より強いコネを持っている可能性もある。付属校出身者には強みと弱みがあり、「就活で不利」とは一概には言えないようだ。
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