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ゆとり世代が求める「理想の上司」 ポイントは「面倒見のよさ」
「面倒見がよくて人としても尊敬できる」。人材サービス会社が行なったアンケート調査で、今年の新入社員が求める「理想の上司」像が浮かび上がった。
中小企業に採用や人材育成サービスを提供しているジェイック(東京都)が2014年度に入社する新入社員516人に、「上司との関わりに期待すること(3つ選択)」を聞いたところ、「ダメなところはきっちり指摘してほしい」(21%)が最も多い結果となった。
次に多かったのが、「どんどん成長させて欲しい」(16%)で、その後には「指示は具体的に出してほしい」(12%)、「仕事は丁寧に教えてほしい」(9%)と続いた。
一緒に働きたくない上司「人として尊敬できない」
今年の新入社員はいわゆる「ゆとり世代」にあたる。マイペースで、あまり自分から積極的に動こうとしない、などと言われることもある世代だ。ジェイック社も今年の新入社員について、
とコメントしているが、そうした背景もあって、上司に「面倒見のよさ」を求める傾向が強いようだ。
一方で、「一緒に働きたくない先輩・上司のタイプ」について聞いたところ、「人として尊敬できない」(22%)、「責任をとらない」(15%)といった項目のほかに、「言うこととやることが違う」(24%)、などの項目が上位に並んだ。
これらの回答をまとめると、責任感があって有限実行、新人の面倒見もよくて人間的にも尊敬できる、というのが理想の上司になりそうだ。そういう上司の元に配属されれば言うことなしだが、実際はかなりハードルが高い。
忙しい職場だと、日々の仕事に追われて人としてどこかが欠けてしまっている上司も多い。新入社員が幻滅してしまうことも多々あるはずだろう。だが、そこで絶望せず、自分が将来上司になったときに、後輩から「理想の上司」と慕われるよう頑張ってもらいたいものだ。
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