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「海外にはアキバないからムリ」 ドメスティックな新入社員が過去最高
日本能率協会が2014年度の新入社員を対象に「海外赴任をしたいか」とアンケートを実施したところ、「したくない」と答えた新入社員が57.7%で過去最高となったという。
国内市場の縮小で活路を海外に求める企業が多い中、新入社員は逆に国内志向を強めているようだ。グローバル要員を確保したい大手企業には頭の痛い結果となった。
グローバル化は「会社には好機」と理解しているが
同じ調査で、グローバル化は「日本企業にとって好機」と認識している新入社員は75.3%いるし、グローバル化は「自分も当事者である」と答えた人は78.2%にのぼっている。
それでも「海外赴任をしたくない」ということは、会社がグローバル展開し、同僚たちが海外に行こうとも、自分は日本の会社に勤めたいということになる。ツイッターには、
といった書き込みも見られる。やはり現代日本の大都市は、いまの若者にとって魅力的な場所なのだろう。回答者からは「海外赴任をしたくない理由」として、次のようなものがあがっている。
高度成長期とは異なり、現在の海外赴任地は、欧米ではなく東南アジアやインド、アフリカなど新興国ばかり。成長性は高いが、先進国のような清潔で快適な環境ばかりではないのは確かだ。
海外赴任者「したくない理由は良くわかる(苦笑)」
著書「若者よ、アジアのウミガメとなれ」(ゴマブックス)で、アジアの可能性を説く加藤順彦ポール氏は、ツイッターで現状をこう嘆く。
その一方で、日系企業の上海オフィスに「海外赴任中」というツイッターユーザーは、「記事の中の『海外赴任したくない理由』は全て良く分かる(苦笑)」と心中を明かしている。
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