-
-
【関連記事】
-
企業ニュース
アクセスランキング-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
-
6
-
7
-
8
-
9
-
10
働きやすい企業ランキング
-
| 転職・就職に役立つ情報サイト キャリコネ
グーグル創業者が語る働き方の未来 「もう必死に働かなくて良いんじゃない?」
グーグル共同創業者のラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が、「仕事」や「労働」についてユニークな議論を交わしている。2014年7月3日にベンチャーキャピタルが開いた年次カンファレンスで、公開インタビューに応じたものだ。
この様子は英文で書き起こされ、即座にネットに公開されている。議論は、主催するベンチャーキャピタルの創業者で司会のビノド・コースラ氏が、こんな話を振ったことから始まった。
不必要な活動が「忙しさや環境破壊の元凶」
グーグルが開発するコンピューターやアルゴリズムが、雇用をなくしてしまうのではという指摘だ。しかしこれにラリー・ペイジ氏は、今はもう十分「豊かな時代」なのだから、必死になって働く必要はないのでは、と語る。
ペイジ氏は、「もう必死に働かなくて良い」ということを人々がまだ認識していないと不満のようだ。何かやることがないと「不幸になる」と思い込んでいて、生産的な活動をして「必要とされている」と感じないと、人間は満足できなくなっているというわけだ。
英ヴァージン・グループを経営するリチャード・ブランソン会長を例に取り、彼らが最近フルタイムの社員を雇うよりも2人のパートタイム労働者を雇うようにしている点を評価する。
ブリン氏「二酸化炭素に高い税金を」
ただ、もう一人の創業者ブリン氏の考え方は少し違うようだ。コースラ氏やペイジ氏は「労働時間が減る」と言っているが、ブリン氏は短期的には労働者へのニーズがなくならないのでは、と話す。
人々はもっと多くのもの、多くのエンターテイメント、多くの創造性、その他諸々のものをいつも求めている。そういう欲求がある以上、人間の仕事はなくならないのではという考え方だ。もし欲求をコントロールするには、社会的に奨励できないものに関して、もっと税金をかければいいのではという。
この議論は一部、日本語に翻訳されてネットメディアでも報じられている。読者の反応は、「労働時間が減るのは良いけど、ちゃんと生活コストが下がるか心配」と懸念する人がいるものの、多くは賛同の意見だ。
モバイルゲームgumi社の国光宏尚社長もフェイスブックでこの対談に言及し、「労働時間は今後さらに減っていくと思います」とペイジ氏と同意見だ。
あわせてよみたい:富士通社員は給料を「残業代」でしか稼げない!
最新記事は@kigyo_insiderをフォロー/
キャリコネ編集部Facebookに「いいね!」をお願いします