-
-
【関連記事】
-
企業ニュース
アクセスランキング-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
-
6
-
7
-
8
-
9
-
10
働きやすい企業ランキング
-
| キャリコネ 口コミ・評判の情報サイト
「バイトAKB」元アイドルが人気ラーメン職人になるまで 「あえて名前を伏せ、味で勝負」した時期も
高校時代に「バイトAKB」としてアイドル活動をしていた梅澤愛優香さんは、24歳になったいま、3店舗を経営するラーメン職人になった。昨夏にオープンした北鎌倉の店『中華蕎麦 沙羅善』は、こだわりのつけ麺がネットで大きな話題を呼んでいる。なぜ元女性アイドルが、男性的なイメージの強いラーメンの世界に挑んだのか。梅澤さんに話を聞いた。
バイトAKB時代の仕事とは?
梅澤さんは、神奈川県大和市出身。「バイトAKB」のオーディションに合格したのは、高校3年生の秋だった。2014年当時、AKB48はテレビで見ない日がないほどの人気だった。梅澤さんはそんな姿に憧れ、オーディションに応募。倍率約250倍の審査を勝ち抜いて最終合格した。当時の仕事は、どんな内容だったのだろうか?
バイトAKBの1期生は約50人。同期のなかには、HKT48の松岡はなさん、NGT48の荻野由佳さん、西潟茉莉奈さんなど、いまもAKBグループで活動しているメンバーがいる。
バイトAKBとしての活動期間は、もとから5カ月間と決まっていて、梅澤さんも高3の2月末で引退した。短い間だが、同期のメンバーたちと一緒に濃密な時間を過ごしたそうだ。
ラーメン作りは「独学」で。
では、どんな経緯で、アイドルから「ラーメン屋」になったのか。梅澤さんはもともと、昔からラーメンが大好物で、高校では料理系の部活に入るなど料理好きだったという。
ラーメン作りはネットと本を読み漁り、食べ歩きがてら店内の様子や動き方を観察するなど、完全に独学。他のラーメン屋での修業経験はなかったという。そうした経緯もあり、家族はいきなり店を始めると聞いて、かなり心配したようだ。
2017年9月、梅澤さんは20歳で『麺匠 八雲』の屋号で地元の大和市にラーメン屋をオープン。翌年10月には堀切菖蒲園に2号店を出店し、さらにその2年後、『沙羅善』を開店した。現在は約10人のスタッフで3店舗を切り盛りする。実は『八雲』の1店目と2店目の間に『味のとらや』という店や、フランチャイズ2店舗も経営していた時期があり、『沙羅善』は累計6店舗目になるという。
1年契約の物件を借りて営業していた『味のとらや』では、自身の名前を伏せて1年間の黒字営業という目標を達成した。
次は蕎麦屋を検討中
元アイドルの肩書きに伴うあれこれも、いまは前向きにとらえられるようになった。
『沙羅善』は完全予約制で非日常の空間を味わえる「おもてなし」を意識した店づくりが特徴。客単価2000円という価格設定や高級感溢れるコンセプトは、ネットでも話題となった。お客さんは鎌倉観光がてら足を運ぶカップルなどが多いという。
飲食店はコロナ禍で大変なイメージがあるが、遠出を控える影響もあり、「地元密着」をコンセプトにした梅澤さんの店は、むしろ売り上げが増えているのだそう。