-
-
【関連記事】
-
企業ニュース
アクセスランキング-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
-
6
-
7
-
8
-
9
-
10
働きやすい企業ランキング
-
| キャリコネ 口コミ・評判の情報サイト
外こもりと「トラブル」 窃盗、ドラッグから「命の危険」まで…【外こもりのすすめ(8)】
外こもりに衝撃を与えた事件があったのは、2008年のことだ。バンコクに住んでいた『外こもりのススメ―海外のほほん生活』の著者、安田誠さん(本名:棚橋貴秀さん)が、同じ外こもり仲間の日本人2人に殺害されたのだ。
「自分がどれだけ持っているか、誰も口にしなくなった」
安田氏の事件はネットなどでかなり大きく取り上げられたので、詳細はここでは述べない。妬みか、金銭トラブルか。原因は諸説あるそうだ。
貧BPさんは安田氏との面識はない。しかしそのショックは大きいという。
同じくバンコクに住む、ふくちゃんという人物も外こもりの間では有名だ。
ホームレスにまでなった外こもりもいたのだ。しかし貧BPさんはそこまでして外こもりに固執する気はない。
どのように稼いだのか「知りたい」
安田氏の事件ほどショッキングではなくても、外こもり同士が険悪な雰囲気になることがある。原因は金銭トラブルが多い。
お金の無い方からすれば、どのようにお金を作ったのか、稼いだのかは知りたい情報だし、同時にどうしても妬ましく感じる内容であるのも事実だ。
それくらい、お金にはシビアな面があることは否めない。にもかかわらず、他の外こもりから「お金を貸してくれ」と言われることもある。
さらには、金銭以外にもトラブルの原因はある。代表的なのは、思想信条や政治観の違いだ。
ただ、韓国人バックパッカーも非常に多い。彼らと接することで、ステレオタイプ的な見方から解放され、逆に親しくなることもあるのだという。
無用なトラブルを避ける「コツ」
トラブル対処法のもとはまだある。海外で日本よりもぐっと身近になるのが「ドラッグ」だ。
窃盗などの犯罪も多い。もし財布を盗まれたら、まず何がなんでもクレジットカードの停止をしなければならないという。
その他、無用のトラブルを避けるためのコツを訊いてみた。
危険な目をかいくぐってきたことで、貧BPさんの「外こもり経験値」は上がっているようだ。
(第9回につづく)
本連載は、外こもりの中でもひときわ異彩を放つ「貧BPの人生オワタ\(^o^)/旅」という大人気ブログの書き手である貧BPさんに取材し、考え方や行動などを再構成し、一つの突き抜けた生き方を提示するもの。けっして働くことを否定する内容ではない。なお、貧BPという名前は、外こもり専用掲示板のハンドルネームに由来する。貧しいバックパッカー、略して貧BPである。
[恵比須半蔵(えびすはんぞう) / ノンフィクションライター]