大企業の「不倫」実態――オンナを作るのは男の甲斐性か 2012年5月25日 企業徹底研究 ツイート キャリコネの口コミを検索していて気づくのは、大手企業の社員による「不倫」に関する書き込みの多さだ。それも、銀行と保険会社がかなりの割合を占めている。 大手T保険に勤める30代後半の女性は、「社内不倫がとにかく多い」と書き込んだ1人だ。男性社員が数年ごとに転勤することを女性も承知しており、後腐れのない関係が作りやすい条件にあるようだ。 「毎年、転勤前の半年くらいから、ちらほらと不倫カップルが増え、目撃情報から社内に噂が広まる。(略)単身赴任が多い事もあるが、やはり経済的にゆとりがあるからできるんだろうと思う」 ◇ 「数字ができていれば全く仕事に影響なし」 不倫の多さは、事務職など女性社員の多さが影響しているだろう。男ばかりの職場では不倫のしようもない。比較的高給であることも、不倫遂行の条件となる。自分の小遣いもままならない人には、ホテルやレストランを予約することはできない。 これに近い条件に当てはまるのが、証券業界だ。20代後半をS証券で過ごした女性社員は、「数字ができていれば、社内恋愛だろうが不倫だろうが、全く仕事に影響なし。不倫率高し」と言い切る。英雄、色を好むということか。 S保険で働く女性も、「社内不倫に関しては非常に寛容であり、社長以下部店長クラスでは『女を作るのは男の甲斐性』といわんばかりの乱れ具合である」と職場の状況を表現している。 体育会系で営業の強い会社も、社内恋愛が盛んな傾向がある。長時間勤務で有名なR社で働いていた40代後半の男性によると、不倫は公然と行われていたそうだ。 「あるグループのマネージャーとメンバーが不倫関係にあり、それを上司や同僚が認知しているにもかかわらず、特にお咎めがない。(略)上司と部下の関係がやはり圧倒的に多い」 これだけ世の中でセクハラが騒がれているのに、そこまで大胆に行えるということは、職場の雰囲気が、それを許容しているとしか思えない。 ◇ 「はっきり言って倫理観ゼロの会社」 営業系の会社といえば、人材系のI社では社員の3分の1以上が恋愛関係にあった事業部もあったという。 「寛容というか、役職者でも平気でやっていて、不倫もちらほらあります。(略)次から次に相手を変える人もいて、はっきり言って倫理観ゼロの会社です」 倫理観ゼロとは穏やかでないが、別の社員が「役員と社員の恋愛もある。不倫も含む。あとは新卒が社員に狙われ、おめでた婚なんかも時々ある。役員が社員に手を出して、マネジャーから殴られたこともある」と書いているところを見ると、信ぴょう性が高まってくる。 この他にも、上司との不倫についてS銀行の女性行員が「とやかく言うような野暮な風習はない」と書いたり、ITゼネコンN社の女性社員が「公認だった」と書くいているのを読むにつけても、この国の大企業の中の人たちはどうなっているのかと笑いすらこみ上げてくる。 【その他の企業徹底研究の記事はこちら】 *「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年4月末現在、45万社、17万件の口コミが登録されています。
大企業の「不倫」実態――オンナを作るのは男の甲斐性か
キャリコネの口コミを検索していて気づくのは、大手企業の社員による「不倫」に関する書き込みの多さだ。それも、銀行と保険会社がかなりの割合を占めている。
大手T保険に勤める30代後半の女性は、「社内不倫がとにかく多い」と書き込んだ1人だ。男性社員が数年ごとに転勤することを女性も承知しており、後腐れのない関係が作りやすい条件にあるようだ。
「毎年、転勤前の半年くらいから、ちらほらと不倫カップルが増え、目撃情報から社内に噂が広まる。(略)単身赴任が多い事もあるが、やはり経済的にゆとりがあるからできるんだろうと思う」
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「数字ができていれば全く仕事に影響なし」
不倫の多さは、事務職など女性社員の多さが影響しているだろう。男ばかりの職場では不倫のしようもない。比較的高給であることも、不倫遂行の条件となる。自分の小遣いもままならない人には、ホテルやレストランを予約することはできない。
これに近い条件に当てはまるのが、証券業界だ。20代後半をS証券で過ごした女性社員は、「数字ができていれば、社内恋愛だろうが不倫だろうが、全く仕事に影響なし。不倫率高し」と言い切る。英雄、色を好むということか。
S保険で働く女性も、「社内不倫に関しては非常に寛容であり、社長以下部店長クラスでは『女を作るのは男の甲斐性』といわんばかりの乱れ具合である」と職場の状況を表現している。
体育会系で営業の強い会社も、社内恋愛が盛んな傾向がある。長時間勤務で有名なR社で働いていた40代後半の男性によると、不倫は公然と行われていたそうだ。
「あるグループのマネージャーとメンバーが不倫関係にあり、それを上司や同僚が認知しているにもかかわらず、特にお咎めがない。(略)上司と部下の関係がやはり圧倒的に多い」
これだけ世の中でセクハラが騒がれているのに、そこまで大胆に行えるということは、職場の雰囲気が、それを許容しているとしか思えない。
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「はっきり言って倫理観ゼロの会社」
営業系の会社といえば、人材系のI社では社員の3分の1以上が恋愛関係にあった事業部もあったという。
「寛容というか、役職者でも平気でやっていて、不倫もちらほらあります。(略)次から次に相手を変える人もいて、はっきり言って倫理観ゼロの会社です」
倫理観ゼロとは穏やかでないが、別の社員が「役員と社員の恋愛もある。不倫も含む。あとは新卒が社員に狙われ、おめでた婚なんかも時々ある。役員が社員に手を出して、マネジャーから殴られたこともある」と書いているところを見ると、信ぴょう性が高まってくる。
この他にも、上司との不倫についてS銀行の女性行員が「とやかく言うような野暮な風習はない」と書いたり、ITゼネコンN社の女性社員が「公認だった」と書くいているのを読むにつけても、この国の大企業の中の人たちはどうなっているのかと笑いすらこみ上げてくる。
【その他の企業徹底研究の記事はこちら】
*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年4月末現在、45万社、17万件の口コミが登録されています。