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自ら進んでタダ働き 生体認証でも根絶できない「自爆残業」
マイナビウーマンが「ブラック企業あるある」を紹介している。「有給休暇を取れる雰囲気ではない」「売り上げやミスの調整が自腹」といったもののほか、「タイムカードを切ってから残業をさせられる」というものがあがっていた。
ネットには、新入社員が入社日に「タイムカードはどこですか?」と尋ねたところ、上司から「みんなの分をまとめて押すから、あなたは押さなくていい」と言われて驚いた、という書き込みもあった。
タイムカードは、社員個人の労働時間を正確に管理するためのツールだ。これを自分で押させないというのは、かなり悪意がなくてはできないこと。証拠を添えて労働基準監督署に通報すれば、一発アウトになるだろう。
「なりすまし打刻」は防止できるけど
一方で、実際に働いていない社員が、同僚や後輩に頼んで「代理打刻」をしてもらうケースもある。大企業だと、管理職の目が届かない場合もあって頭が痛い。そこで、不正打刻を防ぐことができる「生体認証システム」を使った機器が登場している。
日立ソリューションズが2月20日に提供を開始した「静紋(じょうもん)タイムレコーダー」は、近赤外線を指に透過すると得られる静脈パターンを個人認証に使う。指の静脈は偽造が極めて困難なため、代理人のなりすまし打刻を防止することができる。
同社では、2006年から指静脈認証システムを販売していたが、今回の「静紋タイムレコーダー」はサーバーが不要。パソコン1台で不正を防止できるのが特徴だ。
これで勤怠管理は完璧、と思いたいところだが、現実はさらに上を行っている。キャリコネの口コミには、上司から強要されていないのに、自分から進んでタダ働きをする「自爆残業」の例が多数寄せられている。
定時になっても、与えられた仕事が終わらない。かといって、残業をつけてもいけない。そこで自分でタイムカードを切って、さらにサービス残業を続けるというのだ。これではいくら「生体認証システム」を導入しても、まるで意味がない。
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