• 「大手企業男子と結婚したい!」 そんな女性の願いが「叶わない」ワケ

    与信管理サービスなどを提供するリスクモンスターが11月末、「この企業に勤める人と結婚したいランキング」を発表した。

    働く男性にとって気になるのは、女性たちがどの会社の人と「結婚したい!」と望んでいるかだろう。

    女性に人気なのは「皆が知っている企業」

    今回の発表内容では、女性から見た「この企業に勤める人と結婚したいランキング」も公開されている。結果は1位がトヨタ自動車(回答率12.3%)、2位が全日本空輸(同8.3%)、3位が三菱商事(同7.8%)となっており、いわゆる「皆が知っている企業」ばかりだ。

    しかし女性たちがこうした有名企業の男性社員と付き合い、結婚にまでいたる可能性は、残念ながら低いと言わざるを得ない。

    なぜならこの上位3社のいずれにおいても、社内恋愛&社内結婚のケースが多いからだ。実際にキャリコネに寄せられた口コミを紹介しよう。

    「非常に仕事量が多く、かつ社内イベントが多いため、社内結婚が多いです。もちろん社内恋愛も多い。同期での付き合いが男女グループになることが多いので、そこでの恋愛結婚も多いです」(トヨタ自動車・30代後半・男性)

    「社内恋愛の後に結婚にいたるのが既婚者の約8割程度。日常業務においては部署内で完結する業務が大半を閉めているが、友人の紹介やもともと同期であったことなどかきっかけで社内恋愛になることが多い」(全日本空輸・20代後半・男性)

    「同じ勤務場所、もしくは同じ部署での正社員(男性)と派遣社員(女性)という組み合わせが典型的。その他、同期入社で結婚するまでずっとお付き合いを続けていたというケースもあるようです」(三菱商事、30代前半・男性)

    「とても専門性が高いから、社員同士のつながりが濃くなる」

    なぜこれらの会社で社内恋愛が多くなってしまうのか? 理由はいくつか考えられる。

    1つは“社外の人と交流しづらい”ということだ。例えば前出のトヨタ自動車社員のように、忙しくて外部の人と出会うヒマがないということもあるだろう。

    またANAの場合、

    「とても専門性が高い職場であり、シフト制でもあったことから、会社の人とのつながりが濃くなる」

    という声もあった。航空会社というある種“特別な世界”が、そこで勤務する人同士のつながりをより強くするのかもしれない。

    もう1つ社内恋愛が増える理由として考えられるのは、従業員数の多さだ。三菱商事の従業員数は5815人、ANAは1万3731人(いずれも単体、2013年時点)となっている。トヨタ自動車にいたっては6万9148人(単体、2012年時点)であり、埼玉県秩父市の人口約6万7000人を上回る。

    これだけの社員がいれば、社内の人間だけで出会いから恋愛、結婚まで完結できてしまうだろう。

    入社してすぐ「社内恋愛」

    三菱商事では、

    「内定者懇親会で知り合い、そのまま結婚まで進む『社内同期婚』がよくあるパターン」

    という口コミも見られたので、入社してすぐに社内恋愛が始まることも珍しくなさそうだ。

    この3社以外にもサントリーやアップル、伊藤忠商事といった大手企業が上位にランクインしているが、いずれも会社規模が大きく、業務の多忙さは容易に想像できる。つまりそれだけ、社内恋愛&社内結婚も多くなるだろう。

    となれば、女性がこうした有名企業の男性社員のハートを射止めるには、派遣社員などで社内に潜り込むしかないのかもしれない。

    もちろん、男性が有名企業の女性社員にアプローチする場合にも、これと同じことが言える。いやこの場合の「恋のライバル」は「有名企業の男性社員」なのだから、結婚の可能性はもっと低いかも…?

    あわせてよみたい:彼氏に就職してほしい会社2013 

  • 企業ニュース
    アクセスランキング

    働きやすい企業ランキング

    年間決定実績1,000件以上の求人データベース Agent Navigation
    転職相談で副業