「これからはピンの時代だ!」 会社員は上島竜兵を見習え 2014年3月6日 ビジネスの書棚 ツイート ビジネス誌「プレジデント」の2014年1月13日号では、「50賢人が選んだ『2014年、稼ぐキーワード』」という特集が組まれている。おじさん雑誌らしく、会社社長やコンサルタント、学者などお偉いさんたちが「2014年を生き抜く羅針盤となるコトバ」をひとつずつ挙げている。 その中でひときわ異彩を放っているのが、お笑い芸人の上島竜兵さんだ。ダチョウ倶楽部の「大ボケ」担当で、失礼ながら一般的には「賢人」のイメージとは遠いものがあるが、そんな彼が選ばれたのには理由があったようだ。 「根性が違う。乗り越えてきた修羅場が違う」 上島さんが挙げているキーワードは「ピンの時代」だ。「ピン」とは、グループに所属せず1人立ちする芸人という意味。上島さんの経験からいうと、トリオやグループだと「どうしても考え方が甘くなる」のだという。 「ピンはひとりで勝負するから根性が違う。乗り越えてきた修羅場が違う。偉そうなことは言えないけど、これからは会社の世界も一匹狼の時代だよ」 事実、上島さんが所属する太田プロで昨年売れたのは、土田晃之さん、有吉弘行さんや劇団ひとりさんのような「ピン芸人」だった。 ダチョウ倶楽部も、トリオではあるがピンでの活躍も増えている。上島さんはパズドラのCMに出演しているし、寺門ジモンさんはグルメ系の冠番組も持っている。そうした状況も意識しているのだろう。 「子分肌の親分」という新たなリーダー像 こうした上島さんを慕った飲み会「竜兵会」は、事務所の枠を超えて何年も続いている。お笑い評論家のラリー遠田さんは雑誌「サイゾー」で、竜兵会には独特の主従関係が形成されていると指摘する。 「後輩芸人に次々と追い抜かれながらも、『子分肌の親分』として悠々と御輿に担がれている上島竜兵は、来たるべき時代の新たなリーダー像を提示している」 これもまた、ピンで生き抜く術のひとつなのだろう。「ピンの時代」なのは、会社の世界も同じだと上島さんは言っている。ビジネスパーソンも「上島的な生き方」に見習うところがあるのかもしれない。 あわせてよみたい:飲み会はワリカンのほうが好感度アップする→なぜ?
「これからはピンの時代だ!」 会社員は上島竜兵を見習え
ビジネス誌「プレジデント」の2014年1月13日号では、「50賢人が選んだ『2014年、稼ぐキーワード』」という特集が組まれている。おじさん雑誌らしく、会社社長やコンサルタント、学者などお偉いさんたちが「2014年を生き抜く羅針盤となるコトバ」をひとつずつ挙げている。
その中でひときわ異彩を放っているのが、お笑い芸人の上島竜兵さんだ。ダチョウ倶楽部の「大ボケ」担当で、失礼ながら一般的には「賢人」のイメージとは遠いものがあるが、そんな彼が選ばれたのには理由があったようだ。
「根性が違う。乗り越えてきた修羅場が違う」
上島さんが挙げているキーワードは「ピンの時代」だ。「ピン」とは、グループに所属せず1人立ちする芸人という意味。上島さんの経験からいうと、トリオやグループだと「どうしても考え方が甘くなる」のだという。
事実、上島さんが所属する太田プロで昨年売れたのは、土田晃之さん、有吉弘行さんや劇団ひとりさんのような「ピン芸人」だった。
ダチョウ倶楽部も、トリオではあるがピンでの活躍も増えている。上島さんはパズドラのCMに出演しているし、寺門ジモンさんはグルメ系の冠番組も持っている。そうした状況も意識しているのだろう。
「子分肌の親分」という新たなリーダー像
こうした上島さんを慕った飲み会「竜兵会」は、事務所の枠を超えて何年も続いている。お笑い評論家のラリー遠田さんは雑誌「サイゾー」で、竜兵会には独特の主従関係が形成されていると指摘する。
これもまた、ピンで生き抜く術のひとつなのだろう。「ピンの時代」なのは、会社の世界も同じだと上島さんは言っている。ビジネスパーソンも「上島的な生き方」に見習うところがあるのかもしれない。
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