「会社を8日で辞めました」 新人女子社員に降りかかった「過酷すぎるセクハラ攻撃」 2014年4月17日 ビジネスの書棚 ツイート 4月も半分が過ぎ、そろそろ「自分が入ったのはブラック企業だった!」と気づく新入社員もいるかもしれない。いまはフリーライターとして活動している小林リズムさん(23)も、1年前はそんな若者のひとりだった。 内定をもらった直後は、「ここに入れてホントに良かった」と思っていた。しかし新人研修が始まって分かったのは、そこが社会の常識の通用しないトンデモない世界だったことだ。 「会社の期待の星」と胸膨らませたのも束の間… 「正社員こそ正義だと思っていました。早く『新卒レア切符』を使って、正社員にならなきゃ!と思っていたんです」 小林さんは、キャリコネ編集部の取材にこう話す。3年の秋になって周囲がどんどん就職を決めていく様子を見ても、なぜか就活する意欲が沸かなかった。なんとなく、バイト先の編プロが雇ってくれるような気もしていた。 そんなアテも外れ、ようやく新卒という一度しか使えない「レアな切符」を使って正社員になろうと決めたのは、大学4年の1月になってからだった。 それから「極寒のなか、やめてやると何度も思った」という短い就活を経て、志望する広告会社の内定をゲット。黒字経営、右肩上がりのベンチャー企業の新卒1期生。月給25万円+インセンティブと、条件も悪くなかった。 「この会社の条件だったら、プライベートと仕事を充実させるのも夢じゃないはず――。仕事に打ち込み、アフターシックスは恋人(つくる予定)とデートする……」 そんな妄想も、2月の入社前研修から雲行きが怪しくなる。朝礼前に部屋をのぞくと、社員全員が代表を囲んで立っていた。代表は「お前も発達障害や」「この会社から出たら破滅するで!」と怒号を飛ばしていた。 一方で代表は新入社員には優しく、「この会社を変えていけるんは、お前らだけや」としきりにおだててくる。リズムさんも「私はこの会社の期待の星なんだ」と自分に言い聞かせていた。 代表が「お前らをヤリ捨てしたい」と絶叫
「会社を8日で辞めました」 新人女子社員に降りかかった「過酷すぎるセクハラ攻撃」
4月も半分が過ぎ、そろそろ「自分が入ったのはブラック企業だった!」と気づく新入社員もいるかもしれない。いまはフリーライターとして活動している小林リズムさん(23)も、1年前はそんな若者のひとりだった。
内定をもらった直後は、「ここに入れてホントに良かった」と思っていた。しかし新人研修が始まって分かったのは、そこが社会の常識の通用しないトンデモない世界だったことだ。
「会社の期待の星」と胸膨らませたのも束の間…
小林さんは、キャリコネ編集部の取材にこう話す。3年の秋になって周囲がどんどん就職を決めていく様子を見ても、なぜか就活する意欲が沸かなかった。なんとなく、バイト先の編プロが雇ってくれるような気もしていた。
そんなアテも外れ、ようやく新卒という一度しか使えない「レアな切符」を使って正社員になろうと決めたのは、大学4年の1月になってからだった。
それから「極寒のなか、やめてやると何度も思った」という短い就活を経て、志望する広告会社の内定をゲット。黒字経営、右肩上がりのベンチャー企業の新卒1期生。月給25万円+インセンティブと、条件も悪くなかった。
そんな妄想も、2月の入社前研修から雲行きが怪しくなる。朝礼前に部屋をのぞくと、社員全員が代表を囲んで立っていた。代表は「お前も発達障害や」「この会社から出たら破滅するで!」と怒号を飛ばしていた。
一方で代表は新入社員には優しく、「この会社を変えていけるんは、お前らだけや」としきりにおだててくる。リズムさんも「私はこの会社の期待の星なんだ」と自分に言い聞かせていた。
代表が「お前らをヤリ捨てしたい」と絶叫