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    「これは俺の仕事じゃない。あいつの仕事だ」責任放棄ばかりでマネジメント崩壊した職場 「呆れ果てて辞めた」と語る男性 NEW

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    ルールが存在しないも同然の環境では、真面目に働こうとする従業員ほど疲弊してしまうだろう。そんな職場に対する嘆きが40代男性から寄せられた。かつて勤務していたメーカーの呆れた実態をこう明かす。

    「管理職が会社の標準を知らない。標準があることを知っていても守らない。部下にそれを守る正しい仕事を求めない」

    ここで言う「標準」とは、企業内で制定・運用される社内規格のことだろう。つまりそこは、管理職が率先してルールを無視するような職場だった。(文:篠原みつき)

    本来はダメなのに、入社したての平社員に「お前が担当」と指示

    社内の雰囲気は「年度目標さえ達成すれば、後は何でもオッケー」だったという。

    「部下は思いのまま『これは俺の仕事じゃない。あいつの仕事だ』の発言。咎められることもない」
    「本社部長が承認した標準を、地方拠点の課長ごときが『俺はこんな文書認めない』と無視する」

    驚くことに、本社が定めたルールさえ、地方の管理職の一存で無視されることがまかり通っており、それが社風として「できてしまう文化」だと嘆いている。

    マネジメント層の無責任さは、業務の割り当て方にも表れていたようだ。例えば、本来であれば「拠点のトップなどの権限を有する者」が担当しないといけないことなのに、

    「入社したての平社員に『お前が担当』と言い出す」

    と、正式な任命や辞令でもなく思い付きで指示。これには男性も心の中で

    「あなた担当者なんだから!!お前は責任者だよ。せめて任命くらいしてからにしろよ。明確な任命や辞令、それに見合った報酬どころか、方針についてのコミュニケーションすら無い」

    と管理職に対する怒りのツッコミが止まらない。そんな状況で会社の標準についてマネジメント層に尋ねても、返ってくるのは唖然とするような答えだった。

    「10年前に運営会社変わったけど、30年前に作られた潰れた会社の標準が生きてる。俺もよくわからないんだ」

    これには「お前らがいかに仕事してないか、正しき仕事が出来るよう仕事を創り部下に求めていないかの証明でしかない」と憤りを書いている。

    男性は、入社前の職場見学の段階で「現場のものづくりの状態が30年は遅れてる」と感じていたそう。入社後、その理由がマネジメントの機能不全にあると納得したという。

    「私の働く目的とは合致するわけもなく、呆れ果てて辞めた」

    もちろん、退職時には本音をそのまま伝えるわけにもいかず、

    「私には年収に見合った成果を出すことができません。会社への不満ではないんです。ご迷惑をおかけし申し訳ありません」

    と波風を立てないよう配慮した。根本的な原因から改善することを諦めたわけで、「コレが円満退社ばかりを良しとする社会の結果だ」と自虐的に語っている。

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