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    前任者が引き継ぎ拒否、上司も動かず…「よくわからないままシステムリリースして大混乱」 ITエンジニアが見た教育が悲惨な現場 NEW

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    いくら即戦力が期待される中途採用でも、新しい仕事を「見て覚えろ」だけでこなし切れるものだろうか。ITエンジニアとして働く50代の男性(年収700万円)は、自身の経験からこんな投稿を寄せた。

    「見て覚えろは新人の教育を放棄しているのと同じ」
    「見て覚えられる仕事はあるかもしれないが、何も教えず見て覚えさせるだけでは、教育の効率が非常に悪い」

    しかし、男性が勤める会社では「見て覚えろ式教育」しかできていないようで……。(文:篠原みつき)

    「見せるものもない」杜撰な教育体制

    本来、業務は知見のある担当者が次の担当者に引き継ぐべきであり、そうすることで「引き継ぎも円滑に進むし、引き継ぎ先も同じ苦労を繰り返す事もない」と、そのメリットを説く男性。ところが、勤務先ではそうはいってないようだ。

    「中途採用が多く、ほぼ毎月人が入ってくるが、残念ながら見て覚えろ式教育しかできていない。まだ見せられるものがあるだけマシで、仕事の内容によっては見せるものもない」
    「以前の担当者が途中までやったかもしれないので、資料(あればよいがないこともある)などを見ながら、どのように進めればよいか、過去の経験に基づき自分で考えて進めるように言われるとこが多々ある」

    経験者とはいえ入ったばかりの会社で手探り状態では、業務を習得どころか正しく遂行するのも難しいだろう。こうした状況は、深刻な問題を引き起こしているようだ。

    「そのため、対応が場当たり的になり、ロジックがよく分からないままにシステムをリリースし大混乱に陥ったり、多額の追加開発費がかかったりしている」

    さらに、「人の入れ替わりが激しすぎて、プロジェクトの開始時の事を知る人は、協力会社のエンジニアのみという事もある」というから驚きだ。

    「前任者とされる人はいたものの、引き継ぎを依頼しても全く動こうとせず」

    男性自身も、理不尽な状況に直面した経験がある。

    「私の場合、前任者とされる人はいたものの、引き継ぎを依頼しても全く動こうとせず、上司へエスカレーションしても、上司も動かず、結局前職での経験と断片的に残る資料を参考にして開発を進め、何とかリリースできたこともある」

    このような状況で仕事を全うできたことは凄いが、どうにも危うい体制だ。その後も心配が尽きないのではなかろうか。

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