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    採用されたのに“追い出し部屋”勤務に 配属初日から「1人きりの別部屋勤務」「業務指示はメールのみ」の仕打ち【前編】 NEW

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    採用が決まり、新しいデスクも確認済み。しかし出勤初日、自分の席はなく、案内されたのは誰とも話せない隔離された部屋だった――。投稿を寄せたのは大学職員として働く50代女性。「あの追い出し部屋勤務はあからさまだったなー」と以前働いていた大学での出来事を振り返った。

    女性は「某有名国立大学で自身のステップアップを図ろうと学部転職をした時の話です」と、学内の別学部の事務サポート職に応募したときのことを振り返る。面接後すぐに採用通知が届き、3月から勤務してほしいとのことだったので、元いた学部での仕事は2月で終えられるよう調整した。

    事前に新たな職場へ挨拶に行き、女性が使う予定のデスクやパソコンなどの説明も受けた。そして迎えた3月、勤務が始まるはずだった。しかし、

    「あとから考えてみると最初からおかしかったんです」

    と、女性は勤務初日に違和感を覚えたという。「募集は一人だけ」のはずだったが、なぜかもう一人現れたのだ。(文:西荻西子)

    もう一人は、教授の知人だった

    その人物は、ある学部の教授の知人で、別の研究室の事務として働いていたが、予算上の都合で勤務が継続できなくなったようだ。女性自身もかつて勤務していた研究室で同様の配置換えを経験しており、珍しい出来事ではないという。

    初日はランチ会をしたあと、勤務開始となったが……

    「事前に伝えられていた私が座るデスクはそのもう一人の方の席になっていて、業務内容のアサインのミーティング後に、私は別部屋に案内されました。業務内容も事前に聞いていたものとは異なっていました」

    戸惑いを隠せない女性が案内された先は、データ管理室。研究に関わる文献が世界中から日々投稿されるため、それらを整理・データ化する業務だった。共同研究者への資料送付や保管資材の貸出業務も担当した。

    「業務指示はすべてメール」

    その部屋には8台ほどのパソコンがデスク上に並べられていた。在宅業務をしているスタッフや外部講師が使うデスクもあると説明されたが、それらの人が来ることはほぼない、とも伝えられた。

    「要するに私1人の勤務部屋ということ。(中略)データを扱っていることもあり常に出入りには暗証番号が必要な部屋となっているため、気軽に人が入って来られる部屋ではありませんでした。そのため、業務指示はすべてメール」

    メールでの業務指示が中心で、新人スタッフにもかかわらず、誰にも直接質問できない状況が続いた。このあと女性が予想だにしなかった展開となる。【後編】へ続く。

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