新入社員の基本給が自分より「3万円」高い…勤続5年で基本給18万円の女性の投稿に注目集まる 2025年5月29日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 最近では、新卒社員の初任給が30万円や40万円という会社もあるようだ。それ自体は好ましいことだが、長年会社に貢献してきた社員が新人に給与で追い越されるという、にわかには信じがたい事態も起きているらしい。 お悩み解決掲示板に5月下旬、まさにそんな「給与逆転」の憂き目に遭った人からの悲痛な投稿が寄せられた。 「新しく入社した人のほうが私より給料がいいみたいなのですが、それってありなのですか?」 事務職として5年以上勤務し、「基本給18万円」だという投稿者。この4月に、同じ部署に事務職として入社した後輩社員の給与を知り、そのあまりの理不尽さに「納得できません」と声を上げている。(文:天音琴葉) 「なんで教えている私のほうが給料低いのっ」 投稿者の基本給は18万円だが、 「4月に入社した私より10歳も若い社員は基本給が21万円みたいで、私より3万円も多いみたいです」 という言葉には、驚きと共に深い落胆が滲む。同じ事務職で、「学歴も同じ」だという。 「私はすでに5年以上勤務しており、5年間1年も給料が上がっていません。それなのに、先月入ってきた新入社員より給料が低いって納得できません」 日々の業務を教え、サポートしている側の自分が、教わる立場の後輩よりも給与が低い。んな仕打ちを受けたら、長年真面目に働いてきた人ほど、やり場のない怒りと虚しさを感じるのは当然だろう。 物価は上がる一方なのに、自身の給与は何年も据え置きでは、生活が苦しくなるばかりか、仕事へのモチベーションを保つことすら困難になるに違いない。 「せめて、みんな同じ給料にしないと納得できないですよ。なんで教えている私のほうが給料低いのって思ってしまいます」 という叫びは、あまりにも切実だ。 「世の30代40代は皆んな思ってる」 この投稿に対し、投稿者の気持ちに同情する声が相次いだ。 「世の30代40代は皆んな思ってる事だと思うよ?」 「普通は在籍社員も底上げするもんです こういった逆転現象が起きるのでね」 といったコメントは、まさにその通りだろう。初任給を上げるのは結構なことだが、それで既存社員が割を食うような事態は断じて許されるべきではない。会社は、長年貢献してきた社員の頑張りを一体どう評価しているのだろうか。 中には、「いやなら転職すればいいだけの話」といった、突き放すような意見も見られた。しかし、長年勤めてきた会社に対し、そう簡単に割り切れるものではないだろう。生活もある。 それに、新入社員に何の落ち度もないことは、投稿者自身が一番分かっているはずだ。「新入社員に八つ当たりやいじめをするのは間違っています!」という指摘はもっともだが、そもそも問題の根源は、そんな不公平な状況を作り出している会社側にあるのではないだろうか。 「儲かっていないのに初任給を上げるとなると、新人さんの給与は今後上がらないかもしれませんね。(中略)論理的に考えれば、高い賃金で入社した社員は、当然将来のリストラ候補者になるということです」 と、企業の台所事情や将来的なリスクを推測するコメントも。だが、それが事実だとしても、今まさに理不尽な状況に置かれている投稿者の怒りや虚しさが癒えるわけではない。 「なんか、トピ主さんが直談判で『私も給料あげろー』って言わなきゃだめみたい」 「直談判バトルしよーぜ!」 現状を変えるための具体的な行動を促す声も多く見られた。確かに、沈黙は肯定と同じ。黙っていては何も変わらない。 超高齢化社会の日本で、いかにして労働力を確保するかが企業の成長の鍵を握っている。そのため、新卒社員の初任給アップは人材確保には有効だ。だが、だからといって貢献してきた社員をないがしろにしていたら、優秀な人材から見限られてしまうことになりかねず、本末転倒と言えるだろう。【参照元:お悩み解決掲示板 https://onayamifree.com/】
新入社員の基本給が自分より「3万円」高い…勤続5年で基本給18万円の女性の投稿に注目集まる
最近では、新卒社員の初任給が30万円や40万円という会社もあるようだ。それ自体は好ましいことだが、長年会社に貢献してきた社員が新人に給与で追い越されるという、にわかには信じがたい事態も起きているらしい。
お悩み解決掲示板に5月下旬、まさにそんな「給与逆転」の憂き目に遭った人からの悲痛な投稿が寄せられた。
事務職として5年以上勤務し、「基本給18万円」だという投稿者。この4月に、同じ部署に事務職として入社した後輩社員の給与を知り、そのあまりの理不尽さに「納得できません」と声を上げている。(文:天音琴葉)
「なんで教えている私のほうが給料低いのっ」
投稿者の基本給は18万円だが、
という言葉には、驚きと共に深い落胆が滲む。同じ事務職で、「学歴も同じ」だという。
日々の業務を教え、サポートしている側の自分が、教わる立場の後輩よりも給与が低い。んな仕打ちを受けたら、長年真面目に働いてきた人ほど、やり場のない怒りと虚しさを感じるのは当然だろう。
物価は上がる一方なのに、自身の給与は何年も据え置きでは、生活が苦しくなるばかりか、仕事へのモチベーションを保つことすら困難になるに違いない。
という叫びは、あまりにも切実だ。
「世の30代40代は皆んな思ってる」
この投稿に対し、投稿者の気持ちに同情する声が相次いだ。
といったコメントは、まさにその通りだろう。初任給を上げるのは結構なことだが、それで既存社員が割を食うような事態は断じて許されるべきではない。会社は、長年貢献してきた社員の頑張りを一体どう評価しているのだろうか。
中には、「いやなら転職すればいいだけの話」といった、突き放すような意見も見られた。しかし、長年勤めてきた会社に対し、そう簡単に割り切れるものではないだろう。生活もある。
それに、新入社員に何の落ち度もないことは、投稿者自身が一番分かっているはずだ。「新入社員に八つ当たりやいじめをするのは間違っています!」という指摘はもっともだが、そもそも問題の根源は、そんな不公平な状況を作り出している会社側にあるのではないだろうか。
と、企業の台所事情や将来的なリスクを推測するコメントも。だが、それが事実だとしても、今まさに理不尽な状況に置かれている投稿者の怒りや虚しさが癒えるわけではない。
現状を変えるための具体的な行動を促す声も多く見られた。確かに、沈黙は肯定と同じ。黙っていては何も変わらない。
超高齢化社会の日本で、いかにして労働力を確保するかが企業の成長の鍵を握っている。そのため、新卒社員の初任給アップは人材確保には有効だ。だが、だからといって貢献してきた社員をないがしろにしていたら、優秀な人材から見限られてしまうことになりかねず、本末転倒と言えるだろう。【参照元:お悩み解決掲示板 https://onayamifree.com/】