「俺らは魔法使いじゃねーんだよ!」営業の無茶振りに技術職がブチギレ 「一緒に頭を下げるところまでが仕事」のときも【前編】 2025年7月10日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 営業は仕事を取ってくるのが仕事だが、顧客にいい顔をするあまり、社内でムチャ振りをすることもある。それ故に、営業部門と技術部門の関係がギスギスするのもよくある話だ。 投稿を寄せた40代男性(東京都/年収900万円)は、前職で常態化していた、困難な条件で契約を締結してくる営業に頭を悩ませていた。 男性は以前、大手電機メーカーの子会社でサービスエンジニアとして働いていた。その会社では、営業が案件を獲得してから技術部門がアサインされるため、 「営業が技術側に事前相談せず、顧客から困難な仕事を安請け合いしてしまう」 「営業が技術側に事前相談せず、無茶な納期で受注してきてしまう」 といったことが頻発していた。(文:西荻西子) 「おたくらプロじゃん。そこをなんとかするのがプロだろ」無茶を押し付ける営業 無茶な契約であることを指摘しても、彼らは「営業職には技術的な知識は必要ない」と言わんばかりに開き直るのだという。 「このような点に対して技術が抗議すると、『おたくらプロじゃん。そこをなんとかするのがプロだろ』なんて言われた日には、頭にかーっと血が上って『俺らは技術屋であって、魔法使いじゃねーんだよ!』とよく言い返していました」 そればかりか、営業が安請け合いした仕事の尻拭いとして、納期延長や仕様変更の交渉にまで同行することもあった。「営業に技術的知識がなく、顧客に納期がかかる理由や仕様を変更の必要性を説明しきれない」ためだった。 「技術職も一緒に頭を下げるところまでが仕事になってた、なんていう事もたまにありました」 勝手に無茶な契約を締結され、その尻拭いのために謝罪へ駆り出されるのは理不尽極まりない。営業との軋轢は、これだけではなかった。男性を悩ませたのは、会社の根深い「顧客は神様」という思想だった。【後編へ続く】
「俺らは魔法使いじゃねーんだよ!」営業の無茶振りに技術職がブチギレ 「一緒に頭を下げるところまでが仕事」のときも【前編】
営業は仕事を取ってくるのが仕事だが、顧客にいい顔をするあまり、社内でムチャ振りをすることもある。それ故に、営業部門と技術部門の関係がギスギスするのもよくある話だ。
投稿を寄せた40代男性(東京都/年収900万円)は、前職で常態化していた、困難な条件で契約を締結してくる営業に頭を悩ませていた。
男性は以前、大手電機メーカーの子会社でサービスエンジニアとして働いていた。その会社では、営業が案件を獲得してから技術部門がアサインされるため、
「営業が技術側に事前相談せず、顧客から困難な仕事を安請け合いしてしまう」
「営業が技術側に事前相談せず、無茶な納期で受注してきてしまう」
といったことが頻発していた。(文:西荻西子)
「おたくらプロじゃん。そこをなんとかするのがプロだろ」無茶を押し付ける営業
無茶な契約であることを指摘しても、彼らは「営業職には技術的な知識は必要ない」と言わんばかりに開き直るのだという。
「このような点に対して技術が抗議すると、『おたくらプロじゃん。そこをなんとかするのがプロだろ』なんて言われた日には、頭にかーっと血が上って『俺らは技術屋であって、魔法使いじゃねーんだよ!』とよく言い返していました」
そればかりか、営業が安請け合いした仕事の尻拭いとして、納期延長や仕様変更の交渉にまで同行することもあった。「営業に技術的知識がなく、顧客に納期がかかる理由や仕様を変更の必要性を説明しきれない」ためだった。
「技術職も一緒に頭を下げるところまでが仕事になってた、なんていう事もたまにありました」
勝手に無茶な契約を締結され、その尻拭いのために謝罪へ駆り出されるのは理不尽極まりない。営業との軋轢は、これだけではなかった。男性を悩ませたのは、会社の根深い「顧客は神様」という思想だった。【後編へ続く】