最終面接で「なぜ電話が深夜なんですか?」と質問 → “バカ正直”がアダとなって不採用? ある女性の就活の記憶 2025年7月16日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 就職活動のあり方は、時代と共に様変わりする。今では信じられないような理不尽な慣行が、まかり通っていた時期もあるようだ。投稿を寄せたのは神奈川県の50代女性。「短大2年の時」、つまりは平成初期の頃に就活をしており、当時の驚くような実態をこう振り返る。 「今の時代にやったら完全にアウトですが、女子学生は必ずと言っていいほど、父親の仕事を聞かれました。今より離婚が多くなく、母子家庭の学生はやはり不利だったように思います」 偏見が根強くあったのか、プライベートを探るような質問も躊躇なく飛んできたようだ。(文:湊真智人) 原因は「バカ正直」だったから? 最終面接で不採用に そんな中、女性は「某鉄鋼メーカー」での採用選考での出来事が、今も忘れられない様子でこう書いている。 「インターネットや携帯電話もない時代、次の面接は自宅への電話でしたが、その連絡が何故か毎回23時過ぎでした。明らかに非常識な時間でしたが、当時の就活マニュアルには、そういう事実があっても、“我慢が普通”でした」 しかし、当人が我慢できても、その家族は耐えられなかった。最終面接の連絡も案の定23時過ぎ。夜中の電話に痺れを切らした女性の父親は、最終面接で「(夜中に電話する)理由を聞け」と娘に迫ったという。 その結果を、こう書いている。 「バカ正直に(理由を)聞いたのが原因かは不明ですが、落ちました」 この指摘が苦情と受け取られ、面接官の心象を悪化させた可能性はありそうだ。だが結果はともあれ、真夜中に平気で学生の自宅へ電話をかけるような企業には、入社しなくて正解だっただろう。
最終面接で「なぜ電話が深夜なんですか?」と質問 → “バカ正直”がアダとなって不採用? ある女性の就活の記憶
就職活動のあり方は、時代と共に様変わりする。今では信じられないような理不尽な慣行が、まかり通っていた時期もあるようだ。投稿を寄せたのは神奈川県の50代女性。「短大2年の時」、つまりは平成初期の頃に就活をしており、当時の驚くような実態をこう振り返る。
「今の時代にやったら完全にアウトですが、女子学生は必ずと言っていいほど、父親の仕事を聞かれました。今より離婚が多くなく、母子家庭の学生はやはり不利だったように思います」
偏見が根強くあったのか、プライベートを探るような質問も躊躇なく飛んできたようだ。(文:湊真智人)
原因は「バカ正直」だったから? 最終面接で不採用に
そんな中、女性は「某鉄鋼メーカー」での採用選考での出来事が、今も忘れられない様子でこう書いている。
「インターネットや携帯電話もない時代、次の面接は自宅への電話でしたが、その連絡が何故か毎回23時過ぎでした。明らかに非常識な時間でしたが、当時の就活マニュアルには、そういう事実があっても、“我慢が普通”でした」
しかし、当人が我慢できても、その家族は耐えられなかった。最終面接の連絡も案の定23時過ぎ。夜中の電話に痺れを切らした女性の父親は、最終面接で「(夜中に電話する)理由を聞け」と娘に迫ったという。
その結果を、こう書いている。
「バカ正直に(理由を)聞いたのが原因かは不明ですが、落ちました」
この指摘が苦情と受け取られ、面接官の心象を悪化させた可能性はありそうだ。だが結果はともあれ、真夜中に平気で学生の自宅へ電話をかけるような企業には、入社しなくて正解だっただろう。