面接で家族の病歴をしつこく質問され「モヤっとした」女性、ハローワークに報告して選考を辞退 2025年8月21日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 採用面接において、過度にプライベートに踏み込む質問は法律で禁止されている。しかし未だに平然とそうした質問を投げかける面接官もいるようだ。(文:湊真智人) 投稿者の50代女性は薬剤師で、ある時病院への転職のために面接を受けた。しかしそこで不可解な念押しをされたという。 「一旦出勤したら、お昼休みでも帰宅はできませんが良いですか?」 糖尿病の家族について追求された女性「そこまで聞きますか?」 「本当にわかっていますか」と言わんばかりにしつこく確認されたという。しかし自宅からその病院は電車を使う距離にあったため、一時帰宅は想定すらしていなかった。そのため、 「いまだに不思議で、忘れられません」 と困惑した様子で振り返っている。 一方、広島県の40代女性は「病院の事務の募集」に応募し面接を受けた。しかし面接官が話題にしたのは、家族の細かいプライベートだった。具体的な内容を以下のように書いている。 「家族が糖尿で(その病院に)かかっていたのでそれも聞かれ、なんだか『そこまで聞きますか?』って思いながら対応した記憶があります。自分の配偶者の病歴や喫煙歴、飲酒歴も聞かれました」 いくら病院とはいえ、家族の生活習慣や健康状態は、職務の適正を判断する上で必要な情報ではないだろう。実際女性も「それ必要ですか?」と思いつつ、回答を迫られたようだ。 こうした過度な詮索に「モヤっとした」と語る女性は、ハローワークにその旨を告げて選考を辞退した。だが病院側から履歴書が返却されず、それも併せて報告したという。疑問を独りで抱え込まず、公的機関に相談したのは賢明だ。現在は他の業種に就職したそうで、 「プライベートも尊重していただける会社で働いています」 と安心できる職場に恵まれたようだ。
面接で家族の病歴をしつこく質問され「モヤっとした」女性、ハローワークに報告して選考を辞退
採用面接において、過度にプライベートに踏み込む質問は法律で禁止されている。しかし未だに平然とそうした質問を投げかける面接官もいるようだ。(文:湊真智人)
投稿者の50代女性は薬剤師で、ある時病院への転職のために面接を受けた。しかしそこで不可解な念押しをされたという。
「一旦出勤したら、お昼休みでも帰宅はできませんが良いですか?」
糖尿病の家族について追求された女性「そこまで聞きますか?」
「本当にわかっていますか」と言わんばかりにしつこく確認されたという。しかし自宅からその病院は電車を使う距離にあったため、一時帰宅は想定すらしていなかった。そのため、
「いまだに不思議で、忘れられません」
と困惑した様子で振り返っている。
一方、広島県の40代女性は「病院の事務の募集」に応募し面接を受けた。しかし面接官が話題にしたのは、家族の細かいプライベートだった。具体的な内容を以下のように書いている。
「家族が糖尿で(その病院に)かかっていたのでそれも聞かれ、なんだか『そこまで聞きますか?』って思いながら対応した記憶があります。自分の配偶者の病歴や喫煙歴、飲酒歴も聞かれました」
いくら病院とはいえ、家族の生活習慣や健康状態は、職務の適正を判断する上で必要な情報ではないだろう。実際女性も「それ必要ですか?」と思いつつ、回答を迫られたようだ。
こうした過度な詮索に「モヤっとした」と語る女性は、ハローワークにその旨を告げて選考を辞退した。だが病院側から履歴書が返却されず、それも併せて報告したという。疑問を独りで抱え込まず、公的機関に相談したのは賢明だ。現在は他の業種に就職したそうで、
「プライベートも尊重していただける会社で働いています」
と安心できる職場に恵まれたようだ。