• 面接官「希望休は95%取れるのよね~」→資格試験より「家族の行事が優先」と告げられ、採用辞退した女性 NEW

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    採用面接でのやり取りでは、会社側の返答次第で応募者の心象は大きく変わってしまう。投稿を寄せた京都府の60代女性はある病院の面接で、看護師長の言葉に耳を疑ったという。

    「ウチでは希望休や有休を95%取得する事が出来るのよね~」

    と言いながら、すぐにその言葉を翻すような発言をされたのだ。

    当時女性は特別養護老人ホームで働いていたが、人間関係に悩み転職を検討中だった。一方、介護福祉士の資格取得も目指していたため、残り半年の実務経験を積めること、そして試験日に確実に休めることを条件に、ある病院の看護助手の求人に応募した。(文:湊真智人)

    「でも……絶対に休めるとは限らないです」

    面接は女性の看護師長と男性の人事部長が担当した。質疑応答に入り、女性はまず介護経験を積めるのか聞いてみた。これに対し「不可能ではない」と、やや遠回しな答えが返ってきた。

    続けて女性は「1月の終わりの日曜日」だという資格試験日に希望休を取れるか聞いたところ、前述の通り師長が同席の部長に対して

    「ウチでは希望休や有休を95%取得する事が出来るのよね~」

    と言葉を投げかけた。部長も「そうですね~」と軽く応対したようで、女性の不安は解消されたかに思えた。しかしその後、師長は「衝撃的」な一言を付け加えた。

    「でも他の人が同じ日に希望休を入れていたら絶対に休めるとは限らないです」

    これに女性は「その日が試験でも他の人が優先的に休めて私は休めないのですか?」と重ねて尋ねると、こんな反応が返って来た。

    「すると看護師長は人事部長に向けて『ウチは希望休は95%取得可能なのよね~』と先ほどと同じ事を言い、人事部長はまた同じく『そうですね~』と返事する」

    質問をはぐらかす面接官に「ん?何が言いたいんだ?」と困惑気味の女性だったが、再度同様の質問をした。すると別人のような答えが返ってきた。

    「その日に同じ病棟勤務の職員が家族の行事や何やらで休み希望を入れていたらそちらを優先するでしょ?」
    「ウチの病院では介護福祉士の資格って別に必要じゃないし」

    国家資格の試験よりも「家族の行事」が優先されるという言い分だ。その後も看護師長たちは、さらに「ウチは希望休は95%……」という掛け合いが繰り返し、女性は「開いた口が塞がらず」と、呆れてうつむいてしまったという。

    一連のやり取りにすっかり働く気をなくしてしまった女性は、「他に何か聞きたい事がありますか?」と聞かれたが、「特にありません」と返し、早々に病院を後にした。その後の顛末をこう書いている。

    「その翌日、人事部長から採用決定の連絡を頂きましたが、介護の経験をあと半年積みたいので今回は辞退すると伝えました」

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