発注ミスで「200万円近い損害」を“なかったこと”に… 会社のヤバい体質に驚愕した男性 NEW 2025年9月8日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 会社の危機管理能力が問われる出来事は、思わぬところで発覚するものだ。投稿を寄せた神奈川県の40代男性(営業/年収550万円)は、取引先とのやり取りの中で、自社のずさんな体質を目の当たりにした事を明かす。 あるとき、取引先からの購入品に関して「200万円近い損害」が出たことが発覚した。 「初回の試作単価と量産単価との見積書があって、本来であれば2回目からは量産単価で購入しなければいけないのに、気が付くまで5~6回試作単価で買い続けた事象がありました」 本来なら安く済むはずの量産単価ではなく、割高な試作単価で発注を続けていたのだ。確かに重大なミスだ。しかし、問題は発覚後の会社の対応だと男性は指摘する。(文:長田コウ) 取引先への調査もなく… 重大な事件であるにもかかわらず、会社が原因究明や再発防止に動くことはなかったという。男性は、当時の心境をこう明かしている。 「許されることではないが、起こってしまったことは受け止めて、対応しなければならないところ、なぜこうなったのか、次に起こらないためにどうするか、が皆無だったのには驚いた。200万近い損害を出した大きな事件だったのに……」 これほどの損害が発生しても、「取引先への調査もなく、無かったことになった」というから、驚くのも無理はない。なぜこのような事態になったのか、次に向けて考えることを組織として放棄し、問題を「なかったこと」として処理するとは、信じがたい。 この一件で会社に失望した様子の男性は、同じ職場で働き続けられるだろうか。
発注ミスで「200万円近い損害」を“なかったこと”に… 会社のヤバい体質に驚愕した男性 NEW
会社の危機管理能力が問われる出来事は、思わぬところで発覚するものだ。投稿を寄せた神奈川県の40代男性(営業/年収550万円)は、取引先とのやり取りの中で、自社のずさんな体質を目の当たりにした事を明かす。
あるとき、取引先からの購入品に関して「200万円近い損害」が出たことが発覚した。
「初回の試作単価と量産単価との見積書があって、本来であれば2回目からは量産単価で購入しなければいけないのに、気が付くまで5~6回試作単価で買い続けた事象がありました」
本来なら安く済むはずの量産単価ではなく、割高な試作単価で発注を続けていたのだ。確かに重大なミスだ。しかし、問題は発覚後の会社の対応だと男性は指摘する。(文:長田コウ)
取引先への調査もなく…
重大な事件であるにもかかわらず、会社が原因究明や再発防止に動くことはなかったという。男性は、当時の心境をこう明かしている。
「許されることではないが、起こってしまったことは受け止めて、対応しなければならないところ、なぜこうなったのか、次に起こらないためにどうするか、が皆無だったのには驚いた。200万近い損害を出した大きな事件だったのに……」
これほどの損害が発生しても、「取引先への調査もなく、無かったことになった」というから、驚くのも無理はない。なぜこのような事態になったのか、次に向けて考えることを組織として放棄し、問題を「なかったこと」として処理するとは、信じがたい。
この一件で会社に失望した様子の男性は、同じ職場で働き続けられるだろうか。