「そんな給料で働いてたの?」と鼻で笑う面接官 転職したら年収減のカラクリに愕然とした女性 NEW 2025年9月9日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 就職活動での面接は、企業と労働者がお互いに雇用条件を確認し合う場でもある。しかし、入った後で条件面に違和感を覚えたというエピソードが寄せられた。 関西地方に住む保育士の60代女性は、ある保育施設への転職活動で忘れられない出来事があった。面接で、前職の収入の話になったときのこと。 「『基本給が〇〇円で手当てはほぼなく処遇改善手当てが数千円です』と言ったとき、面接をしていた人事の方が鼻で笑った後『そんな給料で働いていたの?』と。『うちに勤めてもらったら、そんな安い給与じゃないから』とも言われました」 面接の段階だが、すでに不穏な空気だ。とはいえ、前職より給与が上がるとわかれば転職先として一つの選択肢になりうる。女性は採用の連絡を受け、入職が決まったという。(文:林加奈) 「基本給が数万円減ったということは、賞与にも影響が大きくショックでした」 転職して初めて給料を受け取った女性。金額を見て驚いたという。 「確かに手取りは1,2万円増えていましたが、基本給が数万円減っていました。内訳を見ると、調整給という手当てが数万円ついていて、それは年度毎に他の手当(処遇改善手当て等)がつけば、減っていくとのこと」 最初のうちだけ調整給でかさ増しされ、徐々に減らされるのだから、勤続年数が長い人ほど不利になりそうだ。しかも国の制度である処遇改善手当がついとたん、自社の手当(調整給)を減らすのは問題だろう。 「確かに、一年目は処遇改善手当てもついてませんでした。基本給が数万円減ったということは、賞与にも影響が大きくショックでした。面接時のあの話は何だったのか?と、支給額が増えたら良いと考えていたのか?と、今でもときどき思っています」 と、不満をこぼす。一時的に支給額が増えても基本給が減ってしまっては本末転倒である。結局、「年収ベースでは減収」になったという女性。 「お金がすべてではないけど、お金は大事だと思います。面接時に前職の給与を笑われたことは、忘れることができません」 と、つらい思いをつづっていた。
「そんな給料で働いてたの?」と鼻で笑う面接官 転職したら年収減のカラクリに愕然とした女性 NEW
就職活動での面接は、企業と労働者がお互いに雇用条件を確認し合う場でもある。しかし、入った後で条件面に違和感を覚えたというエピソードが寄せられた。
関西地方に住む保育士の60代女性は、ある保育施設への転職活動で忘れられない出来事があった。面接で、前職の収入の話になったときのこと。
「『基本給が〇〇円で手当てはほぼなく処遇改善手当てが数千円です』と言ったとき、面接をしていた人事の方が鼻で笑った後『そんな給料で働いていたの?』と。『うちに勤めてもらったら、そんな安い給与じゃないから』とも言われました」
面接の段階だが、すでに不穏な空気だ。とはいえ、前職より給与が上がるとわかれば転職先として一つの選択肢になりうる。女性は採用の連絡を受け、入職が決まったという。(文:林加奈)
「基本給が数万円減ったということは、賞与にも影響が大きくショックでした」
転職して初めて給料を受け取った女性。金額を見て驚いたという。
「確かに手取りは1,2万円増えていましたが、基本給が数万円減っていました。内訳を見ると、調整給という手当てが数万円ついていて、それは年度毎に他の手当(処遇改善手当て等)がつけば、減っていくとのこと」
最初のうちだけ調整給でかさ増しされ、徐々に減らされるのだから、勤続年数が長い人ほど不利になりそうだ。しかも国の制度である処遇改善手当がついとたん、自社の手当(調整給)を減らすのは問題だろう。
「確かに、一年目は処遇改善手当てもついてませんでした。基本給が数万円減ったということは、賞与にも影響が大きくショックでした。面接時のあの話は何だったのか?と、支給額が増えたら良いと考えていたのか?と、今でもときどき思っています」
と、不満をこぼす。一時的に支給額が増えても基本給が減ってしまっては本末転倒である。結局、「年収ベースでは減収」になったという女性。
「お金がすべてではないけど、お金は大事だと思います。面接時に前職の給与を笑われたことは、忘れることができません」
と、つらい思いをつづっていた。