• ラブホ従業員の鉄則「利用者とは顔合わせ厳禁」 廊下で会ったら「慌てて空いてる部屋に逃げ込みます」

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    世の中には様々な仕事があり、働いたことのある人でないと知り得ないものも……。ラブホテルの従業員もその一つだろう。

    投稿を寄せたのは北海道の50代女性。ラブホでベッドメイクの仕事をしていたという。

    「想像するほど変な仕事でもなくて、普通のホテルと比べても、風呂がユニットバスじゃないのとアメニティに避妊具があるぐらい」

    だが、ラブホなだけに中には変わった客もいたようだ。あくまで投稿者個人の体験談であるが、少し特殊な仕事の裏側を見てみよう。(文:天音琴葉)

    「プレイで散々汚して」「風呂にカップ麺を流して詰まらせ…」

    女性が働いていたのは「街中なのに古くて寂れたラブホ」とあって、客層は若いカップルよりも中高年が多かったと振り返る。

    「若者のお泊まりデートの利用者は少なくて、常連の中高年カップルや一人で入室し、何らかのサービスを利用する方が多かった」

    一方で、そのラブホは部屋の人数制限がなかったため、三人以上でやって来る客もいたようだ。

    「たまに大勢で入室していることもありました。それは、だいたい何かの撮影をしている場合で、機材を運び込んだりしていました。下着姿の女の子がベッドに腰掛けてるのは見たことがあります」

    また、昼間の時間帯のほうが「変な客」が多いと同僚から聞いたそうだ。

    「昼間のサービスタイムで働いている人の話によると(中略)ゴミを大量に置いてったり、プレイで散々汚していったり、風呂にカップ麺を流して詰まらせたり……」

    客とは顔合わせ厳禁

    一方で女性が働いていた夜の時間帯は、

    「皆さん用が済んだらさっさと出てくるので、ゴミも少ないし、ベッドが使われてなかったり、風呂が使われてないこともありました」

    というが、利用客が多かったのだろう。仕事にはとにかくスピードが求められたそうだ。

    「私の働いていた18時~24時はとにかく休憩利用の方を回すのが仕事で、いちばん小さい部屋は二人で10分から15分で拭き上げまで終わらせます。暇な時は一人で30分ってとこです」

    古いラブホならではの特殊なルールもあったようだ。

    「壁がとにかく薄いので、掃除機はかけられません(うるさい)。部屋の床は古いカーペットでしたが、全てコロコロで掃除していました。廊下を掃除する時もモップが壁に当たると苦情が来るので箒でそっと掃除していました」

    スタッフが徹底していたのが、客と顔を合わせないこと。

    「利用者とは基本的に顔を合わせては行けないので、廊下で会いそうになったら慌ててリネン室や空いてる部屋に逃げ込みます」

    女性は、この仕事について「人と会いたくない人には最適の仕事ですね。基本的にスピード勝負の肉体労働です」と総括した。

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