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    納得できるか!部下10人がパワハラ上司を“クーデター”で降格させた結果 → 被害社員が辞めたら「何の説明もなく」課長に復帰 NEW

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    部下たちが結託してパワハラ上司を降格させたと思いきや、最悪の状態に戻ってしまったという体験談が寄せられた。

    エンジニアとして働く40代男性(東京都/年収600万円)は約10年前、社員が数十人の中小メーカーに転職。配属された部門の上司(以下A)は、部下に対して辛くあたる人物だった。

    「バカや使えないなどの暴言、人格否定の言葉を発するなどパワハラが問題でした。また、部下の考えた案にはダメ出しをし、自分の考えしか正しいと認めない人でした」

    つまり深刻なパワハラ加害者だったという。(文:篠原みつき)

    社長は上司の暴言を知りつつ黙認

    そのため、部下とのコミュニケーションは滞り、業務に支障が出ることもあった。しかし、

    「社長もAさんの暴言は把握していたのですが、業務を推進する上でのリーダーシップとして容認していました」

    と経営トップは問題を黙認していたようだ。

    状況が変わったのは約5年前。上司Aのパワハラに耐えかねた数名の一般社員たちが、動いた。

    「一般社員の中で10人ほどの賛同者を募り、クーデター的にAさんに処分を下すよう社長に対して嘆願書を送りました」

    上司に反旗を翻す、勇気ある行動だった。しかし、「結果は期待していたものではありませんでした」と男性は振り返る。

    従業員数が少ない会社だったため、Aさんは会社の経理の一部を任される重要なポジションだった。そのためか……

    「Aさんは解雇されることなく、降格させられただけで、その後も会社に居座りました。そして、自分の非を認めることもなく、謝罪もありませんでした」

    被害社員の退職を機に、しれっと「課長復帰」

    Aさんは降格処分となったものの、会社には残り続けた。そして最近、信じられない事態が起こる。

    「パワハラ被害を訴えた社員が転職などで減少したことを機に、何の説明もなくAさんが再び課長職に就任しました」

    一度は問題ありとされた人物が、何のけじめもないまま元の役職に戻ったのだ。男性の落胆は察するに余りある。

    「この結果、社内の雰囲気が以前に戻ってしまい、上下のコミュニケーションが取りづらく非常に風通しの悪い働きづらい環境になってしまいました。こんな極めて不透明かつ不誠実な人事を行う会社はダメだなと思いました」

    中小企業では人材が流動的でなく、問題があっても特定の人物に頼らざるを得ない状況も生まれやすい。しかし、一度は「NO」を突きつけた社員たちの思いは、完全に踏みにじられた形となった。

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