「冬ボーナスのドキドキ感がなくなり、つまらない」年収900万円、40代管理職の告白 年俸制のリアル NEW 2025年11月15日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 冬のボーナスシーズンが到来し、支給額だけでなく、その制度や仕組みに複雑な思いを抱く人もいるようだ。 投稿を寄せたのは、千葉県の40代男性(年収900万円/素材・化学・食品・医薬品技術職)。ボーナスの額は明かしていないが、管理職になって年俸制に移行したことで、ボーナスへの感覚が変わってしまったという。 「管理職になって、年俸制になったので5月に金額が分かるようになった」 「計画性は良くなったが夏期賞与は直前だからいいけど、冬期はドキドキ感がなくなり、つまらなくなった」 これに対し、男性は「贅沢な悩みだとはわかっています」とも書き添えている。(文:篠原みつき) 企業型確定拠出年金でややこしいことに 年収900万円は高水準といえるが、男性には計画性が向上したこと以上に気になる点があるようだ。 今年のボーナスは「ベースは減ったけど、個人成績加点と企業型確定拠出年金(DC)の掛け金がプラスされて全体では+20万円」だったという。総額は増えているものの、その内訳にモヤモヤがある。 「選択制DCだから増えたはずの分を掛け金にされていそうなので、ベースが下がったようにしか見えない」 選択制DC(企業型確定拠出年金)は、老後の資産形成には有効な制度だ。しかし、この制度では、本来は給与や賞与として受け取るはずだった金額の一部を「掛け金」として拠出する形をとる。男性は、総額の内訳として「DC掛け金」が計上されたことで、実質的な賞与の「ベース」部分が減らされているのではないか、と感じているのだろう。 働き方や給与体系が多様化する中で、かつてのような「ボーナスの楽しみ方」も変わりつつあるのかもしれない。
「冬ボーナスのドキドキ感がなくなり、つまらない」年収900万円、40代管理職の告白 年俸制のリアル NEW
冬のボーナスシーズンが到来し、支給額だけでなく、その制度や仕組みに複雑な思いを抱く人もいるようだ。
投稿を寄せたのは、千葉県の40代男性(年収900万円/素材・化学・食品・医薬品技術職)。ボーナスの額は明かしていないが、管理職になって年俸制に移行したことで、ボーナスへの感覚が変わってしまったという。
「管理職になって、年俸制になったので5月に金額が分かるようになった」
「計画性は良くなったが夏期賞与は直前だからいいけど、冬期はドキドキ感がなくなり、つまらなくなった」
これに対し、男性は「贅沢な悩みだとはわかっています」とも書き添えている。(文:篠原みつき)
企業型確定拠出年金でややこしいことに
年収900万円は高水準といえるが、男性には計画性が向上したこと以上に気になる点があるようだ。
今年のボーナスは「ベースは減ったけど、個人成績加点と企業型確定拠出年金(DC)の掛け金がプラスされて全体では+20万円」だったという。総額は増えているものの、その内訳にモヤモヤがある。
「選択制DCだから増えたはずの分を掛け金にされていそうなので、ベースが下がったようにしか見えない」
選択制DC(企業型確定拠出年金)は、老後の資産形成には有効な制度だ。しかし、この制度では、本来は給与や賞与として受け取るはずだった金額の一部を「掛け金」として拠出する形をとる。男性は、総額の内訳として「DC掛け金」が計上されたことで、実質的な賞与の「ベース」部分が減らされているのではないか、と感じているのだろう。
働き方や給与体系が多様化する中で、かつてのような「ボーナスの楽しみ方」も変わりつつあるのかもしれない。