「去年は180万でしたが、今年は0です」冬のボーナスが消滅した年収1200万円の男性、その理由とは 2025年11月27日 キャリコネNEWS ツイート 画像はイメージ 冬のボーナスシーズンを迎え、支給額に一喜一憂する人も多いだろう。中には色々事情があって激減した人もいるようだ。 神奈川県の50代男性(ITエンジニア/年収1200万円)は、「去年は180万でしたが、今年は0です」と衝撃の金額を明かした。一体何があったのか。(文:湊真智人) 「賞与の給与化」で年収変わらず 外資系IT企業でアーキテクトとして働いている男性。業績悪化による賞与カットか…と思いきや、その理由は給与体系の変更にあった。 「賞与の給与化になったためです」 つまりは年俸制のように、かつてのボーナス分が毎月の給与に上乗せされる形になったということだろう。男性はこの変更について、次のように冷静に分析している。 「今まではボーナス支給日に在籍していないとボーナスがもらえませんでしたので、転職する人にとってはメリットになります。一方、定年まで働く人にとっては、厚生年金として払う額が年間でみると少なくなるので、将来もらえる年金額が少なくなります」 外資系ということもあり、人材の流動性を考慮したシステムを採用したということか。男性にとっては、トータルの年収が減ったわけではないため、 「別にボーナス貰ったから特別に何か買うとかないので何も変わりません」 と事もなげに述べている。 転職に伴い120万円→25万円に 一方、愛知県の30代男性(エンジニア/年収850万円)も、昨年の120万円から今年は25万円程度に激減した。こちらは単純に、査定期間の問題だという。 「今年の夏に転職したため、査定期間が1か月分しかなく6分の1の金額になってしまった」 日本の企業では一般的にボーナスの査定期間が定まっており、中途入社の場合、最初のボーナスは満額もらえないことが多い。男性もそれは織り込み済みのようで、 「退職金も含めて同程度になるため特に不満はなく、仕方ないことだと思っている」 と納得した様子だった。ボーナスの減額自体は寂しいが、よりよい環境づくりやキャリアアップが目的である二人にとっては、気を揉むほどの問題ではないようだ。
「去年は180万でしたが、今年は0です」冬のボーナスが消滅した年収1200万円の男性、その理由とは
冬のボーナスシーズンを迎え、支給額に一喜一憂する人も多いだろう。中には色々事情があって激減した人もいるようだ。
神奈川県の50代男性(ITエンジニア/年収1200万円)は、「去年は180万でしたが、今年は0です」と衝撃の金額を明かした。一体何があったのか。(文:湊真智人)
「賞与の給与化」で年収変わらず
外資系IT企業でアーキテクトとして働いている男性。業績悪化による賞与カットか…と思いきや、その理由は給与体系の変更にあった。
「賞与の給与化になったためです」
つまりは年俸制のように、かつてのボーナス分が毎月の給与に上乗せされる形になったということだろう。男性はこの変更について、次のように冷静に分析している。
「今まではボーナス支給日に在籍していないとボーナスがもらえませんでしたので、転職する人にとってはメリットになります。一方、定年まで働く人にとっては、厚生年金として払う額が年間でみると少なくなるので、将来もらえる年金額が少なくなります」
外資系ということもあり、人材の流動性を考慮したシステムを採用したということか。男性にとっては、トータルの年収が減ったわけではないため、
「別にボーナス貰ったから特別に何か買うとかないので何も変わりません」
と事もなげに述べている。
転職に伴い120万円→25万円に
一方、愛知県の30代男性(エンジニア/年収850万円)も、昨年の120万円から今年は25万円程度に激減した。こちらは単純に、査定期間の問題だという。
「今年の夏に転職したため、査定期間が1か月分しかなく6分の1の金額になってしまった」
日本の企業では一般的にボーナスの査定期間が定まっており、中途入社の場合、最初のボーナスは満額もらえないことが多い。男性もそれは織り込み済みのようで、
「退職金も含めて同程度になるため特に不満はなく、仕方ないことだと思っている」
と納得した様子だった。ボーナスの減額自体は寂しいが、よりよい環境づくりやキャリアアップが目的である二人にとっては、気を揉むほどの問題ではないようだ。