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    年収1100万エンジニアの壮絶な過去「高給だが残業100時間、心は死んでいた」 3歳の息子にも感情が“無”だった男性が転職で得たもの

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    家族を養う立場で、高い給与を手放す決断は簡単ではない。だが心が壊れてしまっては、元も子もない。

    千葉県の50代男性(エンジニア)は、「会社を辞めて転職をする事で、自分の心を取り戻す事ができました」と投稿で語る。当時、その会社で何があったのか……。男性は2007年頃の話だとし、次のように続けた。(文:天音琴葉)

    「当時の私は残業時間が100時間/月に達する事が常態化した日々を過ごしていました」

    「これはマズイ」心療内科を予約しようとするも……

    激務ではあったが、前年には社長賞を受賞し、給与も年齢の割には高かったという男性。モチベーションを保てる要素はあったものの、それ以上に強烈なプレッシャーとストレスに晒されていたようだ。

    そんなある日、男性は自身の異変に気づく。

    「早めに帰宅して(とはいっても、21時とか22時)、リビングに座っていた際に当時3歳の息子が膝の上に乗ってきたのですが、何も感じませんでした。心が躍る瞬間だろう!と、理性ではわかるのですが……何も感じませんでした」

    あまりに多忙すぎると、人間は感情が麻痺してしまうことがある。その状況が、いよいよ危険な段階に入っていることを示していた。

    心療内科を受診したくても、予約は3か月後

    「これはマズイ」と危機感を覚えた男性は、メンタルヘルスの電話相談窓口に連絡。心療内科の受診を勧められたが、予約が取れたのはなんと「3か月後」だった。

    会社に環境改善を訴えるも、「無理」と一蹴されてしまう。こうして男性はついに、転職を決意した。

    転職後、収入は下がったという。しかし――

    「膝上の息子に心躍る感情を取り戻し、目いっぱい、笑顔になる事ができましたし、辞めてよかったと心から思えました」

    なお、転職して2年後にその会社は倒産してしまったそうだが、男性は「それは別の話……」と明るく振り返る。

    さまざまな困難を乗り越えた男性は、現在の勤務先で年収1100万円を得ているというから、キャリア面でも当時の決断は正解だったと言えるだろう。

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