グランジ佐藤、鬼奴にプロポーズ大成功！しかし暗雲が晴れない3つの理由

昨年の暮れから報じられてきたことだが、椿鬼奴（通称やっこさん）と13年来の友人、お笑いトリオ「グランジ」の佐藤大は、ここ1年4か月で急速に接近し、交際を続けてきたという。

僕はいまだに「佐藤大って誰？」とか思っちゃうんだけど、東京NSC出身の彼は、苦労に苦労を重ねて芸人生活を続けてきた。そんな佐藤のひたむきに芸に向き合う姿に、やっこさんも思うところがあったのだろう。

筆者は感動で号泣してしまったが…

3月26日深夜00：59に放送された「なら婚」（日本テレビ系）では、「椿鬼奴＆グランジ佐藤大プロポーズ…感動完全公開SP！」と題して、丸ごと30分を佐藤のプロポーズ企画に費やした。

プロポーズ自体はベタなもので、2人の共通の知人がビデオメッセージに出演。その際に佐藤が「愛情」や「希望」などの素敵な花言葉を持つ花を1輪ずつ受け取り、最後にその映像を見ているやっこさんの前に登場して婚約指輪を差し出すという流れだった。

僕は不覚にも号泣してしまい、画面が全く見えなくなってしまった！日テレさん、素敵な番組を放送してくれてありがとう！――と、そのまま幸せな気分でこの話を終えることができたら、どんなに良かったか。どうもこの2人の結婚式までは、まだまだ波乱が待ち受けているような気がするのだ。

その根拠は何かといえば、主に3つある。まずは佐藤が明らかにやっこさんよりも知名度が低く、本人曰く「ヒモのような状態」のままプロポーズしてしまったという点。次に、やっこさんも相当なものだが、佐藤もまたギャンブルが趣味であるということ。そして最後が、佐藤の抱える借金問題だ。

実は「なら婚」で彼が用意した指輪は、佐藤が借金に借金を重ねて用意した代物だったという趣旨の話を、29日の「第7回沖縄国際映画祭」最終日に登場したやっこさんがしている。佐藤、大丈夫か！？

さらに指輪絡みの話は、まだある。25日に都内で開催されたホラー映画「アナベル死霊館の人形」の試写会に登場したやっこさんは、このとき右手薬指に輝く指輪について佐藤から「もらったんです」と話している。

非常に気に入っているようだが、このとき「1回私が払いましたけど、後で払ってもらいました」と仰天発言。さ、佐藤！「借金をして自分より稼ぎのある女性に指輪を買う男の目的は、ヒモ以外に考えられない」って一般的には思われるんだぞ、大丈夫か！

だめんずというワードを、きっと皆さんも知っているはずだ。ダメなメンズ、これをだめんずというんだけど、借金があって年上の彼女がいて、半分ヒモのような生活をしている。

愛情だけで飯は食えないのが、この世の中。こういう男女って一方が極端に稼いでいると、もう一方はそれにがっつり依存しちゃうものなんだよね。しかも佐藤はWikipediaによると、保険証を持っていないという記述もある（笑）。

ただ、彼に関しては、だらしのない世間一般のだめんずともちょっと違うようだ。あまり有名ではないお笑いトリオなんて、大体30代に差し掛かる頃に解散してしまうものだけど、「グランジ」は長い間地道に努力を続けている。

さらに佐藤は、どんな台本でも一度目を通せばそれだけで覚えてしまうという能力の持ち主だ。筆者の知る限り、そんなタレントはそう多くない。美空ひばりがそうだったというが、そうすると佐藤はかなりのスペックを秘めていることになる。

それに、「なら婚」で放送された彼の用意するビデオメッセージには、レイザーラモンRGをはじめとする売れっ子芸人が大勢登場している。これは芸人としては芽吹いていないが、佐藤個人は多くの仲間に愛されていることの証ではないだろうか？

年内は佐藤の借金問題などがあって式を挙げる予定はなさそうだが、今後の2人については来週の「なら婚」で引き続き触れることになっている。個人的には末永くお幸せに、と言いたいところだけど……皆さんはどう思うだろうか。（文：松本ミゾレ）