「若いうちに実力以上の挑戦を!」 ネオキャリアが新人に成長の機会を提供する理由 2015年4月24日 キャリコネNEWS ツイート 総合人材サービス会社のネオキャリアは、企業や介護・保育・医療施設向けの採用支援や、個人の就活・転職・派遣就業支援を行う。2014年度には対前年度比147%となる174億円の売上高を達成した。 代表の西澤亮一氏は36歳にして日経ビジネス「若手社長が選ぶベスト社長」にも選ばれた。選出理由は「ビジョンの浸透」だが、実際にどのような取り組みをしているのか。広報の岩下文さんに内情をレポートしてもらった。 「新卒」で起業も4000万円の累積赤字に 今春就職した新入社員で、職場に配属されて「こんなはずじゃなかった」と悩んでいる方はいないでしょうか。希望する仕事へのキャリアパスも見えず、受け身で仕事をしている先輩たちの姿に限界を感じてしまった…。そんな方もいると思います。 私たちネオキャリアには年齢や経験に関係なく、自ら成長の機会に手を挙げて挑戦することを支援するカルチャーがあります。その背景には、当社代表の西澤が「新卒」で会社を立ち上げたことも関係しています。 当社は西澤が大学を卒業した2000年、投資会社の同期9名により設立されました。高校生のころから親元を離れ、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れる日々を過ごしたことが、起業への想いを広げるきっかけとなったようです。 就活時には銀行などから内定をもらうも「先輩社員のイケてない姿」にガッカリし、改めて起業を決意。そこで「企業家求ム」とうたう投資会社に出会い、そこから出資を得る形で、いきなり取締役として起業に携わりました。 しかし、3000万円あったはずの資本金は、わずか1年4か月でゼロに。累積赤字はあっという間に4000万円にまで膨らんでしまい、当時の代表が辞任するという「崖っぷち」に追い詰められてしまいます。 そんな折、メンバーから「西澤を代表にして会社を立て直したい」と言われた彼は、思わず「無理!」と答えたそうです。しかし考えに考えた末、2002年に若干24歳で4000万円の負債を抱え、新生「ネオキャリア」のスタートを決意します。 ゆとり世代「新人であることを忘れるようにしていた」 西澤は創業メンバーの了解を得て、給与支払を猶予してもらうことに。最悪の事態を免れるとともに、中途人材紹介に加えて新卒採用支援や求人広告の事業をスタートさせます。代表就任の初月に初の単月黒字化。リーマン・ショックなど紆余曲折ありましたが、現在では国内28拠点・アジアを中心とした海外8カ国11拠点へと展開、従業員1300名を超えるまでに成長しました。 当社に入社すると、メンバーには「Neo Career Philosophy」という約300ページの書籍が配られます。この中には会社の歴史や会社が大切にしている考え方、目標などが書かれています。この内容は社内に浸透しており、ほぼ暗記しているメンバーも少なくありません。 実際に新卒入社数年で活躍している社員もいます。2010年に入社し、2年目にして新規事業領域の「介護事業」の支店立ち上げと支店長を任された山本直生も、会社とともに成長を続けるメンバーの1人です。 彼は平成生まれで、成長意欲と成果が評価され、会社からNo.1新人の称号である「ゴールデンルーキー賞」を授与されました。幼少期からサッカーを始めてユースチームに所属し、サッカー名門大学の部長として活躍していました。しかしサッカー選手としての夢を怪我で断念することとなり、縁あって当社へ入社することになりました。 一般的に「ゆとり世代」と言われる世代の彼ですが、入社した時から「自分が『新人』であることは忘れるようにしていた」とのこと。入社3年目から更に所帯の大きい支店の責任者を任され、10名のマネジメントを経て、今は新たな支店の立ち上げに奮闘しています。 海外へ飛び立ったメンバーは15人に 当社では、入社して「すぐに海外で働きたい!挑戦したい!」と強い想いを持って手を挙げるメンバーにも、積極的に機会を提供しています。約1か月の研修を経て配属先の国が決定した後、各国へ飛び立ったメンバーはすでに15人にのぼります。 これらは新人に限ったことではなく、平成生まれの中途入社メンバーで、海外現地法人の支社長を任されているメンバーもいます。国内での下積みが必要な会社も多いかと思いますが、海外で働くことは未知の経験であることも多く、若いうちから挑戦するメリットは大きいはずです。西澤も若いメンバーに、よくこういう話をしています。 「若いうちに『自分の今ある実力以上のことにどれだけ挑戦したか』で残りの人生が決まる」 時代の変化を見据え、成長性を感じる分野に思いきって挑戦し、成長し続ける、これこそが「ベンチャー企業であること」の価値だと思うのです。「新人だから」「まだ若いから」と諦めることなく、若いからこそ挑戦できるフィールドで、一緒に成長し続けましょう! 【プロフィール】ネオキャリア広報 岩下 文:1982年生まれ。東京都出身。2005年、新卒でネオキャリアへ入社。人材紹介事業にて企業の採用コンサル・キャリアアドバイザーや人事・採用担当を経て2014年より広報を立ち上げる。ベンチャー企業の魅力を日々PRする「なでしこ広報会」(主宰:栗田朋一・ 東京PRアカデミー代表)に参加。
「若いうちに実力以上の挑戦を!」 ネオキャリアが新人に成長の機会を提供する理由
総合人材サービス会社のネオキャリアは、企業や介護・保育・医療施設向けの採用支援や、個人の就活・転職・派遣就業支援を行う。2014年度には対前年度比147%となる174億円の売上高を達成した。
代表の西澤亮一氏は36歳にして日経ビジネス「若手社長が選ぶベスト社長」にも選ばれた。選出理由は「ビジョンの浸透」だが、実際にどのような取り組みをしているのか。広報の岩下文さんに内情をレポートしてもらった。
「新卒」で起業も4000万円の累積赤字に
今春就職した新入社員で、職場に配属されて「こんなはずじゃなかった」と悩んでいる方はいないでしょうか。希望する仕事へのキャリアパスも見えず、受け身で仕事をしている先輩たちの姿に限界を感じてしまった…。そんな方もいると思います。
私たちネオキャリアには年齢や経験に関係なく、自ら成長の機会に手を挙げて挑戦することを支援するカルチャーがあります。その背景には、当社代表の西澤が「新卒」で会社を立ち上げたことも関係しています。
当社は西澤が大学を卒業した2000年、投資会社の同期9名により設立されました。高校生のころから親元を離れ、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れる日々を過ごしたことが、起業への想いを広げるきっかけとなったようです。
就活時には銀行などから内定をもらうも「先輩社員のイケてない姿」にガッカリし、改めて起業を決意。そこで「企業家求ム」とうたう投資会社に出会い、そこから出資を得る形で、いきなり取締役として起業に携わりました。
しかし、3000万円あったはずの資本金は、わずか1年4か月でゼロに。累積赤字はあっという間に4000万円にまで膨らんでしまい、当時の代表が辞任するという「崖っぷち」に追い詰められてしまいます。
そんな折、メンバーから「西澤を代表にして会社を立て直したい」と言われた彼は、思わず「無理!」と答えたそうです。しかし考えに考えた末、2002年に若干24歳で4000万円の負債を抱え、新生「ネオキャリア」のスタートを決意します。
ゆとり世代「新人であることを忘れるようにしていた」
西澤は創業メンバーの了解を得て、給与支払を猶予してもらうことに。最悪の事態を免れるとともに、中途人材紹介に加えて新卒採用支援や求人広告の事業をスタートさせます。代表就任の初月に初の単月黒字化。リーマン・ショックなど紆余曲折ありましたが、現在では国内28拠点・アジアを中心とした海外8カ国11拠点へと展開、従業員1300名を超えるまでに成長しました。
当社に入社すると、メンバーには「Neo Career Philosophy」という約300ページの書籍が配られます。この中には会社の歴史や会社が大切にしている考え方、目標などが書かれています。この内容は社内に浸透しており、ほぼ暗記しているメンバーも少なくありません。
実際に新卒入社数年で活躍している社員もいます。2010年に入社し、2年目にして新規事業領域の「介護事業」の支店立ち上げと支店長を任された山本直生も、会社とともに成長を続けるメンバーの1人です。
彼は平成生まれで、成長意欲と成果が評価され、会社からNo.1新人の称号である「ゴールデンルーキー賞」を授与されました。幼少期からサッカーを始めてユースチームに所属し、サッカー名門大学の部長として活躍していました。しかしサッカー選手としての夢を怪我で断念することとなり、縁あって当社へ入社することになりました。
一般的に「ゆとり世代」と言われる世代の彼ですが、入社した時から「自分が『新人』であることは忘れるようにしていた」とのこと。入社3年目から更に所帯の大きい支店の責任者を任され、10名のマネジメントを経て、今は新たな支店の立ち上げに奮闘しています。
海外へ飛び立ったメンバーは15人に
当社では、入社して「すぐに海外で働きたい!挑戦したい!」と強い想いを持って手を挙げるメンバーにも、積極的に機会を提供しています。約1か月の研修を経て配属先の国が決定した後、各国へ飛び立ったメンバーはすでに15人にのぼります。
これらは新人に限ったことではなく、平成生まれの中途入社メンバーで、海外現地法人の支社長を任されているメンバーもいます。国内での下積みが必要な会社も多いかと思いますが、海外で働くことは未知の経験であることも多く、若いうちから挑戦するメリットは大きいはずです。西澤も若いメンバーに、よくこういう話をしています。
時代の変化を見据え、成長性を感じる分野に思いきって挑戦し、成長し続ける、これこそが「ベンチャー企業であること」の価値だと思うのです。「新人だから」「まだ若いから」と諦めることなく、若いからこそ挑戦できるフィールドで、一緒に成長し続けましょう!
【プロフィール】ネオキャリア広報 岩下 文:1982年生まれ。東京都出身。2005年、新卒でネオキャリアへ入社。人材紹介事業にて企業の採用コンサル・キャリアアドバイザーや人事・採用担当を経て2014年より広報を立ち上げる。ベンチャー企業の魅力を日々PRする「なでしこ広報会」(主宰:栗田朋一・ 東京PRアカデミー代表)に参加。