「7割の力で喜んでくれるお客と付き合う」 心理カウンセラーが提案する「長く楽しく仕事するコツ」 2015年5月18日 キャリコネNEWS ツイート 多くの著書があり、「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)などの番組にも出演している心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、5月14日付のブログで「長く楽しく仕事するコツ」を披露している。 そのコツとは、「自分が7分ぐらいのちからで楽しんで仕事をして、それを喜んでくれるお客さんと付き合うこと」。このことを心がけることにより、長く楽しく仕事をやっていけるようになるのだという。 「期待ジャンキー」になれば、かえって不満を高めてしまう 心屋さんによれば、自分のファンを作り信頼を勝ち取るために、お客の期待に全力で応えることを心がけると、かえってクレームや顧客離れを起こしてしまい、自分自身も疲弊していくと指摘する。 その理由は、期待に応えようと心がけることで、ひとときも気を抜けない「期待ジャンキー」になってしまうからだ。 120%の力で提供したものは、100%しかできないときには「以前はこうだったのにがっかり」となる。そうしているうちに「最後は超人になっちゃうよ(笑)」という。手を抜けない緊張の連続は続くはずもなく、限界が来る。 「自分が7分ぐらいの/ちからで楽しんで/仕事をして、/それを喜んでくれる/お客さんと付き合うことが、/長く楽しく仕事を/やっていくひとつのコツになるのに」 心屋さんは、「期待ジャンキー(中毒者)」となるのが誰なのか、明確には書いていない。もしお客側だとすると、自分が全力でお客に尽くすことで、お客の期待を高めすぎ、働く自分もつらくなるという意味に解される。 一方で、働く側を指すとすると、自分が自分に対して「もっとやれるはず」と期待しすぎることを戒め、適度に満足しながら肩の力を抜して仕事をすべきと言っているようにも読める。 読者も賛同「自分の首を自分で絞めるのはやめたい」 このエントリーをシェアした心屋さんのフェイスブックページには、1200件を超える「いいね!」が集まり、「期待ジャンキー」経験者からの感想が寄せられている。 「わかるワぁ~…!お客さんに喜んでもらおうと企画したことなのに、ちょっとのミスで逆にクレームになることも」 「まさにこれでクレームいただいたことがあります…ホンマですね…自分の首を自分で絞めるのはやめたいと思います」 サービス業に従事しているという男性は、「今出来るサービスを選んでくださる利用者様を大切にすれば(できれば)いいんじゃないかな」と書き込んでいる。仕事には常に全力を注べき、と思い込んでいる人には、目から鱗が落ちる思いがするかもしれない。 同じような趣旨の呼びかけは、今年の4月23日のはてな匿名ダイアリーにも見られた。このエントリーは、「100の力で仕事をするな(特に新人は)」と主張したものだ。 新入社員が100の力で仕事をすれば、周囲は120の力でやることを期待し、最終的には「200や300の力が必要なところ」に追い込まれると指摘し、「常に出力を抑える」ことの重要性を説いている。 このエントリーには「素晴らしい」と賛同する声がある一方で、「100の力を出さない人はいつまでも100の力がだせない」と批判する人もおり、ネットで賛否の応酬となった。 あわせてよみたい:蛭子さん「仕事で輝くという人生は変。競艇場で輝くために働く」
「7割の力で喜んでくれるお客と付き合う」 心理カウンセラーが提案する「長く楽しく仕事するコツ」
多くの著書があり、「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)などの番組にも出演している心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、5月14日付のブログで「長く楽しく仕事するコツ」を披露している。
そのコツとは、「自分が7分ぐらいのちからで楽しんで仕事をして、それを喜んでくれるお客さんと付き合うこと」。このことを心がけることにより、長く楽しく仕事をやっていけるようになるのだという。
「期待ジャンキー」になれば、かえって不満を高めてしまう
心屋さんによれば、自分のファンを作り信頼を勝ち取るために、お客の期待に全力で応えることを心がけると、かえってクレームや顧客離れを起こしてしまい、自分自身も疲弊していくと指摘する。
その理由は、期待に応えようと心がけることで、ひとときも気を抜けない「期待ジャンキー」になってしまうからだ。
120%の力で提供したものは、100%しかできないときには「以前はこうだったのにがっかり」となる。そうしているうちに「最後は超人になっちゃうよ(笑)」という。手を抜けない緊張の連続は続くはずもなく、限界が来る。
心屋さんは、「期待ジャンキー(中毒者)」となるのが誰なのか、明確には書いていない。もしお客側だとすると、自分が全力でお客に尽くすことで、お客の期待を高めすぎ、働く自分もつらくなるという意味に解される。
一方で、働く側を指すとすると、自分が自分に対して「もっとやれるはず」と期待しすぎることを戒め、適度に満足しながら肩の力を抜して仕事をすべきと言っているようにも読める。
読者も賛同「自分の首を自分で絞めるのはやめたい」
このエントリーをシェアした心屋さんのフェイスブックページには、1200件を超える「いいね!」が集まり、「期待ジャンキー」経験者からの感想が寄せられている。
サービス業に従事しているという男性は、「今出来るサービスを選んでくださる利用者様を大切にすれば(できれば)いいんじゃないかな」と書き込んでいる。仕事には常に全力を注べき、と思い込んでいる人には、目から鱗が落ちる思いがするかもしれない。
同じような趣旨の呼びかけは、今年の4月23日のはてな匿名ダイアリーにも見られた。このエントリーは、「100の力で仕事をするな(特に新人は)」と主張したものだ。
新入社員が100の力で仕事をすれば、周囲は120の力でやることを期待し、最終的には「200や300の力が必要なところ」に追い込まれると指摘し、「常に出力を抑える」ことの重要性を説いている。
このエントリーには「素晴らしい」と賛同する声がある一方で、「100の力を出さない人はいつまでも100の力がだせない」と批判する人もおり、ネットで賛否の応酬となった。
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