面接で「残業代はちゃんと出ますか」と聞くのは失礼? 回答者は「仕事もできないのに」と疑問視 2015年6月8日 キャリコネNEWS ツイート サービス残業や長時間勤務などが問題視されている昨今、就職先が残業代をきちんと支給してくれる会社なのかどうかは気になるところです。 就職活動中のZQMZFBXRHSRPXさんも、応募する会社の残業代がちゃんと出るのか気になっています。でも、もしかしたら「出るのが当たり前」という心構えで聞かないのが普通なのかも…と悩み、Q&AサイトのOKWaveにこんな相談を投稿しました。 「就職の面接で、残業代がちゃんと出るか聞くのは失礼なことですか?」 「何の遠慮がいるでしょう」と反発する人もいるが この相談に対し、ある回答者は「別に聞くのはいいと思う」としつつ、「仕事もできないのに、いきなり聞くのも…と思います」と厳しいコメントを寄せました。 「最近の人達は、仕事も満足に出来ないのに、お金が安いとか安いのに時間が長いとか言います。そんな人間は、最初からやらなければいいのです。公園等で生活をすればいいのです」(k205tさん) 質問者さんは、この答えをなぜかベストアンサーに選んでいます。「給料の割りに労働時間が長い」というのは正当な不満のはずですが、このアドバイスを受け入れて面接で確認するのをやめてしまったのでしょうか。 別の回答者さんも「正社員なら多少のサービス残業は覚悟してないと就職なんて無理だと思う」(zxcv7777さん)と苦言を呈しています。実際、この方の周りの知り合いは皆「100%残業代なんて貰えていない」そうです。 その一方で、Heavypunchさんは「労働者として正当な権利を確認することに、何の遠慮がいるでしょうか?」と疑問を呈し、それ以上の質問をすべきと言っています。 「残業代が出るか否かだけではなく、上限があるのかないのかも確認すること」 仮に残業代が支払われるとしても、上限があまりにも長時間に設定されている職場だと、体調を崩すリスクが高くなるということでしょう。 「残業はどう計算してるんですか?」とやんわり聞く方法も とはいえ、最初から喧嘩腰に受け取られては、せっかくの就職の可能性も潰してしまいます。kuzuhanさんは、ダイレクトに「残業代が出るのか?」ではなく、「残業代を含めた賃金体系や残業に対する姿勢」を聞くといいとアドバイスしています。 「『残業代でるんですか』はNGでも、『残業はどう計算してるんですか?』ぐらいは向こうも想定してるんじゃないでしょうか」 例えば「裁量労働制です」とか「固定残業代制です」とか、その程度のことを尋ねて気を悪くするような会社は、入社を躊躇したくなります。後になって「あの月給は残業代込みだから」と言われたら「こんなはずでは」と後悔することでしょう。 中には面接で「ちゃんと支給しますよ」と言ったのに、いざ入社してみたらサービス残業が常態化していた、というケースも。yosifuji20さんは「そこに知り合いでもいれば教えてもらうのが最善ですが、なければあとは運を天に任すしかありません」として、こうアドバイスしています。 「入社後もしサービス残業が当たり前であれば、残業の記録を日記等できちんと残して、いつか労働基準監督署に訴えることですね」 いまは匿名のままネットに書き込みができる時代。悩める就活生や転職希望者のために、会社の大小にかかわらず掲示板や口コミサイトに遠慮のない情報が溜まっていけば、そんな不安も減るのでしょうけどね。(ライター:Makiko.N) あわせてよみたい:キャリコネで「残業」を検索
面接で「残業代はちゃんと出ますか」と聞くのは失礼? 回答者は「仕事もできないのに」と疑問視
サービス残業や長時間勤務などが問題視されている昨今、就職先が残業代をきちんと支給してくれる会社なのかどうかは気になるところです。
就職活動中のZQMZFBXRHSRPXさんも、応募する会社の残業代がちゃんと出るのか気になっています。でも、もしかしたら「出るのが当たり前」という心構えで聞かないのが普通なのかも…と悩み、Q&AサイトのOKWaveにこんな相談を投稿しました。
「何の遠慮がいるでしょう」と反発する人もいるが
この相談に対し、ある回答者は「別に聞くのはいいと思う」としつつ、「仕事もできないのに、いきなり聞くのも…と思います」と厳しいコメントを寄せました。
質問者さんは、この答えをなぜかベストアンサーに選んでいます。「給料の割りに労働時間が長い」というのは正当な不満のはずですが、このアドバイスを受け入れて面接で確認するのをやめてしまったのでしょうか。
別の回答者さんも「正社員なら多少のサービス残業は覚悟してないと就職なんて無理だと思う」(zxcv7777さん)と苦言を呈しています。実際、この方の周りの知り合いは皆「100%残業代なんて貰えていない」そうです。
その一方で、Heavypunchさんは「労働者として正当な権利を確認することに、何の遠慮がいるでしょうか?」と疑問を呈し、それ以上の質問をすべきと言っています。
仮に残業代が支払われるとしても、上限があまりにも長時間に設定されている職場だと、体調を崩すリスクが高くなるということでしょう。
「残業はどう計算してるんですか?」とやんわり聞く方法も
とはいえ、最初から喧嘩腰に受け取られては、せっかくの就職の可能性も潰してしまいます。kuzuhanさんは、ダイレクトに「残業代が出るのか?」ではなく、「残業代を含めた賃金体系や残業に対する姿勢」を聞くといいとアドバイスしています。
例えば「裁量労働制です」とか「固定残業代制です」とか、その程度のことを尋ねて気を悪くするような会社は、入社を躊躇したくなります。後になって「あの月給は残業代込みだから」と言われたら「こんなはずでは」と後悔することでしょう。
中には面接で「ちゃんと支給しますよ」と言ったのに、いざ入社してみたらサービス残業が常態化していた、というケースも。yosifuji20さんは「そこに知り合いでもいれば教えてもらうのが最善ですが、なければあとは運を天に任すしかありません」として、こうアドバイスしています。
いまは匿名のままネットに書き込みができる時代。悩める就活生や転職希望者のために、会社の大小にかかわらず掲示板や口コミサイトに遠慮のない情報が溜まっていけば、そんな不安も減るのでしょうけどね。(ライター:Makiko.N)
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