松本人志が「閉所恐怖症」を告白、催眠術でも克服できず… 原因はガキ使のコント企画 2015年6月25日 キャリコネNEWS ツイート 6月21日(日)に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)は、30分丸ごとスタジオでレギュラーメンバーのトーク回だった。 企画モノの方が好きな僕としては一瞬がっかりしたけど、この放送では非常に興味深いシーンが流れることとなり、結果的に釘付けになった。その興味深いシーンというのが、松本人志のトラウマ告白だ。(文:松本ミゾレ) 日本催眠術協会の理事まで登場したが 彼は以前、同番組でゾンビに扮し、野球場の地面から這い出てくる企画に挑戦したことがある。このとき地面の中で箱の中に入ってメンバーを待っている間に、閉所恐怖症になってしまったというのである。 それからというもの、狭い空間に押し込まれるのが苦手になってしまった……。番組では、松本の閉所恐怖症を克服すべく、日本催眠術協会理事の南裕氏を招いてカウンセリングを行った。 松本のトラウマを克服するためだけに、わざわざ理事が登場するというのもかなり豪華な話だが、南氏いわく悩みやトラウマの原因は、当人に植え付けられた否定的な価値観にあるという。しかし結果的には番組内で閉所恐怖症を完全克服するには至らなかった。実質20分ほどの施術しかなく無理もない。 ここで僕の話になってしまうのは恐縮だけど、実は僕は過剰なまでの蜘蛛恐怖症。きっかけは「アラクノフォビア」という映画を観てしまったことだ。 巨大な蜘蛛が人を襲うという、ありきたりなモンスターパニックムービーだが、これを観て以降、僕は完璧に蜘蛛がダメになってしまった。 自分も何度も時間をかけてカウンセリングした 「アラクノフォビア」とは”蜘蛛恐怖症”という意味の言葉である。読んで字の如く蜘蛛を恐れるようになった僕などは、きっとあの映画の制作者にとっては最高の観客だったはずだ。 とにかく蜘蛛が怖くて怖くてたまらなかったため、以前この催眠療法で恐怖症を克服しようと思い立ったことがある。そのプロセスは、何度も時間をかけてカウンセリングを行い、催眠療法を行い、じっくりと腰をすえて少しずつ恐怖症を克服するというものだった。 しかもその費用も、なかなか馬鹿にならない。一朝一夕に催眠療法の効果を感じるというのは、なかなか難しいものだ。 高額納税者の松本に簡単に乗り越えることのできない弱点があるというのは、見ていて気の毒ではあったけど、一方で人間らしい弱みを見ることもできて安心する一面もあった。 弱点も個性と割り切って生きるしかない 同じように、社会には立派に働いて成果を伸ばすエリートもいるし、誰もが憧れる人格者もいるけれど、彼らも人間。弱点の一つはあるはずだ。 完璧な人間になろうと思うと、息苦しくなるばかりだし、そもそも人間は弱い生き物。失敗をしない人間なんかいないし、優秀と思われる人の中には単に失敗を隠すことが上手なヤツが意外に多かったりする。 だから弱点があっても、それを個性と捉えて割り切って生きることも大事なのかもしれない。 あわせてよみたい:従業員を「4つの類人猿」に分けてチームづくり
松本人志が「閉所恐怖症」を告白、催眠術でも克服できず… 原因はガキ使のコント企画
6月21日(日)に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)は、30分丸ごとスタジオでレギュラーメンバーのトーク回だった。
企画モノの方が好きな僕としては一瞬がっかりしたけど、この放送では非常に興味深いシーンが流れることとなり、結果的に釘付けになった。その興味深いシーンというのが、松本人志のトラウマ告白だ。(文:松本ミゾレ)
日本催眠術協会の理事まで登場したが
彼は以前、同番組でゾンビに扮し、野球場の地面から這い出てくる企画に挑戦したことがある。このとき地面の中で箱の中に入ってメンバーを待っている間に、閉所恐怖症になってしまったというのである。
それからというもの、狭い空間に押し込まれるのが苦手になってしまった……。番組では、松本の閉所恐怖症を克服すべく、日本催眠術協会理事の南裕氏を招いてカウンセリングを行った。
松本のトラウマを克服するためだけに、わざわざ理事が登場するというのもかなり豪華な話だが、南氏いわく悩みやトラウマの原因は、当人に植え付けられた否定的な価値観にあるという。しかし結果的には番組内で閉所恐怖症を完全克服するには至らなかった。実質20分ほどの施術しかなく無理もない。
ここで僕の話になってしまうのは恐縮だけど、実は僕は過剰なまでの蜘蛛恐怖症。きっかけは「アラクノフォビア」という映画を観てしまったことだ。
巨大な蜘蛛が人を襲うという、ありきたりなモンスターパニックムービーだが、これを観て以降、僕は完璧に蜘蛛がダメになってしまった。
自分も何度も時間をかけてカウンセリングした
「アラクノフォビア」とは”蜘蛛恐怖症”という意味の言葉である。読んで字の如く蜘蛛を恐れるようになった僕などは、きっとあの映画の制作者にとっては最高の観客だったはずだ。
とにかく蜘蛛が怖くて怖くてたまらなかったため、以前この催眠療法で恐怖症を克服しようと思い立ったことがある。そのプロセスは、何度も時間をかけてカウンセリングを行い、催眠療法を行い、じっくりと腰をすえて少しずつ恐怖症を克服するというものだった。
しかもその費用も、なかなか馬鹿にならない。一朝一夕に催眠療法の効果を感じるというのは、なかなか難しいものだ。
高額納税者の松本に簡単に乗り越えることのできない弱点があるというのは、見ていて気の毒ではあったけど、一方で人間らしい弱みを見ることもできて安心する一面もあった。
弱点も個性と割り切って生きるしかない
同じように、社会には立派に働いて成果を伸ばすエリートもいるし、誰もが憧れる人格者もいるけれど、彼らも人間。弱点の一つはあるはずだ。
完璧な人間になろうと思うと、息苦しくなるばかりだし、そもそも人間は弱い生き物。失敗をしない人間なんかいないし、優秀と思われる人の中には単に失敗を隠すことが上手なヤツが意外に多かったりする。
だから弱点があっても、それを個性と捉えて割り切って生きることも大事なのかもしれない。
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