開学28年目の東京情報大学 ビジネスからエンタメまで幅広い素養を身につける「12コース制」に特色 2015年6月29日 キャリコネNEWS ツイート 少子化を背景に人手不足が著しい昨今、特にITが分かるエンジニアの需要は非常に高まっている。さらに企業が求める即戦力人材には、プログラミングができるだけでなく、ビジネスやエンターテイメントなどの素養も求められているようだ。 開学28年目を迎えた東京情報大学は、そのような社会的ニーズを受けて情報システム学科など従来の4学科を2013年に統合し、1学部1学科12コースに再編。これが学生に好評だという。自らも卒業生である広報の近本さんに、学校の特色を紹介してもらった。 情報を総合的に活用できる学生のニーズ増大に応える ビジネスから行政、エンターテイメントに至るまで、いまやあらゆる領域で欠かせなくなった情報処理。そんな時代を予見して、28年前に「情報」をキーワードに千葉市若葉区に開学したのが、学校法人東京農業大学が運営する東京情報大学です。 卒業生の4割が進むのは情報通信業界。ただし本学が目指しているのは、単にプログラミングができる人ではなく、情報に対する素養を持ちながら人とのコミュニケーションができる人材です。 営業ができるSEやITが分かる事務、エンタメが分かるプログラマなどへのニーズの高まりが、情報を総合的に活用できる本学学生の採用増大につながっています。 そんな本学は理工系のような名前ではありますが、文系・理系・エンターテイメント系の枠を越える「1学部1学科12コース制」のカリキュラムを用意しています。コースの内訳は、以下のように多彩で幅広いものです。 心理・教育/スポーツマネジメント/起業・商品開発/会計・金融/社会コミュニケーション/CG・Webデザイン/映像・音響/ちば地域構想/地球・自然環境/システム開発/ゲーム・アプリケーション/ネットワーク・セキュリティ 入学した学生は、1~2年次はこのコースすべてで基礎を学び、幅広い学問に触れて興味の幅を広げます。3年次からは自分にあった学問を選択しつつ、企業や地域、他コースの学生たちと協働しながら「プロジェクト研究」という独自の教育プログラムで、課題解決力やチームワーク力など汎用的スキルを身につけていきます。 チームワークを取り込んだ学習で「即戦力」を養成 このようなやり方によって、入学時には将来の進路を明確に意識していない学生にも刺激を与え、「やりたいことを見つけやすい」と評価を受けています。もちろんやりたいことが見つかっている人も、新たな分野との出合いは将来の活動の幅を拡げてくれます。 自慢のカリキュラムのひとつが、システム開発コースで用いているCAPTAIN(キャプテン)というプログラミング学習支援システムです。2005年に布広ゼミで研究開発し、学生に受け継がれながら改良が施され、今年で10年目を迎えています。 CAPTAINのコンセプトは「パズルゲームをするようにjavaプログラミングの勉強をしよう!」というもので、バラバラになったプログラムを組み立てることでプログラミングを体験するもの。実際の企業の開発スタイルを取り入れ、チームワークで仕事をする大切さを学ぶことにより、即戦力として活躍できる人材育成をしています。 ネパール出身の卒業生Jさんは、現在は日本のシステム会社にシステムエンジニアとして勤務。学生時代をこう振り返ります。 「CAPTAINの開発に携わったことで、仲間とのこまめなコミュニケーションがプログラミングでは不可欠であることを学べたことは良い経験でした」 ゼミ生が集まり、どんなシステムを開発したいかを最初に話し合い、ある程度開発が進んだらそれぞれが作ったものを持ち寄って、動くかどうかを試してみる。それがダメだったら、話し合って原因を究明して改善するという進め方で、「仲間と作ったプログラムが実際に使われているのを見るのは感動でした」と語ります。 緑豊かなキャンパスとユニークな教員も自慢 はじめは「システムエンジニアの仕事は人と話さず、1人で黙々と作業をするだけ」というイメージを持っていたJさんでしたが、実際に取り組んでみて、システム開発にはチームで協力して作り上げていくことが重要であることを体感したとか。 システム開発以外の分野でも、本学では情報とエンタメ、金融、行政など複数のコースを学ぶことで、様々な分野における情報処理について学生時代から触れることができます。 多様なカリキュラムを扱うだけに、ユニークな教員も多いです。文化人類学の講座を持つ米国人のケビン先生は、元米軍勤務のマッチョな男性。キャンパス内をローラーブレードで駆け抜け、カメラ片手に野鳥や植物を撮影し、人生の楽しみ方も教えてくれます。 私たち職員も、学生たちが「自分のレールは自分で敷く」ことを応援しています。緑豊かなキャンパスも自慢です。学生さんも親御さんも、新しい分野を担う人材を探す企業の採用担当者さんも、いちど遊びにいらしてください。 【プロフィール】東京情報大学 広報 近本 百可:1984年生まれ。千葉県出身。2009年に東京情報大学を卒業後、学校法人東京農業大学に事務職員として採用。東京情報大学学生課を経て、11年秋から同大入試・広報課に。ベンチャー企業の魅力を日々PRする「なでしこ広報会」 (主宰:栗田朋一・東京PRアカデミー代表)に参加している。
開学28年目の東京情報大学 ビジネスからエンタメまで幅広い素養を身につける「12コース制」に特色
少子化を背景に人手不足が著しい昨今、特にITが分かるエンジニアの需要は非常に高まっている。さらに企業が求める即戦力人材には、プログラミングができるだけでなく、ビジネスやエンターテイメントなどの素養も求められているようだ。
開学28年目を迎えた東京情報大学は、そのような社会的ニーズを受けて情報システム学科など従来の4学科を2013年に統合し、1学部1学科12コースに再編。これが学生に好評だという。自らも卒業生である広報の近本さんに、学校の特色を紹介してもらった。
情報を総合的に活用できる学生のニーズ増大に応える
ビジネスから行政、エンターテイメントに至るまで、いまやあらゆる領域で欠かせなくなった情報処理。そんな時代を予見して、28年前に「情報」をキーワードに千葉市若葉区に開学したのが、学校法人東京農業大学が運営する東京情報大学です。
卒業生の4割が進むのは情報通信業界。ただし本学が目指しているのは、単にプログラミングができる人ではなく、情報に対する素養を持ちながら人とのコミュニケーションができる人材です。
営業ができるSEやITが分かる事務、エンタメが分かるプログラマなどへのニーズの高まりが、情報を総合的に活用できる本学学生の採用増大につながっています。
そんな本学は理工系のような名前ではありますが、文系・理系・エンターテイメント系の枠を越える「1学部1学科12コース制」のカリキュラムを用意しています。コースの内訳は、以下のように多彩で幅広いものです。
入学した学生は、1~2年次はこのコースすべてで基礎を学び、幅広い学問に触れて興味の幅を広げます。3年次からは自分にあった学問を選択しつつ、企業や地域、他コースの学生たちと協働しながら「プロジェクト研究」という独自の教育プログラムで、課題解決力やチームワーク力など汎用的スキルを身につけていきます。
チームワークを取り込んだ学習で「即戦力」を養成
このようなやり方によって、入学時には将来の進路を明確に意識していない学生にも刺激を与え、「やりたいことを見つけやすい」と評価を受けています。もちろんやりたいことが見つかっている人も、新たな分野との出合いは将来の活動の幅を拡げてくれます。
自慢のカリキュラムのひとつが、システム開発コースで用いているCAPTAIN(キャプテン)というプログラミング学習支援システムです。2005年に布広ゼミで研究開発し、学生に受け継がれながら改良が施され、今年で10年目を迎えています。
CAPTAINのコンセプトは「パズルゲームをするようにjavaプログラミングの勉強をしよう!」というもので、バラバラになったプログラムを組み立てることでプログラミングを体験するもの。実際の企業の開発スタイルを取り入れ、チームワークで仕事をする大切さを学ぶことにより、即戦力として活躍できる人材育成をしています。
ネパール出身の卒業生Jさんは、現在は日本のシステム会社にシステムエンジニアとして勤務。学生時代をこう振り返ります。
ゼミ生が集まり、どんなシステムを開発したいかを最初に話し合い、ある程度開発が進んだらそれぞれが作ったものを持ち寄って、動くかどうかを試してみる。それがダメだったら、話し合って原因を究明して改善するという進め方で、「仲間と作ったプログラムが実際に使われているのを見るのは感動でした」と語ります。
緑豊かなキャンパスとユニークな教員も自慢
はじめは「システムエンジニアの仕事は人と話さず、1人で黙々と作業をするだけ」というイメージを持っていたJさんでしたが、実際に取り組んでみて、システム開発にはチームで協力して作り上げていくことが重要であることを体感したとか。
システム開発以外の分野でも、本学では情報とエンタメ、金融、行政など複数のコースを学ぶことで、様々な分野における情報処理について学生時代から触れることができます。
多様なカリキュラムを扱うだけに、ユニークな教員も多いです。文化人類学の講座を持つ米国人のケビン先生は、元米軍勤務のマッチョな男性。キャンパス内をローラーブレードで駆け抜け、カメラ片手に野鳥や植物を撮影し、人生の楽しみ方も教えてくれます。
私たち職員も、学生たちが「自分のレールは自分で敷く」ことを応援しています。緑豊かなキャンパスも自慢です。学生さんも親御さんも、新しい分野を担う人材を探す企業の採用担当者さんも、いちど遊びにいらしてください。
【プロフィール】東京情報大学 広報 近本 百可:1984年生まれ。千葉県出身。2009年に東京情報大学を卒業後、学校法人東京農業大学に事務職員として採用。東京情報大学学生課を経て、11年秋から同大入試・広報課に。ベンチャー企業の魅力を日々PRする「なでしこ広報会」 (主宰:栗田朋一・東京PRアカデミー代表)に参加している。