報ステ古舘氏が芥川賞に「本屋大賞と区分けがなくなってきた」と発言 ネットで「失礼だ!」と炎上 2015年7月17日 キャリコネNEWS ツイート 7月16日に発表された第153回芥川賞で、お笑い芸人「ピース」の又吉直樹さんが「火花」で受賞したことが話題を集めている。「火花」はすでに64万部を売り上げる大ベストセラーにもなっている。 お笑い芸人としての同賞の受賞は初。そのため芸人仲間からは祝福のコメントが寄せられている。中には、「又吉を有吉と。できるだけ多くの人が勘違いしますように。。。」(有吉弘行)、「ほぅ…火花が…では、私は火種の執筆に…」(南海キャンディーズ・山里亮太)など、便乗ツイートもされる騒ぎに発展している。 「僕なんかの年代だとあれっていう感じが」 お祭りムードは冷めやらないが、このニュースに対して同日夜放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)の古舘伊知郎キャスターが発した一言が、ネットで物議を呼んでいる。 古舘氏は芥川賞と直木賞受賞のニュースを受け、「みんなすごいなぁーこの方々って思うんですけど、それとは別に芥川賞と本屋大賞の区分けが段々なくなってきた感じがするんですよね」と発言。 このコメントに対し、小川彩佳キャスターは「ちょっと読んでみないと分からないですけどね」とやんわりと否定したものの、古舘氏はこう感想を続けた。 「なんかね、明らかに状況的にも時代が違うと言ってしまったらそれまでなんですけどね、僕なんかの年代だとあれっていう感じがちょっとするんですよね」 書店員が選ぶ「本屋大賞」は多くの人に好まれやすい作品がノミネートされることが多いため、「火花」は芸人が書いた話題性のある本ということで、古舘氏は比較に用いたのかもしれない。 元は同じ「出版販促プロモーション策」? しかし、本屋大賞の受賞者やノミネート作家にも、芥川賞や直木賞の作家が少なくない。そのため又吉さんの受賞だけではなく、本屋大賞に対しても格下と見るような失礼な発言だと批判の声が相次いでいる。 「又吉にも失礼だし芥川賞にも失礼だし本屋大賞にも失礼だし、こんなのがアナウンサーをやってるなんて他のアナウンサーにも失礼」 「本屋大賞に選ばれている本は毎年素晴らしいし、どっちが上とかないのに寂しいこと言うなぁって」 とはいえ芥川賞も、一般的には「純文学の最高峰に与えられる賞」と評価されているものの、実際には文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われて授与される賞。 「要するに、とある私企業がやってる出版販促プロモーション策である」 というツイートも見られるように、もともとは同じような趣旨で生まれた賞ということもできる。古舘氏のように「芥川賞」へ特別なイメージを抱く人もいるだろうが、今後は両者が近づく動きがあったとしても仕方ないのかもしれない。 あわせてよみたい:「実家の蔵書」が多いと年収が高いって?
報ステ古舘氏が芥川賞に「本屋大賞と区分けがなくなってきた」と発言 ネットで「失礼だ!」と炎上
7月16日に発表された第153回芥川賞で、お笑い芸人「ピース」の又吉直樹さんが「火花」で受賞したことが話題を集めている。「火花」はすでに64万部を売り上げる大ベストセラーにもなっている。
お笑い芸人としての同賞の受賞は初。そのため芸人仲間からは祝福のコメントが寄せられている。中には、「又吉を有吉と。できるだけ多くの人が勘違いしますように。。。」(有吉弘行)、「ほぅ…火花が…では、私は火種の執筆に…」(南海キャンディーズ・山里亮太)など、便乗ツイートもされる騒ぎに発展している。
「僕なんかの年代だとあれっていう感じが」
お祭りムードは冷めやらないが、このニュースに対して同日夜放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)の古舘伊知郎キャスターが発した一言が、ネットで物議を呼んでいる。
古舘氏は芥川賞と直木賞受賞のニュースを受け、「みんなすごいなぁーこの方々って思うんですけど、それとは別に芥川賞と本屋大賞の区分けが段々なくなってきた感じがするんですよね」と発言。
このコメントに対し、小川彩佳キャスターは「ちょっと読んでみないと分からないですけどね」とやんわりと否定したものの、古舘氏はこう感想を続けた。
書店員が選ぶ「本屋大賞」は多くの人に好まれやすい作品がノミネートされることが多いため、「火花」は芸人が書いた話題性のある本ということで、古舘氏は比較に用いたのかもしれない。
元は同じ「出版販促プロモーション策」?
しかし、本屋大賞の受賞者やノミネート作家にも、芥川賞や直木賞の作家が少なくない。そのため又吉さんの受賞だけではなく、本屋大賞に対しても格下と見るような失礼な発言だと批判の声が相次いでいる。
とはいえ芥川賞も、一般的には「純文学の最高峰に与えられる賞」と評価されているものの、実際には文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われて授与される賞。
というツイートも見られるように、もともとは同じような趣旨で生まれた賞ということもできる。古舘氏のように「芥川賞」へ特別なイメージを抱く人もいるだろうが、今後は両者が近づく動きがあったとしても仕方ないのかもしれない。
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