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    実録!ブラック企業に転職してしまった人「提示年収から100万ダウン」「技術職採用のはずが肉体労働」「遅延で遅刻しても罰金」

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    現在の職場で行き詰まりを感じた時、転職は現状を変えるための有効な一手になる。しかし、安易に行うと痛い目にあうリスクもある。キャリコネ ニュース読者から寄せられた転職大失敗の悲劇を紹介する。

    技術職に従事する30代女性は、2008年のリーマンショック後に中小企業に転職した。入社前にはボーナス4か月分を含む年収を提示されていたが、実際に支給されたのは寸志以下と、条件と現実に大きな差が見られた。女性は、

    「入社前に提示された年収から100万近く下回りましたよ……」

    という。長く務めている人の話では、「バブル期には提示額通りのボーナスが出た気がする」との返事。その後売上が元通りになっても、ボーナスは寸志のままで、昇給制度も機能していなかった。

    飲み会は年に数回と聞いていたのに、実際は月に何度も開催される

    販売・サービス業で従事する50代男性は、転職後、「仕事をほとんど教えてもらえず、放置されました」と嘆いている。その理由は、周りが男性に学歴コンプレックスを感じたためだ。

    「自分だけが大卒で、周りには異質に映ったようです。『何でこんな所にきたの?』などと言われました」

    学歴は入社前に履歴書で確認できたはずだ。男性は上司や同僚に嫌気が差し、退職した。

    営業職の20代男性は、「とにかく陰険な人が多かったんです」と以前の職場を振り返った。さらに、入社前には「飲み会は年に数回ある程度です。忘年会と歓送迎会くらいですね」と聞いたにもかかわらず、実際は月に何回も飲み会が行われていた。

    中でも男性が困ったのが、半強制的にやらされたゴルフだ。ゴルフはレッスンやコース代がかさむほか、プレイ当日は集合時間が早く、休日が潰れてしまう状況だったという。

    タイムカードを切って残業するも、「労働時間に満たないと別日出勤させられる」

    40代の営業職男性は、「過去に転職した会社では、交通機関の乱れでも遅刻扱いとされ罰金を取られました」という。始業時間には厳格のわりに、終業時間への意識は弱く、残業代は一切支給されなかった。不審に感じた男性が就業規則を見せて欲しいと求めても頑として応じない。

    販売・サービス業で働く30代女性は、タイムカードを早めに押し、その後は「2時間ほどのサービス残業をしていました」という。従業員をタダ働きさせているにも関わらず、

    「月の労働時間に満たないと、別日に出勤させられました。これには本当に納得できませんでした」

    と憤る。

    そのほか、

    「社内の人間が全員根暗で挨拶さえまともに返さない。社会人としての常識がない人ばかりだった」(30代女性、販売・サービス業)
    「技術職として採用されているはずなのにやっているのはただの肉体労働 経験やキャリアが増えているとはとてもいえない」(20代男性、技術職)

    などの転職失敗エピソードが寄せられた。転職の際は信頼できるエージェントに相談する、自分でしっかりと企業研究をするなど、慎重な対応を心がけたい。

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