異業種の転職、年収1000万円プレイヤーの人気1位は「コンサル」、2位に「商社」が入る 2020年1月24日 キャリコネNEWS ツイート 年収別に異業種転職の傾向を探った エン・ジャパンは1月24日、35歳以上を対象にした「異業種転職」に関する調査結果を発表した。調査は昨年11~12月にネット上で実施し、同社が運営するサービス「ミドルの転職」の利用者1808人から回答を得た。 「異業種転職に興味がある」と答えた人は88%にのぼった。業種別にみると、最多は「金融」(93%)。以降、トップ5は「広告・出版・マスコミ」「商社」(各92%)、「流通・小売り・サービス」(91%)、「コンサルティング」(90%)といずれも9割を超えていた。 異業種転職に興味があるのは「仕事の幅を広げたいから」 興味があるという人は、年収別では「年収1000万円以上」(90%)が「同1000万円未満」(87%)をやや上回る結果だった。 異業種転職に興味を持つ理由について、低年収層ではトップ3が「仕事の幅を広げたいから」(低:56%、高:57%)、「知識・スキルを磨きたいから」(同49%、43%)、3位に「年収水準の高い職種に移りたいから」(同43%、26%)だった。 高年収層でも1、2位に変化はなかったものの、3位の「セカンドキャリアを築きたいから」(同29%、39%)、4位の「幅広い選択肢の中から仕事を選びたいから」(同23%、27%)と答えた人が低年収層と比較して多かった。 一方、懸念する点の1、2位は、いずれの年収層でも「業種未経験でも選考が通るか」(同59%、71%)、「これまでの経験・スキルが通用するか」(同48%、51%)だった。 3位では再び結果が分かれ、低年収層が「年収が下がらないか」(同37%、46%)を心配しているのに対し、高年収層では「異業種の習慣・風土に馴染めるか」(同43%、39%)を気にする人が目立った。 「業界知識や仕事の幅が広がり、より上位職に近い思考が可能になった」 続いて、転職先として興味のある業種を聞くと、低年収層の1位は「メーカー」(同43%、39%)だった。次いで「商社」(同32%、40%)、「コンサルティング」(同31%、42%)、「IT・インターネット・ゲーム」(同29%、31%)、「教育」(同26%、27%)と続く。 一方、高年収層の1位は「コンサルティング」に。上位にはこのほか「商社」「メーカー」「IT・インターネット・ゲーム」と同様の業種が並び、5位には「流通・小売・サービス」(同24%、30%)が続いた。また「金融」(同10%、20%)に関しては考え方が大きく分かれるようで、10ポイントの差が開いていた。 実際に異業種転職を経験した人には 「 ITから医療機器、製薬へと転職を経験。職種は同じで引き続き評価されましたが、業界知識や仕事の幅が広がり、より上位職に近い思考が可能になった」(40代男性/年収1000万円以上) 「印刷業→サービス業→インフラと転職し給与水準も環境も各段に良くなっていった」(40代女性/年収1000万円未満) と成功を実感している人がいた一方、 「未経験の分野であるため、業界の常識に馴染むには時間と労力が必要だった」(40代男性/年収1000万円未満) 「マニュアルも参考資料も無く、自分で失敗しながら覚えるしか無かった」(50代男性/年収1000万円以上) と異業種ならではの苦労やギャップを感じる人もいるようだ。
異業種の転職、年収1000万円プレイヤーの人気1位は「コンサル」、2位に「商社」が入る
エン・ジャパンは1月24日、35歳以上を対象にした「異業種転職」に関する調査結果を発表した。調査は昨年11~12月にネット上で実施し、同社が運営するサービス「ミドルの転職」の利用者1808人から回答を得た。
「異業種転職に興味がある」と答えた人は88%にのぼった。業種別にみると、最多は「金融」(93%)。以降、トップ5は「広告・出版・マスコミ」「商社」(各92%)、「流通・小売り・サービス」(91%)、「コンサルティング」(90%)といずれも9割を超えていた。
異業種転職に興味があるのは「仕事の幅を広げたいから」
興味があるという人は、年収別では「年収1000万円以上」(90%)が「同1000万円未満」(87%)をやや上回る結果だった。
異業種転職に興味を持つ理由について、低年収層ではトップ3が「仕事の幅を広げたいから」(低:56%、高:57%)、「知識・スキルを磨きたいから」(同49%、43%)、3位に「年収水準の高い職種に移りたいから」(同43%、26%)だった。
高年収層でも1、2位に変化はなかったものの、3位の「セカンドキャリアを築きたいから」(同29%、39%)、4位の「幅広い選択肢の中から仕事を選びたいから」(同23%、27%)と答えた人が低年収層と比較して多かった。
一方、懸念する点の1、2位は、いずれの年収層でも「業種未経験でも選考が通るか」(同59%、71%)、「これまでの経験・スキルが通用するか」(同48%、51%)だった。
3位では再び結果が分かれ、低年収層が「年収が下がらないか」(同37%、46%)を心配しているのに対し、高年収層では「異業種の習慣・風土に馴染めるか」(同43%、39%)を気にする人が目立った。
「業界知識や仕事の幅が広がり、より上位職に近い思考が可能になった」
続いて、転職先として興味のある業種を聞くと、低年収層の1位は「メーカー」(同43%、39%)だった。次いで「商社」(同32%、40%)、「コンサルティング」(同31%、42%)、「IT・インターネット・ゲーム」(同29%、31%)、「教育」(同26%、27%)と続く。
一方、高年収層の1位は「コンサルティング」に。上位にはこのほか「商社」「メーカー」「IT・インターネット・ゲーム」と同様の業種が並び、5位には「流通・小売・サービス」(同24%、30%)が続いた。また「金融」(同10%、20%)に関しては考え方が大きく分かれるようで、10ポイントの差が開いていた。
実際に異業種転職を経験した人には
と成功を実感している人がいた一方、
と異業種ならではの苦労やギャップを感じる人もいるようだ。