大塚商会の平均給与はいくら? これだけもらえる優良企業 2020年10月30日 キャリコネNEWS ツイート これだけもらえる優良企業の社員 上場企業の財務諸表から待遇を探る「これだけもらえる優良企業」シリーズ。今回は、オフィスのIT導入サポートで業績を伸ばす大塚商会を取り上げます。 大塚商会社員の平均年収は851万円 最新データ(2019年12月期)によると、大塚商会社員の平均年間給与は851万1998円。前期から43万円あまりも増えています。 2016年12月期:805万8086円 2017年12月期:808万1594円 2018年12月期:807万7353円 2019年12月期:851万1998円 この額には、賞与や基準外賃金(手当など)も含まれています。 企業口コミサイト「キャリコネ」に投稿された女性エンジニア(39歳短大卒)の給与明細によると、年収661万円のうち定期賞与(年2回計)が200万円、決算賞与(年1回)が5万円。このほか住宅手当が月5万円と手厚いのが目を引きます。 なお、このデータには連結子会社などのグループ会社は含まれておらず、大塚商会単体のもの。この水準は独立系SIerとしては高水準です。 2020年12月期の第2四半期決算は、売上高が前年同期比3.8%減の4329億円、営業利益が同10.5%減の303億円の減収減益。テレワーク関連の売上は伸びたものの、オフィス利用の減少による「たのめーる」「たよれーる」の売上減や、前期のWindows7更新需要の反動があったようです。 通期予想でも、売上高は前期比5.4%減に下方修正。ただし営業利益は、同2.4%増を確保できる見込みとなっています。 大塚商会社員の平均年齢は41.2歳 次に従業員数と平均年齢、平均勤続年数(ともに単体)を見てみましょう。 大塚商会社員の平均年齢は41.2歳とやや高め。ざっくり言うと、40代前半で800万円台半ばに達する人が多いということでしょうか。従業員数は増加傾向にあります。 2016年12月期:6,985人(40.4歳・16.4年) 2017年12月期:7,080人(40.7歳・16.7年) 2018年12月期:7,145人(41.0歳・17.0年) 2019年12月期:7,272人(41.2歳・17.1年) このデータも大塚商会単体のもので、グループ会社は含まれていません。 とはいえ、グループ全体(連結)の従業員数は2019年12月期で8,912人で、本体(単体)が占める割合は81.6%と非常に高い割合です。平均年間給与も、グループ全体の相場を色濃く反映していると予想されます。 なお、大塚商会の連結子会社には、システムインテグレーションのOSKとネットワールド、サービス・サポートのアルファテクノとアルファネットがあります。 営業活動や商材をどう転換するか 最後に、大塚商会の今後の見通しについてまとめてみましょう。 大塚商会は中堅・中小企業のオフィスのIT導入サポートに強みがあり、売上高の半数は年商100億円未満の顧客企業によるものです。 エリア営業の担当者は、複合機を中心とするハード機器をメインとした「飛び込み営業による新規開拓」を行っています。 事業の追い風としては、テレワーク利用者の増加により、必要な機器やネットワークの調達を行い企業が増えていることがあります。 一方で、得意としてきた飛び込み営業や展示会などができなくなる向かい風も吹いており、業績に影響が出ています。ペーパーレスが進むことで複写機の、クラウド化でサーバーの販売台数も減少しており、不可逆的な変化といえます。 前期のWindows7特需の反動もあって今期業績は苦しくなりそうですが、今後はポストコロナの「新しい日常」の定着を前提として、営業手法のデジタル化や新たな需要を取り込んだ商材に転換していく必要がありそうです。 なお大塚商会では、ITソリューション営業、システムエンジニア、データ分析やサービス企画のスタッフなどの求人募集を行っています。首都圏だけでなく地方都市での募集もあるようです。 —– ヘッドハンターがあなたのキャリア形成をサポートします
大塚商会の平均給与はいくら? これだけもらえる優良企業
上場企業の財務諸表から待遇を探る「これだけもらえる優良企業」シリーズ。今回は、オフィスのIT導入サポートで業績を伸ばす大塚商会を取り上げます。
大塚商会社員の平均年収は851万円
最新データ(2019年12月期)によると、大塚商会社員の平均年間給与は851万1998円。前期から43万円あまりも増えています。
この額には、賞与や基準外賃金(手当など)も含まれています。
企業口コミサイト「キャリコネ」に投稿された女性エンジニア(39歳短大卒)の給与明細によると、年収661万円のうち定期賞与(年2回計)が200万円、決算賞与(年1回)が5万円。このほか住宅手当が月5万円と手厚いのが目を引きます。
なお、このデータには連結子会社などのグループ会社は含まれておらず、大塚商会単体のもの。この水準は独立系SIerとしては高水準です。
2020年12月期の第2四半期決算は、売上高が前年同期比3.8%減の4329億円、営業利益が同10.5%減の303億円の減収減益。テレワーク関連の売上は伸びたものの、オフィス利用の減少による「たのめーる」「たよれーる」の売上減や、前期のWindows7更新需要の反動があったようです。
通期予想でも、売上高は前期比5.4%減に下方修正。ただし営業利益は、同2.4%増を確保できる見込みとなっています。
大塚商会社員の平均年齢は41.2歳
次に従業員数と平均年齢、平均勤続年数(ともに単体)を見てみましょう。
大塚商会社員の平均年齢は41.2歳とやや高め。ざっくり言うと、40代前半で800万円台半ばに達する人が多いということでしょうか。従業員数は増加傾向にあります。
このデータも大塚商会単体のもので、グループ会社は含まれていません。
とはいえ、グループ全体(連結)の従業員数は2019年12月期で8,912人で、本体(単体)が占める割合は81.6%と非常に高い割合です。平均年間給与も、グループ全体の相場を色濃く反映していると予想されます。
なお、大塚商会の連結子会社には、システムインテグレーションのOSKとネットワールド、サービス・サポートのアルファテクノとアルファネットがあります。
営業活動や商材をどう転換するか
最後に、大塚商会の今後の見通しについてまとめてみましょう。
大塚商会は中堅・中小企業のオフィスのIT導入サポートに強みがあり、売上高の半数は年商100億円未満の顧客企業によるものです。
エリア営業の担当者は、複合機を中心とするハード機器をメインとした「飛び込み営業による新規開拓」を行っています。
事業の追い風としては、テレワーク利用者の増加により、必要な機器やネットワークの調達を行い企業が増えていることがあります。
一方で、得意としてきた飛び込み営業や展示会などができなくなる向かい風も吹いており、業績に影響が出ています。ペーパーレスが進むことで複写機の、クラウド化でサーバーの販売台数も減少しており、不可逆的な変化といえます。
前期のWindows7特需の反動もあって今期業績は苦しくなりそうですが、今後はポストコロナの「新しい日常」の定着を前提として、営業手法のデジタル化や新たな需要を取り込んだ商材に転換していく必要がありそうです。
なお大塚商会では、ITソリューション営業、システムエンジニア、データ分析やサービス企画のスタッフなどの求人募集を行っています。首都圏だけでなく地方都市での募集もあるようです。
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