• 出版社のワンマン社長に限界 休み・夜中でもLINE、高熱の社員に「出勤して」

    『素直に言うことを聞け』『とにかく自分に聞いて』が口癖。

    求人情報で仕事の内容は把握できても、上司や同僚の人柄までは、入社するまでわからない。運良く上司や同僚に恵まれればいいのだが、不運にも「上司兼ワンマン社長が難ありの人物」だったという報告がキャリコネニュース読者から寄せられた。

    小さな出版社に勤務している20代の女性は、ただただ上司に恵まれなかったことを悔やんでいる。どのような上司のもとで働いているのだろうか。詳しく紹介しよう。(文:林加奈)

    ※キャリコネニュースではブラック企業に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/G42CZUHP

    38度の熱がある社員に「出勤して仕事してもらいたいんだけど」


    女性は、上司兼ワンマン社長の過去の所業を次のようにまとめている。

    ・とにかく休まれるのを嫌がる。突然の休みはもちろん、前もって伝えた休みでも電話やメールをしてくる上、夜中にLINEもしてくる。
    ・38度の熱がある人について『出勤して仕事してもらいたい』などと聞いてくる
    ・『素直に言うことを聞け』『とにかく自分に聞いて』が口癖。そのくせ『それくらいは自分で考えろ』と言ってくる
    ・初心者でも3日間~1週間で完璧になることを求める。マニュアルは嫌いだが教えるのは面倒くさがる

    これだけでも、理想の上司とはかけ離れた人物像が浮かび上がる。ワンマン社長の難癖は社外の人にも影響が及んでいるようで、「年末年始の取引先の休みに『早すぎる』と文句を言う。学生を雇っておいて授業などで休まれるのを嫌がり『使えない』などと言う」と、たちが悪い。

    転職サイトの評価は……

    そんなワンマン社長のせいで「とにかくどんどん人が辞めていき、常に人手不足の状態。人がいないので、営業や経理など、聞いていない仕事も、よくわからないままやらされている」という。

    「頼りになる人も、おそらくワンマン社長のストレスで突然辞めました。唯一長くいる(といっても1年程度の)人ももうすぐ辞めるという状況です。『期待している』『副業許可しようかな(だから長くいてね)』と言われていた人でも突然休んだとき、心配するでもなくあっさりと辞める前提で話が進んでいきました。そのときに『あぁ、こういう会社なんだな』となんだか吹っ切れた気がして、転職を視野に入れています」

    この会社は、あとから転職サイトを調べてみると2.5以下の低評価だったそうで、女性は「やっぱりというか何というか、きちんと評価などを確認するのが大事だと気づかされました」と締めくくっている。

    ※アンケート概要
    ■実施期間
    2019年12月19日~
    ■回答数
    719※2021年7月21日時点
    ■アンケート対象
    キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
    ■実施方法
    アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
    回答ページ https://questant.jp/q/G42CZUHP
    ■質問項目
    ・体験した「ブラック企業」エピソードを教えてください。

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