「消毒は全身か！」大声で威圧してくるクレーマー患者　男性職員の対応で引き下がったかと思いきや…

公共施設でルールを守れない人は迷惑だ。投稿を寄せた40代男性は病院に勤めており、そこで遭遇したクレーマーに困惑した経験を語った。

勤務先の病院は、開門時から10人以上の患者が並んでいるという。その順番を整理しながら入館させる際、「皆々様の健康を維持するためにマスクの着用と消毒を今もお願いしております」と事情を語る。病院ならば当然の対応に見えるが、ある日、それに文句を言う人が現れた。（文：國伊レン）

女性職員を捕まえて「対応が悪い」とクレームを喚き散らす

その日も、病院は開門から多くの患者で混雑していたが、その中に1人、マスクを着けていない初診の患者がいた。男性がマスクの着用と消毒をお願いしたところ……

「着用は国が定めてるのか！」
「消毒は全身か！」

などと、いちいち屁理屈を言って大声で威圧してきたという。しかし男性は冷静に対応した。病院であることと、「国ではなく当館の規則に則って協力のご理解をお願いしている旨を伝えた」ところ、渋々引き下がったという。

それで一件落着かと思いきや、今度は

「私の視界に入らないところで女性職員捕まえて、私の対応が悪いだか態度が悪いだかクレームを喚き散らす事態に……」

と困った事態に発展した。男性職員には言い返せず、文句を言いやすい女性をターゲットにうっぷんをぶちまけたのだろう。男性は

「自分ルールでしか動けない… 屁理屈で自分を正当化する… 年ばっかり重ねた偏屈な子供… そんな行動しか取れない人が自分の身体に違和感があるから病院に来て何をしてもらいたいと願っているのでしょうね」

と、幼稚なクレーマーを皮肉っていた。病院に限らず、スタッフからの「お願い」に激怒する人は一定数いるようだが、「お客様は神様」を都合のいいように解釈した結果なのだろうか。