• 「化粧が乱れてホテルでシャワー浴びたのがバレバレ」仕事中に社内不倫する上司を“本社の偉い人”に報告した結果

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    不倫はいけないことだが、仕事中にするのはもっといけない。職場で上司が堂々と不倫していたら、さぞかし不快な気持ちになるだろう。埼玉県の40代男性は10数年前、大手不動産仲介会社で働いていた当時をこう振り返る。

    「営業所勤務でしたが毎月辞める人と入ってくる人がいて歓迎会と送別会を毎月、少なくとも5か月連続でやってました。最短は1週間で辞めた人もいましたね」

    離職率の高さは、店長に原因がありそうだった。なんでもその当時、「店長が隣町の店長と不倫をしており日中は常に外出」が常態化していたという。

    「店長は40手前くらいの独身女性で、隣町の店長は既婚者です。店長は外出から戻ってくると化粧が乱れてるのでホテルでシャワー浴びてたのがバレバレでした」

    しかもその店長は「仕事は一切やらない、出来ない、やる気が無い」上に、ひどいパワハラ上司だったというから最悪だ。編集部は男性に取材し、当時の状況を詳しく聞いてみた。(文:篠原みつき)

    不倫でいつも不在のため「責任者が常に居ない」と本社にクレームが入る

    店長でありながらほぼ店にいないという、当時の異常事態をこう語る。

    「店長は1週間に3日は不在でした。11時頃から17時くらいまで居ないので、ほぼ1日中不在のようなものです。もっとも、居たとしても仕事をするわけじゃありません。電話は出ないし、大家さんが相談や用事があって訪ねてきても、バックヤードに隠れて不在だと言えって命令する人でしたね」

    ほとんど不在のため、しびれを切らした大家さんが「責任者が常に居ない」と本社にクレームを入れたこともあった。しかし、そういう時は「どこどこのトラブル処理でたまたま不在でした」と謎の言い訳で切り抜けていたという。

    これでは職務放棄にも等しい。だが、そうした嘘と不倫は職場の部下たちにバレていた。

    「昼間まったく連絡が取れず、夕方しれっと戻ってきた時に、朝イチは厚化粧バッチリだったのが夕方には髪もまだ少し濡れてて、メイク乱れまくりでした。何をしてたか分かってる社員は下を向いて一生懸命笑いを堪えてました」

    本人はバレていないと思っていたのだろうか。

    「後部座席でイチャイチャしててその場で始まるかと思った」

    勤務時間中にずいぶん大胆な行動だが、どうも店長は不倫を隠そうともしていなかったようだ。

    「店長が勤務時間中に店にいるときは、常に隣町の店長と社用電話で電話中でしたね。店長が昼間どこかへ行って連絡が取れないとき、隣町の店舗に電話して聞くと、そこの店長も同じ時間帯に外出していて連絡が取れませんでした」

    これは偶然の一致ではないだろう。もっとあからさまなときもあった。

    「隣町のお店の人達と飲む機会があるのですが、飲み会が終わるとうちの店長は隣町の店長とよくどこかに消えていました。また飲み会帰りの2人を車で送らされた社員いわく、後部座席でイチャイチャしててその場で始まるかと思ったと」

    こんな上司のもとで誠実に働きたいと思えるはずもない。しかもこの店長、社員を詰める時は「セロテープの台を投げつけられ罵倒されるパワハラ付き」という筋金入りのハラスメント上司だった。

    「部屋を探しにきたお客さんが成約にならずに帰ると、店長は当時PSPにハマっていたのでPSPで何かのゲームをやりながら、『テメーはザルなのかよボケ!使えねーなーっ』て怒られてました」

    もはや他人事のように語るが、不倫だけでなく勤務時間中にゲーム三昧でパワハラとは、やりたい放題にもほどがある。もちろん男性自身も辞める決意をした。会社に退職の意を伝えたところ、

    「退職者が異常なペースであることを不審に思った本社のお偉いさんが、わざわざ私に話を聞きに来ました。実態を訊ねられたので、不倫のことも含めて全てを洗いざらい報告しました」

    その結果、男性は慰留され別店舗へ異動、一方すべてが露見した店長は……

    「4つほど離れた町の店舗に店長として飛ばされました。不倫相手とは簡単には会えなくなり、その後自然消滅した模様です」

    あえなく異動の憂き目をみたものの、その後も社員として在籍はしていたようだ。不倫が終わりまともに仕事をするようになったかが気になるところだ。

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