労働基準法違反!ブラック企業の実態とは 2018年6月27日 特選転職コラム ツイート 社員を大切にせず、過酷な労働環境で働かせる「ブラック企業」が問題になっています。ブラック企業に入社してしまったら、どうすればいいのでしょうか? 目次 昨今問題になっているブラック企業とは ブラック企業の実態とは?実際の口コミを大公開 勤め先がブラック企業?どう対処すれば良い? 昨今問題になっているブラック企業とは ブラック企業の特徴を知ろう 厚生労働省[1]は、ブラック企業の一般的な特徴として以下の3点を挙げています。 (1)労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す (2)賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い (3)このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う 達成困難なノルマを課せられる、明らかに労働時間が長い、休日が取れない、サービス残業が多い、セクハラ・パワハラ行為を日常的に受ける、といった経験に心当たりはないでしょうか。こうした環境に身を置き続けると、心身ともに疲弊してしまいます。 [1] 厚生労働省:「「ブラック企業」ってどんな会社なの?」(確かめよう 労働条件)(2018年5月11日アクセス) ブラック企業の実態とは?実際の口コミを大公開 実際にブラック企業で働いたことがある人の口コミを紹介しましょう。 退職理由としては、結論から言うとブラック企業だったからです。 社員は休日出社を余儀なくされますし、私が居た当時は、タイムカードでしたが、繁忙期、休憩が1分もないのに間でとったことにされたり、10分だけしか休憩がなかったり、休憩中も電話番をしないといけなかったりと勤怠に関しては労働基準法が全く守られていません。残業は当たり前です。 閑散期は原稿上げのノルマがきつく、パソコンを半日ぶっ通しで行うということも普通です。 社用車の使用も忙しい時は駐車違反を推奨してきますが、切符を切られた途端、全て個人の自己責任です。社用車の駐車問題は特に頻発していたようで当時の上司も言っていました。駐禁を切られてしまう人が多い印象です。 とにかく会社の売上を上げる。いかに点数を上げるか、数字を上げるかです。会社によほどの忠誠心がないと続けるのは難しいでしょう。 このような内情なので、離職率は高いです。1年間だけでも同じ店舗内で3人退職しました。(営業アシスタント 30代後半 男性 正社員) 休日が少なく、長時間労働を強いられていた人の例です。業務から完全に離れていなければ「休憩」には当たらないため、その点においても労働基準法違反です。駐車違反を推奨するのもコンプライアンス違反でしょう。 コンプライアンスを知らない会社。あるいは意図的に法令を無視しているブラック企業と言っていいかもしれない。求人詐欺も働いている。 具体的には最初の3か月を雇用契約ではないと見せかけるために、雇い入れ時に労基法で義務付けられている就業規則を見せない。土日休み(祝日は出勤)で年間休日数105日間のフルタイム勤務にも関らず、最初の3か月間は健康保険、厚生年金に加入させない。3か月後に社内の労働組合から就業規則を見せる。単純作業でも試用期間が1年と異常に長い。 単なる運搬作業員なのに雇用契約は5年間の契約社員。弁護士や医師など高度専門職を除いて上限は3年間になっているのを労基法違反の雇用契約を結ぶ。 全員契約社員からの採用にしているのに、職安の求人票には正社員採用と虚偽の雇用形態を書いている。何度も職安に通報された結果、最近ではタウンワークの採用にシフトしているが、嘘っぱちの求人広告に騙されてはいけない。(物流サービス 40代前半 男性 契約社員) こちらも労働基準法違反をしているブラック企業の例です。就業規則には周知義務があります。周知されていない場合、その就業規則は拘束力がないとした判例もあります。 「楽しくなければ仕事でない」という企業理念のもと、様々な珍しい研修を行っていたり派手な業界であるため入社前はきらびやかで良い部分ばかりを見せつけられました。 しかし実際に入社してみると、仕事内容は朝から晩までテレアポ地獄。お客様のことは考えず自分の成績を上げるためには死ぬ気で契約をとれ!といった風潮。早朝出勤も残業もお金は支払われずただのブラック企業でした。(法人営業 20代前半 女性 正社員) 精神論で厳しい営業ノルマを課せられ、サービス残業も強いられていたケースです。入社前には実態がわからないようにしていることが多いため、身を守るためにも口コミをチェックする、先輩社員の話を聞くなどして事前に情報を収集したほうがいいでしょう。 勤め先がブラック企業?どう対処すれば良い? 勤め先がブラック企業だった場合、体力面でも精神的でも消耗してしまい、安心して楽しく働くのは難しそうです。 働きかけて改善を促す方法もありますが、逆恨みされて社内に居づらくなってしまうことも考えられます。ひとりで戦おうとせず、社内で仲間を作ると安心します。労働組合や労働基準監督署、労働局の総合労働相談コーナーなどで相談するのも手です。退職を考えている場合、未払い残業代の請求についても相談してみましょう。 ブラック企業に勤めていると、忙し過ぎて時間を取れないという人も多いでしょう。相談に出向くのが難しくても、一度冷静に環境を見直してみることが大切です。キャリコネでは、ホワイト度が高い企業の口コミも掲載しています。無料登録をして口コミをチェックすると、今の自分の労働環境と比較しやすいのでオススメです。 キャリコネに寄せられたブラック企業の実態を一部紹介! この他にもキャリコネならブラック企業の口コミが満載! キャリコネなら60万社の口コミが見放題! 無料登録して口コミを見る
労働基準法違反!ブラック企業の実態とは
社員を大切にせず、過酷な労働環境で働かせる「ブラック企業」が問題になっています。ブラック企業に入社してしまったら、どうすればいいのでしょうか?
昨今問題になっているブラック企業とは
厚生労働省[1]は、ブラック企業の一般的な特徴として以下の3点を挙げています。
(1)労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
(2)賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
(3)このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
達成困難なノルマを課せられる、明らかに労働時間が長い、休日が取れない、サービス残業が多い、セクハラ・パワハラ行為を日常的に受ける、といった経験に心当たりはないでしょうか。こうした環境に身を置き続けると、心身ともに疲弊してしまいます。
[1] 厚生労働省:「「ブラック企業」ってどんな会社なの?」(確かめよう 労働条件)(2018年5月11日アクセス)
ブラック企業の実態とは?実際の口コミを大公開
実際にブラック企業で働いたことがある人の口コミを紹介しましょう。
休日が少なく、長時間労働を強いられていた人の例です。業務から完全に離れていなければ「休憩」には当たらないため、その点においても労働基準法違反です。駐車違反を推奨するのもコンプライアンス違反でしょう。
こちらも労働基準法違反をしているブラック企業の例です。就業規則には周知義務があります。周知されていない場合、その就業規則は拘束力がないとした判例もあります。
精神論で厳しい営業ノルマを課せられ、サービス残業も強いられていたケースです。入社前には実態がわからないようにしていることが多いため、身を守るためにも口コミをチェックする、先輩社員の話を聞くなどして事前に情報を収集したほうがいいでしょう。
勤め先がブラック企業?どう対処すれば良い?
勤め先がブラック企業だった場合、体力面でも精神的でも消耗してしまい、安心して楽しく働くのは難しそうです。
働きかけて改善を促す方法もありますが、逆恨みされて社内に居づらくなってしまうことも考えられます。ひとりで戦おうとせず、社内で仲間を作ると安心します。労働組合や労働基準監督署、労働局の総合労働相談コーナーなどで相談するのも手です。退職を考えている場合、未払い残業代の請求についても相談してみましょう。
ブラック企業に勤めていると、忙し過ぎて時間を取れないという人も多いでしょう。相談に出向くのが難しくても、一度冷静に環境を見直してみることが大切です。キャリコネでは、ホワイト度が高い企業の口コミも掲載しています。無料登録をして口コミをチェックすると、今の自分の労働環境と比較しやすいのでオススメです。
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