パズドラを超えた!? コロプラの「魔法使いと黒猫のウィズ」がすごい件 2013年9月26日 企業徹底研究 ツイート 2013年9月19日に開催された「日本ゲーム大賞2013」で、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ開発チーム」が経済産業大臣賞に選ばれた。 「パズドラ」といえば、アップルとグーグルのアプリストアで世界売上1位を誇る人気ゲーム。9月14日には累計1900万ダウンロードを達成し、スマホ利用者の3人に1人以上が遊んだことになる驚異的な数字だ。 ガンホーの決算資料によると、2013年4~6月の第二四半期の売上高(連結)は437億円で前年同期比1036%増、営業利益が265億円で、前年同期比3345%増と驚異的な躍進ぶりだ。 ところが最近、このパズドラを超えるのではないかと業界で噂されているゲームがある。コロプラの「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」だ。 8月のCM放送以降に急激にDL件数を伸ばす 「猫ウィズ」は、クイズとカードバトルを交えながらストーリーが展開されるオンライン型スマホ専用ゲーム。iOS版がリリースされたのは4月だが、8月以降「テレビCMの女の子と黒猫がかわいい」と話題となって急激にDL件数を伸ばし、9月20日には累計700万DLを突破した。 「パズドラ」と「猫ウィズ」のiOS版のDLランキングをアップアニーで調べてみると、「猫ウィズ」がいかに急激なペースでDL件数を増やしてきたかが分かる。 月間DL件数の増加数で比較しても、「猫ウィズ」が累計DL件数を500万DLから700DLに増やした時期は、100DL上積みするのにわずか10日程度しか要していないのに対し、「パズドラ」が累計500DLから700DLに増やした時期は、100万DL上積みするのに約20日かかっている。「猫ウィズ」の勢いがどれくらいすごいかが分かるはずだ。 同じ期間内でのiOS版アプリの売上ランキングでも、「猫ウィズ」も8月後半には3位にランクイン、9月に入ると2位へのランクインも達成した。長らく首位を独走してきた「パズドラ」の座を奪う日も、そう遠くない気がしてくる。 コロプラの業績はというと、スマホ向けアプリのDL件数が8月25日に累計4000万人を突破。2013年4月~6月の第3四半期の売上は約46億円と、前年同期比3.0倍増。営業利益は約17億円と、前年同期比3.1倍増と大きく成長している。 第4四半期の7月~9月での広告宣伝費は、従来比2.5倍の5億円を投入というから、さらに売上を伸ばす可能性が高い。 同社は「猫ウィズ」に加え、「プロ野球PRIDE」や「秘宝探偵キャリー」など、ゲームアプリ売上ランキング(9月22日付Google Play)の10位以内に3タイトルを食い込ませている。トップ10に3タイトルがランクインしている会社はコロプラとLINEのみであり、ガンホーは2タイトルがランクインだ。 コロプラが果たしてガンホーを超えるのか、今後目が離せそうにない。 【働く人に役立つ「企業インサイダー」の記事はこちら】
パズドラを超えた!? コロプラの「魔法使いと黒猫のウィズ」がすごい件
2013年9月19日に開催された「日本ゲーム大賞2013」で、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ開発チーム」が経済産業大臣賞に選ばれた。
「パズドラ」といえば、アップルとグーグルのアプリストアで世界売上1位を誇る人気ゲーム。9月14日には累計1900万ダウンロードを達成し、スマホ利用者の3人に1人以上が遊んだことになる驚異的な数字だ。
ガンホーの決算資料によると、2013年4~6月の第二四半期の売上高(連結)は437億円で前年同期比1036%増、営業利益が265億円で、前年同期比3345%増と驚異的な躍進ぶりだ。
ところが最近、このパズドラを超えるのではないかと業界で噂されているゲームがある。コロプラの「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」だ。
8月のCM放送以降に急激にDL件数を伸ばす
「猫ウィズ」は、クイズとカードバトルを交えながらストーリーが展開されるオンライン型スマホ専用ゲーム。iOS版がリリースされたのは4月だが、8月以降「テレビCMの女の子と黒猫がかわいい」と話題となって急激にDL件数を伸ばし、9月20日には累計700万DLを突破した。
「パズドラ」と「猫ウィズ」のiOS版のDLランキングをアップアニーで調べてみると、「猫ウィズ」がいかに急激なペースでDL件数を増やしてきたかが分かる。
月間DL件数の増加数で比較しても、「猫ウィズ」が累計DL件数を500万DLから700DLに増やした時期は、100DL上積みするのにわずか10日程度しか要していないのに対し、「パズドラ」が累計500DLから700DLに増やした時期は、100万DL上積みするのに約20日かかっている。「猫ウィズ」の勢いがどれくらいすごいかが分かるはずだ。
同じ期間内でのiOS版アプリの売上ランキングでも、「猫ウィズ」も8月後半には3位にランクイン、9月に入ると2位へのランクインも達成した。長らく首位を独走してきた「パズドラ」の座を奪う日も、そう遠くない気がしてくる。
コロプラの業績はというと、スマホ向けアプリのDL件数が8月25日に累計4000万人を突破。2013年4月~6月の第3四半期の売上は約46億円と、前年同期比3.0倍増。営業利益は約17億円と、前年同期比3.1倍増と大きく成長している。
第4四半期の7月~9月での広告宣伝費は、従来比2.5倍の5億円を投入というから、さらに売上を伸ばす可能性が高い。
同社は「猫ウィズ」に加え、「プロ野球PRIDE」や「秘宝探偵キャリー」など、ゲームアプリ売上ランキング(9月22日付Google Play)の10位以内に3タイトルを食い込ませている。トップ10に3タイトルがランクインしている会社はコロプラとLINEのみであり、ガンホーは2タイトルがランクインだ。
コロプラが果たしてガンホーを超えるのか、今後目が離せそうにない。
【働く人に役立つ「企業インサイダー」の記事はこちら】