「第2のユニクロ」と話題 クロスカンパニーの労働環境は改善されたか 2014年3月17日 企業徹底研究 ツイート ビジネスジャーナルが3月17日の記事で、アパレルのクロスカンパニーを「第2のユニクロ」と高評価している。上場前の企業としては、かなり持ち上げている印象だ。 社名にピンとこない人もいるかもしれないが、宮崎あおいが「ブルーハーツ」の曲を大声で歌うCMの会社、といえば「ああ、あの会社」と思う人も多いのではないか。 記事などによると、同社は13年度のグループ売上高は1000億円を突破する見通しで、2016年春をめどに株式上場準備に入るという。基幹ブランドの「アース」は316億円。米国ブランドなども買収して、国内外に販路を拡大している。 社員の94%は女性。新しい制度も導入されるが 石川康晴社長は14年3月のインタビューで、「(売上)1兆円を無理なく超えていける組織にすること」が目標だとする。「日本がファッション立国と言われるようにしたいですね」と野望は大きい。 同社は最近、ユニークな社内制度でも知られるようになった。約3000人の全社員は「正社員」で、パートとアルバイト1万6000人を正社員化すると報じられたユニクロを先取りしている。 従業員の94%が女性で、8時間勤務が困難な女性のために、4時間、6時間の短時間正社員制度を導入した。 10歳までの子どもを持つ男性社員にも、13年11月から「イクメン推進休暇制度」を始めている。毎月1日の公休を付与し、その日を家事や育児にあててもらう制度だ。こうした制度は、特に女性からウケがいい。 こういった働きやすさを追求する取り組みの背景には、過去に「ブラック企業」と呼ばれたことが関係しているのかもしれない。2009年10月に入社1年目の女性正社員が過労死し、11年2月に労災認定されたことがあった。 2013年の「ブラック企業大賞」にもワタミとともにノミネート。亡くなった女性のノートには、本社のある岡山での会議で「売り上げがとれなければ給料も休みも与えない」旨の指示があったことが記されていたという。 4時間勤務でも「結局7時間働いていました」
「第2のユニクロ」と話題 クロスカンパニーの労働環境は改善されたか
ビジネスジャーナルが3月17日の記事で、アパレルのクロスカンパニーを「第2のユニクロ」と高評価している。上場前の企業としては、かなり持ち上げている印象だ。
社名にピンとこない人もいるかもしれないが、宮崎あおいが「ブルーハーツ」の曲を大声で歌うCMの会社、といえば「ああ、あの会社」と思う人も多いのではないか。
記事などによると、同社は13年度のグループ売上高は1000億円を突破する見通しで、2016年春をめどに株式上場準備に入るという。基幹ブランドの「アース」は316億円。米国ブランドなども買収して、国内外に販路を拡大している。
社員の94%は女性。新しい制度も導入されるが
石川康晴社長は14年3月のインタビューで、「(売上)1兆円を無理なく超えていける組織にすること」が目標だとする。「日本がファッション立国と言われるようにしたいですね」と野望は大きい。
同社は最近、ユニークな社内制度でも知られるようになった。約3000人の全社員は「正社員」で、パートとアルバイト1万6000人を正社員化すると報じられたユニクロを先取りしている。
従業員の94%が女性で、8時間勤務が困難な女性のために、4時間、6時間の短時間正社員制度を導入した。
10歳までの子どもを持つ男性社員にも、13年11月から「イクメン推進休暇制度」を始めている。毎月1日の公休を付与し、その日を家事や育児にあててもらう制度だ。こうした制度は、特に女性からウケがいい。
こういった働きやすさを追求する取り組みの背景には、過去に「ブラック企業」と呼ばれたことが関係しているのかもしれない。2009年10月に入社1年目の女性正社員が過労死し、11年2月に労災認定されたことがあった。
2013年の「ブラック企業大賞」にもワタミとともにノミネート。亡くなった女性のノートには、本社のある岡山での会議で「売り上げがとれなければ給料も休みも与えない」旨の指示があったことが記されていたという。
4時間勤務でも「結局7時間働いていました」