医者に弁護士、競輪選手… 気になる職業の「年収事情」 2014年2月27日 今日の口コミ&年収 ツイート 世の中には様々な仕事があるが、一体みんなどれくらい貰っているのだろうか。2014年2月25日に放送されたバラエティ「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日)で、知る人ぞ知る職業人の年収が紹介された。 番組には弁護士や医者など、いかにも年収の高そうな職業人も登場したが、最も高かったのが競輪選手だ。28歳の競輪選手は、昨年の年収が4000万円。16回の優勝経験があり、賞金は1回優勝すると約350万円。年末のグランプリレースだと1億円にもなるという。 意外と単価が低く、旬も短い「人気モデル」 競輪のレースは全国で年中行なっているので、選手は出る回数を自分で決められる。多い人で年間100回もレースに出る。現在の最年長現役選手は59歳なので、人によってはかなり長く稼げそうだ。 ただ、スポーツに怪我は付き物だ。転倒して骨折したりすると、半年くらいは休養することになる。その間はレースに出られないので、収入はガクッと落ちてしまう。 雑誌「ヤングマガジン」で壇蜜の専属カメラマンをやっている33歳のフリーカメラマンは、年収700万円。雑誌のグラビア1ページのギャラが約3万円で、表紙の撮影が6~7万円。表紙込みの雑誌グラビア撮影は、1回で20万円近くになることもあるという。 フリーのカメラマンは売れっ子になると年収何千万円にもなるが、大半は300万円くらいとも言われている。番組に登場したカメラマンは特殊な例かもしれない。 ファッション誌やショーなどで活躍している22歳の男性モデルは、年収250万円。雑誌『POPEYE』の表紙を飾ったこともあるので稼いでいるのかと思いきや、意外と少ない。 広告やCMなどオーディションで勝ち取った仕事のギャラは60~100万円で結構いいが、雑誌撮影のギャラはだいたい2万円から。男性モデルは20代前半までが旬なので、その後は仕事が減っていく。40~50代で仕事が増える人もいるが、その間は大変そうだ。 「49人目の少女」IT企業社長は年収1200万円 子どものなりたい職業で、毎回上位に入ってくるのがパティシエだ。番組では、千葉県で2つの人気店舗を経営する41歳のパティシエが登場。年収は1200万円。お店で雇うスタッフへの給与支払いもあり、自分ばかりたくさんもらうわけにもいかない。 番組にはAKB48を元ネタにしたアイドル育成ゲームアプリを作成したIT企業Nagisaの横山佳幸社長(30)も登場。年収は1200万円だ。収益の基幹となっているのが、無料アプリの課金収入と広告収入だ。 広告のクリック率は高いもので2%。クリック1回ごとに15~20円入り、さらにそこから新たなアプリをダウンロードすると200~300円入る。11月にリリースされた「49人目の少女」は、製作期間2週間で費用は50万円。2か月で2000~3000万円儲かった。 大学病院勤務の医師(29)は年収900万円。ただ、勤務以外にも病院当直のアルバイトを週に2~3回やっており、これが1泊5~6万円の収入になるという。 希少な麻酔科医や放射線技師など、医師の中にはフリーランスとして活動し、年収4000万円になる人もいる。また、フリーや勤務医に関わらず、医師不足の地方から年収5000万円以上でヘッドハンティングされることもある。マイカーやマイホームなどのオプションまで付くのだそうだ。 消防士の出動手当「数百円」は少なくないか 12人の弁護士を抱える弁護士事務所の代表(42)は年収2600万円。弁護士報酬は、裁判の額によって変わる。例えば離婚裁判で1億円の慰謝料を手に入れたとすると、着手金と成功報酬金を合わせて約10%、だいたい1000万円が報酬として入ってくる。 また、法律相談が30分5250円。企業顧問になると、月々20~30万円が入ってくる。 その一方で、最近は弁護士の増加などにより稼げない弁護士も増えており、国税庁の統計によると、個人事業主として活動している弁護士の2割が年間所得100万円以下。1000万円超の弁護士も3割いるが、弁護士間でもかなり格差が広がっているようだ。 番組で紹介されて少し気の毒になってしまったのが、消防士だ。登場した32歳の沖縄の消防士は年収400万円。出動手当は、わずか数百円なのだという。 手当の金額は地域によって異なるが、東京都の場合、出動手当が1回700円、高所作業危険手当が220円などとなっている。日々厳しい訓練を受け、命を張って出動するのだから、もう少し出してあげてもいいと思うのだが……。 あわせて読みたい:年収が低いと彼女すらできない!
医者に弁護士、競輪選手… 気になる職業の「年収事情」
世の中には様々な仕事があるが、一体みんなどれくらい貰っているのだろうか。2014年2月25日に放送されたバラエティ「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日)で、知る人ぞ知る職業人の年収が紹介された。
番組には弁護士や医者など、いかにも年収の高そうな職業人も登場したが、最も高かったのが競輪選手だ。28歳の競輪選手は、昨年の年収が4000万円。16回の優勝経験があり、賞金は1回優勝すると約350万円。年末のグランプリレースだと1億円にもなるという。
意外と単価が低く、旬も短い「人気モデル」
競輪のレースは全国で年中行なっているので、選手は出る回数を自分で決められる。多い人で年間100回もレースに出る。現在の最年長現役選手は59歳なので、人によってはかなり長く稼げそうだ。
ただ、スポーツに怪我は付き物だ。転倒して骨折したりすると、半年くらいは休養することになる。その間はレースに出られないので、収入はガクッと落ちてしまう。
雑誌「ヤングマガジン」で壇蜜の専属カメラマンをやっている33歳のフリーカメラマンは、年収700万円。雑誌のグラビア1ページのギャラが約3万円で、表紙の撮影が6~7万円。表紙込みの雑誌グラビア撮影は、1回で20万円近くになることもあるという。
フリーのカメラマンは売れっ子になると年収何千万円にもなるが、大半は300万円くらいとも言われている。番組に登場したカメラマンは特殊な例かもしれない。
ファッション誌やショーなどで活躍している22歳の男性モデルは、年収250万円。雑誌『POPEYE』の表紙を飾ったこともあるので稼いでいるのかと思いきや、意外と少ない。
広告やCMなどオーディションで勝ち取った仕事のギャラは60~100万円で結構いいが、雑誌撮影のギャラはだいたい2万円から。男性モデルは20代前半までが旬なので、その後は仕事が減っていく。40~50代で仕事が増える人もいるが、その間は大変そうだ。
「49人目の少女」IT企業社長は年収1200万円
子どものなりたい職業で、毎回上位に入ってくるのがパティシエだ。番組では、千葉県で2つの人気店舗を経営する41歳のパティシエが登場。年収は1200万円。お店で雇うスタッフへの給与支払いもあり、自分ばかりたくさんもらうわけにもいかない。
番組にはAKB48を元ネタにしたアイドル育成ゲームアプリを作成したIT企業Nagisaの横山佳幸社長(30)も登場。年収は1200万円だ。収益の基幹となっているのが、無料アプリの課金収入と広告収入だ。
広告のクリック率は高いもので2%。クリック1回ごとに15~20円入り、さらにそこから新たなアプリをダウンロードすると200~300円入る。11月にリリースされた「49人目の少女」は、製作期間2週間で費用は50万円。2か月で2000~3000万円儲かった。
大学病院勤務の医師(29)は年収900万円。ただ、勤務以外にも病院当直のアルバイトを週に2~3回やっており、これが1泊5~6万円の収入になるという。
希少な麻酔科医や放射線技師など、医師の中にはフリーランスとして活動し、年収4000万円になる人もいる。また、フリーや勤務医に関わらず、医師不足の地方から年収5000万円以上でヘッドハンティングされることもある。マイカーやマイホームなどのオプションまで付くのだそうだ。
消防士の出動手当「数百円」は少なくないか
12人の弁護士を抱える弁護士事務所の代表(42)は年収2600万円。弁護士報酬は、裁判の額によって変わる。例えば離婚裁判で1億円の慰謝料を手に入れたとすると、着手金と成功報酬金を合わせて約10%、だいたい1000万円が報酬として入ってくる。
また、法律相談が30分5250円。企業顧問になると、月々20~30万円が入ってくる。
その一方で、最近は弁護士の増加などにより稼げない弁護士も増えており、国税庁の統計によると、個人事業主として活動している弁護士の2割が年間所得100万円以下。1000万円超の弁護士も3割いるが、弁護士間でもかなり格差が広がっているようだ。
番組で紹介されて少し気の毒になってしまったのが、消防士だ。登場した32歳の沖縄の消防士は年収400万円。出動手当は、わずか数百円なのだという。
手当の金額は地域によって異なるが、東京都の場合、出動手当が1回700円、高所作業危険手当が220円などとなっている。日々厳しい訓練を受け、命を張って出動するのだから、もう少し出してあげてもいいと思うのだが……。
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