「優秀な男性」と結婚するには「大手企業」に入社した方がいいの？

4月に入り新入社員がやってくるが、入社の目的はさまざまだ。ある人は収入を得るため、ある人は自身の成長のため、ある人は福利厚生に惹かれて入社を決める。

中には「優秀な人と結婚できるか」を第一に考えている人もいるようだ。3月中旬、Q＆AサイトのOKWaveには、就活中の女子大生から相談が寄せられている。

「恥ずかしくて人には言えない話ですが、私は、結婚を意識した企業選びをしてしまいます。私は優秀な人と結婚すると決めているので、そういった人と出会うために、大手企業に入らなければと思ってしまいます」

優先すべきは「仕事の中身」か「会社の規模」か

幸い、大手企業の採用選考が進んでいるが、会社の業務や仕事内容に興味を持つことができない。もし入社が決まったとしても「すぐに辞めてしまうのだろうな」と思っている。

とはいえ、「優秀で大手企業で働いている方と結婚したい」という思いは捨てることができない。とすれば、働く場所と出会いの場所を分けて考えた方がよいのだろうか。

「自分が大手企業に就職しなくても、社会人になってから、大手企業に勤めている方と出会える可能性はあるんでしょうか？」

ちなみに、質問者は営業志望。中小企業の営業が「大手の営業マン」と仕事を通じて出会うことはあるのか――。そんなことも気になっているようだ。

この相談に対し、回答者からは「大手企業の社員と結婚するなら、やっぱり自分も大手に就職するのが近道」というアドバイスが寄せられている。nobu1717さんは、結婚が目的なら「仕事内容などなんでもいいから」自分が一流企業に入るのが大事と言う。

「結婚相手を探すのであれば、大手に入って社内恋愛が一番近道でしょう。取引先の女の子に手を出すような人間は一流企業にはほとんどいませんし、相手からしても、自分と同じ会社に入社しているわけですから身元も安心です」

確かに取引先からセクハラ呼ばわりされたら、出世もおぼつかない。

milktea-yさんも「やはり質問者様も大手に就職すべきでしょうね」と同意見だが、さらに踏み込んだ検討をしている。優秀な男性は「優秀な女性」と結婚したがるというのだ。

仮に大手に就職したとしても、そこで自分の能力を発揮できなければ「優秀」とは認められない。とすれば、「仕事内容などなんでもいい」ということはできず、興味を持てない会社に無理に入ることは勧められないという。

「大手に就職しても、そこで自身の能力を発揮できなければ、これもまた優秀とは言えません。質問者様の能力を最大限に活かせる大手の企業を探してみてはいかがでしょう」

会社に「結婚相手探し」をしにくる女性がいるなんて、信じられないと思う人もいるかもしれない。しかし高度成長期には、会社が若い女性を「男性社員のお嫁さん候補」として定期的に採用することもあったようだ。

もしかすると今年の新入社員の中にも、そんな目で社内の男性たちを値踏みしている女性がいるのかもしれない。