「ブラック」なのは中村紀洋か中畑監督か? 登録抹消にコメント殺到1500件 2014年5月8日 今日の口コミ&年収 ツイート 横浜DeNAベイスターズの中村紀洋内野手(41)が5月7日、自身のフェイスブックに出場選手登録を抹消された理由を書き、話題になっている。 中村選手の言い分では、6日の巨人戦で打順が回ってきた際、「場面によっては走者を動かさず、打撃に集中させてほしい」とコーチに相談したことが「監督批判」と取られ、登録抹消に至ったというのだ。 「上司の愚痴をネットで」に批判も この試合で、中村選手には4回打席が回ってきた。そのうち走者がいた第1打席は、2死1塁から走者が盗塁を成功させ、中村選手は四球を選びチャンスを広げた。第4打席は無死1塁で走者は動かなかったが、併殺打に倒れている。 中畑監督はこの登録抹消について、「チーム方針に従わない言動があった。(抹消は)懲罰的な部分がある」と説明しているそうだ。 ただ、中村選手としては開幕から必死に2軍で調整してきて、4月18日にやっと這い上がれた1軍。良い結果を出すために必死だったのかもしれない。 「今回の行為が『批判』と映ったならば寂しいことですし、自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています。勝つために1軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…」 と、登録抹消に複雑な心境を吐露している。 このフェイスブックの書き込みに、ファンからは約1500件のコメントが寄せられた。「まだまだノリさんのプレーが見たい!」「ノリさんの力が必要だよ!」と擁護するコメントも多いが、フェイスブックで文句を書いてしまう行為を「社会人としてどうか」と問題視するコメントもある。 「会社の上司の指示の愚痴をネットでいう。ゆとりですか?」 「自分の行動が問題ないと思っていることが問題ありと気付かない中年は痛いと思いますけど。普通の社会なら窓際ね窓際」 「あなたはいわばベイスターズという『会社』の社員です。これは上司の決定に反論しているのと同じです。そういう意見はコーチクラスになってから言いましょう。あなたは甘い」 「何で走るんだ!」発言で2軍落ちの前科 中村選手には、以前から「協調性」に問題があると指摘する声があった。2010年、楽天イーグルスで129試合に出場し、打率.2割6分6厘の成績を残したのにも関わらず戦力外通告を受けた理由として、パワハラ発言を繰り返したからだという報道もある。 横浜に移籍した2012年にも、自分の打席で盗塁した同僚選手に「何で走るんだ!」と激怒し、2軍落ちを経験した。ただ、その際には中畑監督から直接厳しい注意をされたということだ。 しかし今回は、中村選手の言い分からすると、監督からの直接の説明や対話は一度もないようで、これを問題視するコメントもある。 「仰木監督や梨田監督だったらどうしたでしょう。きっと中村さんを呼び出して『ノリの気持ちもわかるが。。。』と、直接対話を持とうとされたでしょう。それが名将というものです」 中畑監督としては、「ノリには前科がある」という怒りがあったのかもしれない。一方、中畑監督のマネジメント姿勢に対し、他の選手から批判があがったこともある。 2014年3月に開催されたトークイベントでのヒトコマだ。エキレビ!によると、石川雄洋内野手は「監督の言動に疑問がある?」という問いに、「◯」と回答した。その理由を司会の佐々木主浩・元投手に聞かれると「あのー、去年いろいろありまして…」と言葉を濁した。 「ファームへ行け!」は中畑監督のパワハラか その心情を、佐々木元投手が代弁する。 「去年だよな? カメラ回している時に『ファームに行け!』って言ってきたの。あれはないよな。そんなところを撮られて、DVDで発売されるって可哀想だよ。俺なら暴れてるよ」 撮影が監督主導で行われたものかは分からないが、発売されたDVD(「ダグアウトの向こう2013」)には、石川選手が監督室に呼びつけられ、2軍落ちを通告される様子が映っている。 プライドを持ってプレーする選手としては、そうした「公開処刑」は許しがたいものがあるのだろう。今回の中村選手の「2軍落ち」も、パワハラのように受け取られたのかもしれない。 野村克也元監督は2012年に中畑監督を「彼は気力ばかりを問題にしている。精神面(だけ)を問題にするようじゃ最下位だよ」と批判している。戦力が不足している面もあるが、その言葉を象徴するように横浜は中畑監督就任後も6位、5位と低迷中だ。 2014年も5月8日現在、10勝21敗で最下位に沈んでいる。果たして、今回の登録抹消劇が起爆剤となるか、それとも…。 あわせてよみたい:マー君と「日本のブラック企業体質」
「ブラック」なのは中村紀洋か中畑監督か? 登録抹消にコメント殺到1500件
横浜DeNAベイスターズの中村紀洋内野手(41)が5月7日、自身のフェイスブックに出場選手登録を抹消された理由を書き、話題になっている。
中村選手の言い分では、6日の巨人戦で打順が回ってきた際、「場面によっては走者を動かさず、打撃に集中させてほしい」とコーチに相談したことが「監督批判」と取られ、登録抹消に至ったというのだ。
「上司の愚痴をネットで」に批判も
この試合で、中村選手には4回打席が回ってきた。そのうち走者がいた第1打席は、2死1塁から走者が盗塁を成功させ、中村選手は四球を選びチャンスを広げた。第4打席は無死1塁で走者は動かなかったが、併殺打に倒れている。
中畑監督はこの登録抹消について、「チーム方針に従わない言動があった。(抹消は)懲罰的な部分がある」と説明しているそうだ。
ただ、中村選手としては開幕から必死に2軍で調整してきて、4月18日にやっと這い上がれた1軍。良い結果を出すために必死だったのかもしれない。
と、登録抹消に複雑な心境を吐露している。
このフェイスブックの書き込みに、ファンからは約1500件のコメントが寄せられた。「まだまだノリさんのプレーが見たい!」「ノリさんの力が必要だよ!」と擁護するコメントも多いが、フェイスブックで文句を書いてしまう行為を「社会人としてどうか」と問題視するコメントもある。
「何で走るんだ!」発言で2軍落ちの前科
中村選手には、以前から「協調性」に問題があると指摘する声があった。2010年、楽天イーグルスで129試合に出場し、打率.2割6分6厘の成績を残したのにも関わらず戦力外通告を受けた理由として、パワハラ発言を繰り返したからだという報道もある。
横浜に移籍した2012年にも、自分の打席で盗塁した同僚選手に「何で走るんだ!」と激怒し、2軍落ちを経験した。ただ、その際には中畑監督から直接厳しい注意をされたということだ。
しかし今回は、中村選手の言い分からすると、監督からの直接の説明や対話は一度もないようで、これを問題視するコメントもある。
中畑監督としては、「ノリには前科がある」という怒りがあったのかもしれない。一方、中畑監督のマネジメント姿勢に対し、他の選手から批判があがったこともある。
2014年3月に開催されたトークイベントでのヒトコマだ。エキレビ!によると、石川雄洋内野手は「監督の言動に疑問がある?」という問いに、「◯」と回答した。その理由を司会の佐々木主浩・元投手に聞かれると「あのー、去年いろいろありまして…」と言葉を濁した。
「ファームへ行け!」は中畑監督のパワハラか
その心情を、佐々木元投手が代弁する。
撮影が監督主導で行われたものかは分からないが、発売されたDVD(「ダグアウトの向こう2013」)には、石川選手が監督室に呼びつけられ、2軍落ちを通告される様子が映っている。
プライドを持ってプレーする選手としては、そうした「公開処刑」は許しがたいものがあるのだろう。今回の中村選手の「2軍落ち」も、パワハラのように受け取られたのかもしれない。
野村克也元監督は2012年に中畑監督を「彼は気力ばかりを問題にしている。精神面(だけ)を問題にするようじゃ最下位だよ」と批判している。戦力が不足している面もあるが、その言葉を象徴するように横浜は中畑監督就任後も6位、5位と低迷中だ。
2014年も5月8日現在、10勝21敗で最下位に沈んでいる。果たして、今回の登録抹消劇が起爆剤となるか、それとも…。
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