「しなきゃよかった!!」 私の転職失敗談(外資への転職編) 2012年10月5日 キャリコネ調査班 ツイート 今や2人に1人は転職を考えていると言われる「大転職時代」。 給与アップ、キャリアアップを狙って会社を変わりたい。不況の影響で、大企業や勢いのあるベンチャーに勤めていても、状況が一夜にして変わり、経営危機や倒産に追い込まれる不安がある。転職の理由はさまざまだ。 しかし、転職では成功する人もいれば、思い通りにはならなかった人もいる。成功したと思って転職した会社でも、いざ勤めてみると、「こんなはずじゃなかった…」と感じる人も多い。 今回、キャリコネ編集部では、そんな転職に失敗した人々を取材。記事では、外資企業への転職と、国内・外資大手企業から別の会社に転職し失敗した人たちの話を2回にわたって紹介する。1回目は外資系企業への転職失敗談だ。 ◇ 転職場所を間違えて自分の首を絞めることに まずは、国内大手製薬メーカーから外資系医薬品メーカーに転職したKさん(男性、30代後半)の話からだ。 Kさんは転職前の会社では医薬品の営業担当でマネージャーとして勤務。病院などに点滴などの医薬品を販売していた。Kさんは頑張り屋で社内では4年間連続で売り上げトップを獲得してきた。 しかし、Kさんには不安もあった。それは扱う商品の特許切れだった。会社の商品は発売から20年以上も経った既存の医薬品などが中心。新薬開発への投資はほとんどなかったからだ。また、販売先である病院などとのパイプも他社と比べて細かった。 Kさんが30代の半ばになった頃、不安が現実味を帯び始める。担当する医薬品の特許切れが迫ってきたのだ。
「しなきゃよかった!!」 私の転職失敗談(外資への転職編)
今や2人に1人は転職を考えていると言われる「大転職時代」。
給与アップ、キャリアアップを狙って会社を変わりたい。不況の影響で、大企業や勢いのあるベンチャーに勤めていても、状況が一夜にして変わり、経営危機や倒産に追い込まれる不安がある。転職の理由はさまざまだ。
しかし、転職では成功する人もいれば、思い通りにはならなかった人もいる。成功したと思って転職した会社でも、いざ勤めてみると、「こんなはずじゃなかった…」と感じる人も多い。
今回、キャリコネ編集部では、そんな転職に失敗した人々を取材。記事では、外資企業への転職と、国内・外資大手企業から別の会社に転職し失敗した人たちの話を2回にわたって紹介する。1回目は外資系企業への転職失敗談だ。
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転職場所を間違えて自分の首を絞めることに
まずは、国内大手製薬メーカーから外資系医薬品メーカーに転職したKさん(男性、30代後半)の話からだ。
Kさんは転職前の会社では医薬品の営業担当でマネージャーとして勤務。病院などに点滴などの医薬品を販売していた。Kさんは頑張り屋で社内では4年間連続で売り上げトップを獲得してきた。
しかし、Kさんには不安もあった。それは扱う商品の特許切れだった。会社の商品は発売から20年以上も経った既存の医薬品などが中心。新薬開発への投資はほとんどなかったからだ。また、販売先である病院などとのパイプも他社と比べて細かった。
Kさんが30代の半ばになった頃、不安が現実味を帯び始める。担当する医薬品の特許切れが迫ってきたのだ。