アイドルという仕事は「自発的に行動する力」を失わせる? 元カントリー娘。のブログが物議 2014年4月23日 キャリコネ調査班 ツイート ハロプロのアイドルグループ「カントリー娘。」にメンバーとして在籍していた元アイドルのコラムニスト、斎藤美海さん(27)のブログが物議を醸している。 斎藤さんは2003年にカントリー娘。に加入。「みうな」として里田まいさん(30)らとともにグループの一翼を担い、2007年にグループを卒業。現在、コラムニストやカンセラーとして活動している。 3月下旬に投稿したブログのタイトルは、「アイドルをやって失ったもの」。斎藤さんはアイドルとして活動する中で、大事な「力」を失ってしまった、という内容だ。 「自分で考えろよ!」と怒られるも原因がわからない 斎藤さんによれば、アイドルになるとステージから歌、ダンスに至るまで「大人たち」が用意してくれるという。与えられたものを上手にこなすほど評価されるので、 「自発的に考えて行動していく力とか、アイドルには必要じゃないんですよね。その能力はないほうが仕事としてはいいって感じ」 アイドルを辞めて普通の社会人で活動した当初も、それが「常識」だったので、「自分で考えろよ!」と怒られても、理由が分からなかった。今でもアイドル時代の「後遺症」に悩まされており、「ゼロから、社会人学び直しだなーって思っています」ということだ。 いわゆるアーティストとアイドルの違いは、自分なりの強い考えを持って活動しているか否かと言われることもある。斎藤さんの書いていることも、そうした見方に則ったものなのかもしれない。しかしネットでは、 「そんな考え方しかできないから、アイドルとして大成できなかったのでは。頭角表す子は皆自分の頭使ってる」 「与えられたものに満足せずに自ら道を開いた人が近くにいたと思うのだが」 などと厳しい見方が多い。アイドルといえども受け身で仕事をするだけではなく、自分で考えてやるのが当たり前だというのだ。 「干されメン」からリーダーに成り上がった道重さゆみ アイドルに詳しいライターのロベルト麻生氏も、試行錯誤を経て成功を掴んだモーニング娘。’14の現リーダー、道重さゆみさん(24)をあげ、斎藤さんをたしなめる。 「アイドルは自発的に考えて行動しないなんて、残念ながら売れない子の言い訳でしかない。後列の干されメンから、カリスマリーダーに上り詰めた道重さんを見てください。ただ与えられた仕事を言われた通りにやっていただけだったら、彼女はこうはならなかったはずです」 道重さんは13歳でモーニング娘。に加入するも、歌が「致命的に下手だった」(麻生氏)ため長い間グループで干され状態だった。しかし17歳のときに、地方のラジオ局で自身の単独番組を持ったことをきっかけに、少しずつトークの腕を磨き、数年後にはテレビのバラエティ番組に進出した。 道重さんは不慣れな番組出演のたびに、反省点をノートに書き込んで試行錯誤を繰り返したという。そうした努力の結果、「毒舌ぶりっ子キャラ」として一般にも広く名前が知られるようになる。 そして2012年、遂にグループのリーダーに就任。新生モーニング娘。のブレイクの立役者となり、2014年4月発売のシングル『時空を超え 宇宙を超え』で、グループ初となる5作連続のオリコン1位を獲得した。 なお、斎藤さんと同じカントリー娘。の里田まいさんも、バラエティで「おバカタレント」としてブレイク。野球界のエース、田中将大選手の妻として大リーグ挑戦を支えている。麻生氏は、 「みうなは元々不思議ちゃんで、アイドルとしてはイマイチでしたが、最近は起業を目指して色々活動しているようです。アイドル時代の経験を糧に頑張ってもらいたいものですね」 とエールを送っている。 あわせて読みたい:アイドルヲタは就活に強い?
アイドルという仕事は「自発的に行動する力」を失わせる? 元カントリー娘。のブログが物議
ハロプロのアイドルグループ「カントリー娘。」にメンバーとして在籍していた元アイドルのコラムニスト、斎藤美海さん(27)のブログが物議を醸している。
斎藤さんは2003年にカントリー娘。に加入。「みうな」として里田まいさん(30)らとともにグループの一翼を担い、2007年にグループを卒業。現在、コラムニストやカンセラーとして活動している。
3月下旬に投稿したブログのタイトルは、「アイドルをやって失ったもの」。斎藤さんはアイドルとして活動する中で、大事な「力」を失ってしまった、という内容だ。
「自分で考えろよ!」と怒られるも原因がわからない
斎藤さんによれば、アイドルになるとステージから歌、ダンスに至るまで「大人たち」が用意してくれるという。与えられたものを上手にこなすほど評価されるので、
アイドルを辞めて普通の社会人で活動した当初も、それが「常識」だったので、「自分で考えろよ!」と怒られても、理由が分からなかった。今でもアイドル時代の「後遺症」に悩まされており、「ゼロから、社会人学び直しだなーって思っています」ということだ。
いわゆるアーティストとアイドルの違いは、自分なりの強い考えを持って活動しているか否かと言われることもある。斎藤さんの書いていることも、そうした見方に則ったものなのかもしれない。しかしネットでは、
などと厳しい見方が多い。アイドルといえども受け身で仕事をするだけではなく、自分で考えてやるのが当たり前だというのだ。
「干されメン」からリーダーに成り上がった道重さゆみ
アイドルに詳しいライターのロベルト麻生氏も、試行錯誤を経て成功を掴んだモーニング娘。’14の現リーダー、道重さゆみさん(24)をあげ、斎藤さんをたしなめる。
道重さんは13歳でモーニング娘。に加入するも、歌が「致命的に下手だった」(麻生氏)ため長い間グループで干され状態だった。しかし17歳のときに、地方のラジオ局で自身の単独番組を持ったことをきっかけに、少しずつトークの腕を磨き、数年後にはテレビのバラエティ番組に進出した。
道重さんは不慣れな番組出演のたびに、反省点をノートに書き込んで試行錯誤を繰り返したという。そうした努力の結果、「毒舌ぶりっ子キャラ」として一般にも広く名前が知られるようになる。
そして2012年、遂にグループのリーダーに就任。新生モーニング娘。のブレイクの立役者となり、2014年4月発売のシングル『時空を超え 宇宙を超え』で、グループ初となる5作連続のオリコン1位を獲得した。
なお、斎藤さんと同じカントリー娘。の里田まいさんも、バラエティで「おバカタレント」としてブレイク。野球界のエース、田中将大選手の妻として大リーグ挑戦を支えている。麻生氏は、
とエールを送っている。
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